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モネと浮世絵 色彩について

印象派の画家であるモネがジャポニスムから受けた影響として鮮明な色彩、陰影やグラデーションがない、などを文献で見ますがそれがどう作品に生かされているのですか?

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回答No.2

こんにちは。 面白いサイトを見つけましたので、よろしかったらご参考になさって下さい。 http://nga.gov.au/MonetJapan/Default.cfm?Mnu=1&RelateMnu=1 各項目ごとにGOボタンを押すと、浮世絵との対比が出来ます。 色々と試して、ご自身なりの発見をなさってみてください。 浮世絵のほうにもきちんとした解説が載っていますよ。 ご指摘の鮮明な色彩や陰影のみならず、 従来の西洋絵画には見られなかった構図、 たとえば、アシンメトリな斬新さや、前景からの切り取り効果を狙った大胆さを、 モネが非常に好んで取り入れているのが良くわかるかと思います。 かつて、セザンヌは彼をこう評しました。 『モネは一つの目に過ぎない。しかしそれは素晴らしい目だ。」 モネは、ジャポニスム/日本の浮世絵にふれたことにより、 作り物の世界ではない≪あるがままの自然な印象≫を、 より一層そして確信的に、生涯追い求めることになったのではないでしょうか。

  • go9r-a92
  • ベストアンサー率87% (7/8)
回答No.1

印象派以前の画家の作品とモネなどの印象派の作品を見比べればよく分かります。特に陰の部分はそれまでは黒、茶褐色系の薄い絵の具を塗り重ねて表現していましたが、印象派の頃からは陰の中にも明るい色彩を求めて表現しています。浮世絵などは版画のため、陰の表現は単純化され奥行きもそれほど表現されていません。そのこと自体もヨーロッパの人々は新鮮な表現と感じたのだと思います。

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