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学者ってどういう職業なのですか?
例えば「弁護士」や「医師」だと、国家資格を取得してからバッチなり医師免許が与えられ正式に働けると思うのですが、「学者」というのは、どういう区分になるのでしょうか。教員なのか、国立大学の場合は公務員なのか、またいつから学者を名乗れるのか、仕事はどんな事をして誰からお給料を貰っているのか、誰の役に立っているのかなど、解らないことだらけです。
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大学には様々な肩書きを持った人たちがいます。 「教授」「助教授」「講師」「助手」「ポスドク」「研究生」「大学院生」「学生」「聴講生」などなど。 どこからどこまでを「学者」あるいは「研究者」と認めるか、難しいところですね。以下、国立大学の場合です。 定期的にお給料がもらえるのは、「教授」~「助手」です。国立大学では国家公務員ですので、給与の額も他の公務員と大して変わりません(文部科学省から支給されてます)。自分が書いた本が売れればその分印税が入りますが。あとは、講義1コマにつきいくら?みたいな手当てもついてるのかな?(自信なし) 「ポスドク」「大学院生」については、TA(ティーチングアシスタント=学生実験の補助など)をすればその分バイト代が出ます(文部科学省より支給)が、微々たるものです。コンビニのバイトの方がよっぽど稼げると思いますが、研究をしていると他に割ける時間的余裕がないのが実情だと思います。TAも貴重な収入源、ということになるでしょうか。 ちなみに私が「研究者」だと思うのは、博士課程の大学院生以上かなあ。修士課程までは身近すぎて、学生の延長のようにしか思えません(^^; 論文の数も全然違いますし(修士課程は修士論文のみ、博士課程は海外も含めた様々な学会誌に論文を投稿して掲載されないと博士号取得が認められません)。 と、こんなところです。
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- wildstrawberry
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ちょっと違うかもしれませんが、 私の旦那(外国籍)は、アメリカで化学者をしています。 普段は大学の教授で、週に何度か授業をしたりしていますが、 他にも化学関係の会社のコンサルタントの仕事をしたり、 後は、日本はあまり化学の分野が得意ではないみたいなので、 政府を通して研究所で研究をしたりしていました。 そういう時はおそらく「日本政府」からお金をもらっていたんじゃないかと思います。 色々計算した結果をレポートにまとめたりして、 期限までに提出したらお金がもらえるって感じです。 アメリカでは博士号を持っている人は、 それほど腐るほどいるらしいし、 教授も3段階に分かれていて、 アシスタント、アソシエート、 そして本物の(←すみません、呼び名を忘れました)教授、といった感じで、 本物の教授はその大学で終身雇用されますが、 その他は何年単位の契約だし、 授業内容より論文の評価で昇進が決まるので、 生き残りが厳しいらしいです。 プリンストン大学はまさに「サバイバル」。 おまけにどこの大学をでたか、も重要らしいです。 アメリカも学歴社会なんですね…。 ちなみに旦那は、公立大学の教授なので、 びっくりするほどの給料はもらっていません。 契約の際はまさに「ネゴシエート」して、 給料額を決めるらしいです。
- apple-man
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>「学者」というのは、どういう区分になるのでしょうか。 私、小学生のとき、科学者になりたいと思ったの ですが、やはりあなたと同じような疑問に行き着きまして しばらく釈然としませんでした。 高校になって、自分のやりたいことは、どうも物理学者 らしいと分かり始めたのですが、それでもやはり はっきりしませんでした。 というのは、例えば物理学者アイザック・ニュートン なんて、名前は結構有名だと思いますが、収入は? と考えると、よく分かりませんよね。 >またいつから学者を名乗れるのか、 学者と同様に曖昧な言葉に、研究者または研究員 というのもあると思います。 何か研究していれば研究者?なのか 小学生が夏休みにひまわりの生長の研究したら もう研究者? たぶん違うでしょう。 諸外国のことも考慮して考えると、 学者と言えるのは、その分野のトップクラス の研究者または研究員、と定義できるとと思います。 そして、研究者または研究員とは、最低限その専門分野で博士号を取得、若しくはそれと同レベルの 研究をして、内外に通用する論文を書いている人 といえるでしょう。 つまり何かについてよく知っていても、他人の書いた 本を参考、参照しているようではだめで、その分野の 他の人が参照するような本を書いている人と言えると 思います。 ニュートン、アインシュタイン、・・・皆さん その基準を満たした学者ですね。 