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触媒毒に関する質問です。
触媒毒に関する質問です。 学生実験で、ゼオライトを触媒としてクメンのクラッキングを行いました。 触媒の温度を上げたときのほうが キノリンの被毒の程度が小さくなったのですが これはなぜでしょうか。 本を探したところ、温度が高いほど、 キノリンの吸着平衡定数が小さくなるためと書いてあったのですが 高温だと吸着平衡定数が小さくなる理由がわかりませんでした。 よろしくお願いいたします。
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キノリンの吸着量が減ったので触媒の活性がよくなった、という説明の当否は存じませんが、吸着が温度が上がると減るのはその通りです。即ち吸着は発熱反応なので温度があがると平衡移動の法則により吸熱の方、つまり脱離するほうに向かいます。定性的には以下のようになります。定温定圧変化において ΔG=ΔH-TΔS の関係をご存知だと思います。吸着がおこれば分子の動きは著しく制限されるのでΔS<0です。それでも反応が行くにはΔG<0であることが必要です。 そのためにはΔH<0になっているはずです。よって発熱なのです。
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