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自治体職員のスキルについて
こんばんは。 私は、とある自治体の職員(31歳)です。 20代はただ一生懸命働いてきました。しかし、30代になり中堅クラスの仲間入りをした今、しっかりと自分自身の将来的なビジョンを描くことができなければ、モチベーションが高まらなくなってきました。 そこで今、迷うことは、 「自治体職員としてのスキルをどの方向で磨いていくか」です。 まず来年、「自治体法務検定」という自治体職員向けの法務検定を受検する予定です。これはいずれにしろ受けますが、迷いはその後です。 (1)「法律」に徹底的に強い職員を目指し、『行政書士試験』にチャレンジする。 (2)「総合力」の高い職員を目指し、今度は『VBAエキスパート※』にチャレンジする。 ※Excelのプログラミング機能の検定試験 以上、私の頭の中の迷いを、かなり端折りましたがまとめてみました。 要は、(1)or(2)の岐路に立っています。この迷いは、ひいては自治体職員として「エキスパート志向」でいくか「ゼネラリスト志向」でいくかの選択がかかっている気もしています。 第3者の視点から、この迷いに対し良きアドバイス等をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 (回答によっては、必要に応じ内容を補足させていただきます。)
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自治体職員(33歳)です。 中核市レベルで税務担当をしています。 VBAについては資格を持っていませんが,ある程度のシステムは 開発経験があります。 >自治体職員としてのスキルをどの方向で磨いていくか という問題意識,大変よくわかります。 ただ,ご自身の回答補足にあるように,定年後の不安とは 分けて考えたほうがいいと思いますよ。 私も定年後の悩みがありましたが,現在はふっきれています。 そのきっかけになったのは,出産です。 現在4人の子供がいますが,3・4人目の双子の出産後, 看護のために数ヶ月の無給休業を取得せざるを得なくなりました。 ほとんど寝ずに家庭に閉じこもっていると,鬱寸前まで追い込まれました。 それは体力的なことだけでなく,仕事と金が足りない状態が 相当のストレスとなったからでした。 その時ある人から言われた言葉が支えになりました。 「なんとかなるようにしかならない。とにかく1日1日を身の丈で過ごすこと」 その後,なんとか生活が落ち着いたときには, 「仕事ができることがありがたい」 「支えてくれる家庭があって自分が生きていける」 と思うばかりで不思議と老後の心配はしなくなっていました。 定年後の不安は自分の「足りないという恐れ」が原因です。 お金が足りない。生きがいが足りない。 結局内面的に「足りた」と感じない限り,お金がいくらあろうが, 資格をいくつとろうが,解決しません。 ある程度の備えで「足りていることに感謝」できれば, 「なんとかなるさ」。きっと不安は減るのではないでしょうか? さて,質問についてですが,「定年後の不安」は上記のとおりです。 1,2ともに役には立たないと思います。 これからの方向性という点ですが,「自治体職員」に固執せず, 「自治体職員を辞めてもどうにか暮らせる技術を持つ」のを目指してはいかがですか? こうなると「行政書士」の方が回答になります。資格取得後,実務をする上でも, 官公庁の内面を知っているでしょうから有利な面もあるのではないですか? そのまま公務員を続けたとしても職にしがみつかなくなれば, 考え方に幅がでるでしょうし,余裕も持てます。 ですので1か2かといわれれば,1をお勧めします。 加えて法務/税務を実務とセットで経験していくことをお勧めします。 2については,実務の合間でOKではないでしょうか。 2のVBAですが,VBA自体よりも上流工程(要件定義)を習得されたほうが良いと 思います。 ・プログラマ系は自分で起業したところで多くが孫受けがせいぜいです。 これで生活を立てていくのは至難です。 ・当然VBA程度の資格はあっても意味がありません。 通常VBAレベルの開発者=1人の開発=規模が小さいわけで,たかが知れています。 ・プログラミングだけならアウトソーシングすればいいことです。 それよりも基幹システム等の外注に携わった場合に,SE的な視点から仕様書を 書いたり,チェックできたほうがはるかに実務上有用です。 ・外注時に管理ができます。 ・開発を行う上でも,効率が大きく違ってきます。 VBAは実務をこなせる程度で充分ではないでしょうか?
