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急性骨髄性白血病の骨髄外病変について
はじめまして。 今、大学3回生の看護学生です。 今、急性骨髄性白血病の骨髄外病変について勉強していたのですが、 教科書や参考書を頑張って調べても、 白血病細胞が血管外に出て、さまざまな臓器に浸潤し、肝臓や脾臓が大きくなったり、リンパ節が腫脹したり、歯肉の腫れることがある。 や、浸潤先で増殖し緑色腫を形成するなどといった症状しか記されていません。 私は、白血病細胞が浸潤すると何故、上記のような事がおきるのかという機序を知りたいと思っています。 その機序を元に患者さんに根拠あるケアを行っていきたいと考えています。 自分で調べるのにも限界がきています。 どうか、お力をお貸し下さい・・・・。 よろしくお願いします。
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- 1539anti
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すいません。No2です。 歯肉の件について記入していなかったので付け足します。 白血病細胞が血管外に出て、さまざまな臓器に浸潤し、肝臓や脾臓が大きくなったり、リンパ節が腫脹したり、歯肉の腫れることがある。 AMLが浸潤したから歯肉が腫れるという解釈でしょうか? むしろこう考えてください。ひとの口から肛門にかけての一連の管は人の体で唯一菌を飼っている場所です。常在菌とか中には善玉菌とか色々いますよね。 血液疾患の患者ではこの菌すらも人を害すのです。抵抗力が無いからです。普通は自分で殺せる菌も殺せないし利用できないので悪さをします。 歯肉はその一つです。つまり歯肉で菌が繁殖してしまっているわけです。酷いとドナルドダックのくちばしのように唇が腫れあがります。そうなると食欲はあっても口が痛いので食べられないのです。狂犬病の犬のようによだれを垂れ流したりもします。これも口が痛くて唾を嚥下出来ないからです。 胃腸に至っても、肛門にいたっても同じように問題が起きます。菌がいますからね。酷い下痢だったり、痔があると酷いとこぶし位に腫れあがり座れません。食べたいものも勿論制限されます。刺身とか生ものはかなり難しくなります。 こういう患者は学生には持たせません、病態が難しいので。でも、悪くなるとこうなるから感染予防が必要だと理解するのに一番いいと思ったので書きました。今までの感覚というか普通の感覚ではナメてかかることになります。 感染予防をこれでプランが書けますよね。メンタル面のフォローもこれからも書けますよね。
- 1539anti
- ベストアンサー率48% (23/47)
血液は面白いですよ。ただ、全身性の疾患になるので他の臓器一点から始まる癌より難しくなりますね。 大学3年生で書いている内容をみると初めて勉強するのかと思うので、平たく簡単に書きます。 AMLは急速に骨髄で作られる血液を癌化させます。それが全身に回ります。血液はあなたの体のどこ(爪や髪など以外)を切っても出てきますよね。ということは、体の細胞の全てが癌化する恐れがあるということです。 肝臓や脾臓・リンパなどは血のたまり場ですので、たくさんの血液を使用する場所でそれのほとんどが癌細胞であったら肥大してくると思いませんか?まともな血液が必要だから癌細胞と正常の分で大きくなるとも、癌化してくる過程で腫れてしまうともいえます。癌細胞が血液に乗って全身に回り、どこかでとどまってそこで癌として成長し始める(他の細胞も巻き込んで)と考えてください。 まずは臓器のパーツより血液の仕組みや仕事を理解してください。WBC,RBC,PLTの仕事を細かく理解して下さい。簡単にWBCと書いていますが、血液科の検査データをみるとわかると思いますが、さらに細かく分類されていますよ。なぜそれが必要なのか?ふつうはそこまで出しません。そこを考えてみてください。 まずはあなたの患者さんのAMLの悪さを知るために検査データを見てください。WBCの数は?PLTの数は?RBCの数は?いくつですか?またWBCの中の小分類のこうもくでblastとというのがあるはずです。%で出されています。簡単に言うとWBCの中の癌細胞の比率です。なのでこれが高いと、殆どが癌ということになります。そうすると必然的に抵抗力がないので感染予防が必要だとか、貧血で傾向でかつ出血傾向が強いので転倒注意だとか、出血傾向が強いので傷口の確認が必要だしそこから感染させないようにしないといけないなどの問題が上がります。これでプランが出来ますよね。 あとは治療内容です。chemoは何のコースを何回やっていますか?使っている抗がん剤の勉強をしましょう。これでプランが一つ以上出来ますよね。検査があるならそれも勉強しましょう。BMAなどははいってますか? あとは、メンタル面です。ムンテラは本人にはどう伝わっていますか?どう説明され本人はどう理解していて、どうしていきたいと考えているのか?これを知るとこれでプランが一つ以上は書けますよね。 こんな感じで進めていったらいいのではないでしょうか?
- 5475jifu
- ベストアンサー率25% (21/82)
正常白血球であっても、数が急激に増えると(健常人ドナーへのG-CSF投与)、たとえば骨髄内だと内圧が上昇して痛みの原因になります。 http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/10211/1/AA11820056-37-22-yasuno.pdf より科学的な根拠に基づく正確な機序は分かりませんが(白血病細胞の出す液性因子とかもあるかもしれませんが)、試験問題に解答するのならともかく、患者さんへのケアということなら「本来その場所になくてもいい細胞が増えているから」ぐらいで充分では? (evidence based careを追求する必要はないと思います。)
お礼
お返事遅くなり申し訳ありませんでした。 ありがとうございます。 大変参考になりました。
お礼
お返事が遅くなり申し訳ありません。 回答ありがとうございました。 疾患について理解しようとすればするほど わからない事が多すぎてパニックになってしまいます。 でも、患者さんにとって疾患を理解して看護につなげる事ほど 重要な事はないですよね。 本当にありがとうございました。