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ポリ酢酸ビニルからのポリビニルアルコールの合成
ポリ酢酸ビニルを加水分解(けん化)して、ポリビニルアルコールを合成したら重合度が原料のポリ酢酸ビニルよりも低下してしまいました。これは一般によくあることらしいのですが理由がわかりません。ポリビニルアルコールの一部が水に溶け出したのでしょうか?どなたかご助力お願いします。
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ポリ酢酸ビニルの構造は (-CH2-CH-)_n l OCOCH3 (nは下つきです) ですが、この OCOCH3のメチルの部分にラジカルが生じることがあります。(というか生じてしまいます) つまりOCOCH2・ となってここからも成長が始まってしまいます。 すると (-CH2-CH-)_n l OCOCH2(-CH2-CH-)_n' l OCOCH3 などという構造になります。(こう書いてしまうとすべてのOCOCH3がほかの酢酸ビニルと反応してしまうみたいに見えますね・・・。実際はどうなのかよく自分も分かりませんが) まぁそれはともかく・・・。 これが酢酸ビニルの実際の構造です。つまりこれをけんかすると (-CH2-CH-)_n l OH と HOOC-CH2(-CH2-CH-)_n' l OH になります。 このようになるためポリビニルアルコールの重合度が減少します。 ・・・なんか分かりにくい説明ですいません。
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- htms42
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#1です。 #2のご回答は重合度の低下の説明になっていると思います。私の回答はヒントしか書いていない不十分なものです。
- syu-chem
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すいません、投稿してから気づきました。 自分のNo.2の回答はhtms42さんがすでにお答えになられてましたね。 よく見てませんでした。申し訳ありません。
- htms42
- ベストアンサー率47% (1120/2361)
重合度が低下したということですから長さの短い鎖の割合が増えたということです。一部が水に溶け出したのであれば長い鎖の方が溶けやすいという事がなければうまく合いません。でも素朴に考えると鎖の短い方が溶けやすいと思いますが。
お礼
回答ありがとうございます。一部が水に溶け出したのなら、そのような条件も考えなければいけませんよね。 他の可能性として何かあるでしょうか?
お礼
詳しい回答ありがとうございます。本当に感謝しています。