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- unikam
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あけましておめでとうございます。 ぴったりくる回答を頂けたようなので、私が改めて発言する必要もないかと思いましたが、補足に対してだけ少し。 >VBAエキスパートExcel2002は合格しています。今回考えているのは新試験です あ、何だ、「真っ白な状態もしくは浅い経験からVBAの学習を始める」のかと勘違いしていました。2002を持っていて実務を行っていたのなら、hidetnk様の「上流工程(要件定義)を習得されたほうが」との意見に私も賛成です(hidetnk様、断りなく言及・引用させて頂き失礼しました)。 だったら行政書士でしょうかね。 将来のことなんて誰にも分からないし(現にVBAは「必要性を疑い」だしておられるわけで)行政書士に必要とされる知識や業務の範囲がとても広いために実際どーなんだという部分もなきにしもあらずですが、法律の勉強と資格という意味でいちばん目指しやすくはありますし。 私は民間でパート会社員をしており(業務で使うためにExcelVBA覚えました。上司はやらないので本とネットで独学・笑)、社会科学系の通信大学生でもあるので、学校の授業にくる社会人の方が同じような話をしてるのをよく耳にします。そのたびにいろいろ思うところはあるのですが、ひとつだけ、一人で悩まないで周りの人にも相談したらいいですよ、とだけ申し上げておきます。配偶者の方、両親、友人、同僚・上司、大学の先生、とにかく身近な人。全部理解されないのは分かっていても。 再回答失礼しました。
お礼
unikam様、あけましておめでとうございます(^^)。 再回答、誠にありがとうございました。 (質問を閉じようと思って見たら…!。お礼が遅くなりすみません。) 私と同様、VBAユーザーの方だったのですね。なかなかVBAをわかる上司っていないですよね(笑)。 ここで年末に質問をさせてもらってから今まで、皆様からのご回答から色々と自分なりの整理をさせてもらいました。 方向性としては、まずは迷うことを一旦やめて、行政書士試験に向けての本を読み始めようと考えています! それと、「一人で悩まないで周りの人にも相談」した方がいいとのご意見、ありがとうございます。そうですよね。早速そうしてみます。 年末年始にかけ、ご回答をくださった方々すべてにお礼を申し上げ、この質問を閉じさせていただきます。本当にありがとうございました!
- Smilax-c
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HYAYさんは、「自治体の職員(31歳)」ですか…。 少し深く考えてみましょうか。 「頭の中の迷いを、かなり端折りました」ということですから、ひょっとしたら全く的外れなアドバイスになるかもしれません。 「今、迷うことは、 『自治体職員としてのスキルをどの方向で磨いていくか』です。」 ということですが、次のようなタイトルと文中の記述があります。 A「自治体職員の【スキル】について」 B「20代はただ一生懸命働いてきました。しかし、30代になり中堅クラスの仲間入りをした今、しっかりと【自分自身の将来的なビジョン】を描くことができなければ、モチベーションが高まらなくなってきました。」 A スキル(これは、ある意味「手段」) B 将来的なビジョン(これは、ある意味「目的」または「意義」) ということになると思います。 文面から察するところHYAYさんは、おそらくBについて、まだご自分の今後の方向性なりを見定めるところまでは到達されていないようですね。 31歳だとまだ難しいかもしれません。 そういう意味で「ただ一生懸命働いてきた」ということは、たぶん正直な感覚でしょう。この年代の多くの人もそうであると思います。 今、HYAYさんは、そういう意味で成長又は飛躍に向けた大きなターニングポイントに立たれているように感じます。 どのような分野(部門)の仕事に関心、興味、あるいはやりがい、生きがいをお感じになりますか? どのような分野(部門)の仕事で社会に貢献したいとお考えですか? どのような分野(部門)の仕事であれば、困難にも辛抱が苦にならないとお感じになりますか? まず、この問いを自分に向けてみてください。 その答え(自分の働く意義)が見つかっているのであれば、その分野で貢献するために必要なスキルが何か、どうすればそれを身につけることができるか、それが次に問うべき質問になると思います。 まだ、その答えが見えてないようであれば、まずその答えを模索することでしょう。 自分探しではありません。自分づくり(方向づけ)です。 答えは外にあるのではありません。 HYAYさんがご自身で見出すものです。 自分づくりをするプロセスとして、いろいろなこと(資格取得など)にチャレンジすることは素晴らしいことだと思います。 ただ、スキルは手段であって目的ではありません。 スキルを目的にしてしまうと、その後また方向を見失うことになります。