ノーベル化学賞を受賞した田中さんは、ちょっと 微妙なところですね。研究はしているけど、学者でもなく 研究員でもないというと、一般的な感覚からわかり にくいと思いますが、それは独自なことを やらず、機械を操作しているのが主な作業という ことでオペレーターと言われたり、既存の理論を 技術面を発展させているだけということで、技術者 と言われます。 田中さんの場合、社内でどうゆう名称の職にあった か分かりませんが、技術者という分類に入るのでは ないでしょうか? また技術は理論を伴いますが、それもない場合、 技能と呼ばれ、技能を持つ人は技能職とか作業員、 職人と呼ばれます。 >、仕事はどんな事をして誰からお給料を貰っているのか、誰の役に立っているのかなど、 大概は大手企業の研究室とか、大学や国立の研究所 の研究室にいて、会社や大学、国からお金、研究費 を貰って働いていますが、会社にいて、労働階級的 にはサラリーマンという位置にいても、学者と呼ばれる人はその分野のトップクラスですから、社内の地位 に関係なく、一般企業から国立の研究室などを 渡り歩くことができます。 因みに、私は20世紀の近代物理学者の地位に ついて理解できたきっかけは、リチャード・ファインマンというアメリカの物理学者の自叙伝、 「ご冗談でしょう ファインマンさん」という 本を読んだことでした。 ファインマンはカルフォルニア工科大学の大学院 を卒業しますが、最初はメーカーで働く1技術者 だった。今ではファインマン物理学全集という本で 有名な物理学者として名前を残しています。 彼の本を読むと、物理学という専門分野を通じて 彼が学者になっていく道のりがわかると思います。 学者という存在の理解に役立つと思います。
- fujishiro
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オリジナルな論文を出した時点からかな? たまに論文を出してなくても助手になれる人もごくまれにいますのでその人はまだ、学者じゃないでしょう。 逆にいわゆるポスドクで、論文を出してる、給料も研究費の一部から人件費としてもらってる、けど教員じゃないという人は学者でしょう、就職は不安定だけど。 国立大学の場合は、教員は国家公務員です。しかしそれとは別に、たまに、国から特別なお金として給料をもらっている人もいます。 仕事は理系の人は研究アンド教育です。研究というのは確かにいわゆる”役に立つ”だけのものではありません。しかし、その役に立たないと思われるものも大量のデータベースのもとになります。例えばわたしは現在は癌研究をしていますが(まだ学者じゃないよん)、それは大勢からみれば将来、役に立つことがあるのか?といったレベルですが、それもいずれは論文化され、何人かの目にはとまり、運が良ければひとりぐらいの役には立つかもしれません。 あえて言えば、国は教育とそしてそのデータベースを作るために大学教員を雇っているのです。もちろん、直に役に立つ実験をしている人もいらっしゃいます。しかし、それの根幹を支える研究も必要であることは確かなんですね。何が将来、飛躍的に伸びるかわかりませんから。 文系の場合は理系よりも内情が複雑です。もともとかっちりとしてない面もありますし。論文というのも理系と違ってそうそうぽんぽん出るもんじゃないらしいし。 理系と違って教官以外に就職口があるとは思えないし。文系の場合は教官っていうことが学者の条件かも。そして仕事は教育がメインなのかな?
- kawakawa
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一応,私も学者の端くれなんでしょうネ。周囲から言われますので… 「教育者」としての給与は貰っています。 「研究者」としての給与も貰っています。 「学者」としての給与は…? 学者と研究者は同じなのかどうかという解釈次第ですが,どうなのでしょうネ。 国立大学の教授は見なし国家公務員ですし,公立大学の教授は見なし地方公務員です(別に教授でなくとも助教授でも講師でも助手でも同じですが)。 私のように組織に属している場合はまだ良いのですが,民間にも学者さんがたくさんおられますネ。 彼らの多くは手弁当で自分の研究を続けておられることが多いようですヨ。 特に基礎研究の分野の学者は,華やかなスポットライトを浴びることのなり地道な研究の世界ですから,スポンサーはつきにくいでしょう。 けれども,そういった無名の沢山の方々の成果が,様々な分野で役立っていることは確かでしょうネ。 以上kawakawaでした
- pon-77
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richelieuさんの言う学者は大学の教授のことですかね?学者というのは自分で専攻していることに関してプロ意識をもったら学者だとおもいます。国立の教授に関して言えば教員ですね。そしてイコール国家公務員です。給料は国から当然のことながら支払われます。そして教授ですから博士課程まででてるわけですよね。 でも経験上学者という言い方をする人間というのは考古学の世界に多いような気がします。まあその人の好みじゃないでしょうか?