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手当の支給制限、施設の入居制限
脳性マヒ(四肢障害と中度の知的障害)の姪のことでお伺いします。 母子家庭だった母親(夫の姉)が死亡したので、脳性マヒの姪(27歳)を私たち叔父夫婦が一時的に引き取りました。 私たちも還暦を迎える年齢でいつまでも姪の介護は出来ませんし、何より夫と姪の折り合いが悪いので、姪を生涯暮らせる施設に入居させようと考えています。 費用は障害者年金と生活保護でまかなえると聞いたことがあるのですが、母親が遺したものを整理したら多額ではありませんが貯蓄と不動産が彼女名義で残りました。半端な額の遺産です。 手当の支給制限や施設への入居制限が生じることはありますか?
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姪っ子さんが受給している障害年金は、 おそらく「20歳前障害による障害基礎年金」ではないでしょうか。 年金受給者が持っている年金証書に年金コード番号が印字されますが、 この番号が「6350」であれば、該当しています。 この障害年金だとすると、所得制限が生じます。 障害者本人の前年1年間の課税所得が一定の限度額を超えてしまうと、 その年の8月分から翌年7月分までの障害年金が、 全部または2分の1、支給停止になってしまうのです。 (意外と知らない方が多いようです。) このため、障害者本人に一時的な所得が生じた場合には、 上記の点に注意していただき、 その所得が課税所得であるか否かを確認することが必要です。 相続・遺贈・贈与による所得であるならば、非課税所得です。 しかし、障害者本人の貯蓄や不動産所得は課税対象の所得ですから、 その所得の額次第では、支給停止になってしまう場合もあります。 詳しい内容については、 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3463628.html の 回答 No.3 や、 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3711052.html の 回答 No.1 で、 既に記されていますので、よろしければご参照下さい。 一方、施設入所(障害者自立支援法による)に関してですが、 障害者自立支援法において、利用者負担の軽減の可否を判断するため、 平成21年7月以前には、資産要件がありました。 一定の額以上の資産・預貯金を持つと利用者負担が軽減されない、と いう問題があったのです。 この資産要件は、平成21年7月以降は撤廃されており、 現在、資産や預貯金の多寡によって左右されることはありません。 入所制限が生じることもありません。 但し、市民税課税状況や収入状況(年金収入を含む)によって、 その利用者負担額の区分が変わりますので、 詳細は http://www.shakyo.or.jp/pdf/pamphlet.pdf などの 障害者自立支援法に関するパンフレットをごらん下さい。
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- kurikuri_maroon
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> 金銭管理や社会生活における諸々の手続き等 > どこかに委託する機関はあるのでしょうか? 日常生活自立支援事業(旧:地域福祉権利擁護事業)というものが ありますので、これを利用するのが1つの方法です。 お住まいの地域の社会福祉協議会(役所や福祉課のことではない)が、 この事業を利用する場合の窓口です。 http://www.winc.or.jp/seikatsujiritsushien.html を参考に なさってみて下さい。 (いずれの都道府県であっても、内容は同様です。) もう1つは、成年後見制度の利用です。 ( http://www.legal-support.or.jp/support/ ) これは、いわゆる旧・禁治産者のような扱いにしてもらって、 障害者の権利(財産に関する権利等)をしかるべき人(弁護士等)に 管理してもらうものです。 成年後見制度は、その内容がきわめて高度なため、 詳しくは http://www.legal-support.or.jp/ にある リーガルサポートセンターに相談なさってみると良いと思います。 いずれにしても、これらの制度の利用を早急に考えてゆかないと、 知的障害や精神障害を持つ人は、正直、その経済生活は困難です。
お礼
またまた早々のご回答ありがとうございます。 姪は現在、1年ぶりの里帰りで、故郷の施設にショートスティをしているのですが、 その施設の担当の方が、長期(生涯)入所の申し込み手続きのお手伝いをしてくださることになりましたので、 併せて相談してみようと思います。 姪が我が家に来た当初は、 自宅の改修が終わっておりませんでしたので「排便」の世話から始まりまして、 今はショートスティ中でちょっと安息の日々ですが、 姪本人が自宅に居ても居なくても、やることが結構多くなかなか大変です(泣) 今まで縁の無かった世界で基礎知識に乏しいので、振り回されている感じです。勉強します。 ありがとうございました。
お礼
早速、丁寧な回答ありがとうございます。 彼女の所有している貯蓄と不動産は相続によるものなので、障害年金が減額になることはないと考えて良いようですね。 施設入所も問題なさそうで安心しました。 ところで、叔父に姪の扶養義務はないが、 金銭管理や社会生活における諸々の手続き等はやってもらわないと(知的能力的に本人には無理)…と福祉課から言われましたが いずれは、扶養やそういった責任も全て拒否(放棄)したいとも考えています。 そうした場合、どこかに委託する機関はあるのでしょうか? 質問が変わってしまいましたがご存知でしたらお願いします。