また迷うことになります。 まだお若いのですから、ご自分の方向性を確定してしまう必要はないでしょう。 むしろさまざまな可能性への挑戦と経験を積まれることがよいと思います。 そして、なるべく近い将来にご自分が意欲を持って貢献できる仕事の方向性を見定めることだと思います。 そのための素養の獲得に努められることだと思います。 ただし、繰り返すようですが、働くことの目的とそのための手段はしっかりと区別したうえで過ごされることがよいと思います。 混迷している社会の中で、自治体の仕事もさぞやご苦労が多いことと思いますが、どういう形で社会に貢献することがご自身にとってやりがいを感じることができるかが、まず中心的な課題になることは間違いないことでしょう。 なまいきを申し上げました。参考にしていただければ幸いです。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 回答文中から察するに、人生の先輩からのお言葉。嬉しいです。 ご指摘のとおり、まさに私は今「ターニングポイント」にいるのかなぁと感じているところです。しかし、31歳という年齢はやはり将来の方向性を見出すにはまだ早い年齢なのでしょうか…。 まず、ご提案いただいた自分自身への「問い」を熟考してみます。 なお、私の迷いの経緯については、unikamさんへの回答補足に記させていただきました。 また、余計なことかもしれませんが、人生の先輩に甘えてひとつ正直に吐露しますと、実は今、我々の世代は将来の定年退職後の生活に大きい不安を抱えています。「今からそんなこと…」と思われるかもしれませんが、真剣です。超高齢化社会になり、自分が払った分の年金ももらえないであろう中、定年退職時に自分自身に何も残っていないのでは、退職後からの約20年間を明るく過ごすことができないのではないかと。現役時代の全てを組織のためだけに尽くすのではなく、今のうちから「自分に何かを残そう」というのが資格取得の意欲の元のひとつなのです。 その観点からすると、60歳(我々の時代には65歳か)の時点で若い世代に対抗できるとしたら、VBAのようなITスキルより法律スキルかなぁとか、実に不純?かもしれませんが、正直言ってここまで考えたりする中の、今の「迷い」です…。
- unikam
- ベストアンサー率42% (29/68)
はじめまして。 たぶん端折られた部分が大事だったのではないかと推察しますが…。 質問文だけを読んで第三者の視点から正直に申し上げますと、 「そのどちらかしかとらない方向でも、自治体職員としてはモノになるんですか?」という感想です。 VBAエキスパート(当然ExcelとAccess両方)と行政書士に「チャレンジ」するだけでなく、3年以内に両方取得して、仕事にフル活用する…くらいの目標は31歳の社会人として全然おかしくないと思うのですが。また、自治体職員というお仕事は、いま現実に職にある方々がどうかは知りませんが、少なくともエキスパートかつゼネラリストを目指すのが当たり前ではないんでしょうか。 ごめんなさい、でも何というか、悠長な…ヌルい悩みだと思いました。
補足
ご回答、ありがとうございます。 正直、回答がつくかどうかも不安があったため、ご指摘の内容は厳しいですが、「第三者の視点から正直」な意見がいただけて嬉しいです。 端折った部分も含め、ご指摘に対して少し補足を。 ■「どちらかしかとらない方向」は最も迷った部分です。 これは、31歳という若さではありますが、すでに部下を持ち、実務には成果を求められ、一方で家庭では夫であり父である今、私には1日のうち自身の「スキルアップ」のために費やす時間は限られる、いや、むしろ限定すべきと考えています。最も重要なことは、目の前の実務に全力を注ぎ成果を出すことであり、スキルアップ自体を目的にしてしまわないことが大事だと思っています。 また、私のスキルアップの経緯としては、まず現在の職種では将来にもわたりAcceessのVBAを習得する必要はないと判断し(この判断についても自分の中で深い議論がありましたが)、ExcelのVBAの勉強に集中しました(細かい話ですがVBAエキスパートExcel2002は合格しています。今回考えているのは新試験です)。以前の部署では、これがルーティン業務の効率化に大活躍しましたが、現在の部署に移ってからは、様々な理由でVBAの必要性を自分自身で疑い始めたところもあります(様々な理由の中の最大は…、「VBAを扱う人間が自分以外にいないこと」かな。長期的な組織全体を考えたときに、私一人がVBAのシステムを作り続けることが果たしていいことなのか?みたいな。)。そんな中、時代は官民問わず「法務」(「コンプライアンス」の類)の重要性を唱え始め、たまたま現在の部署で「法務」を担当することになっていたことから、これからは組織のため(ひいては住民のため)VBAよりも法律の勉強に集中したほうが良いのだろうか、と考え始めた…。と、長くなりましたが、これが私の「迷い」の経過です。 これらを含めて、再度ご指摘があれば甘んじて頂だいします。 よろしくお願いします。
お礼
早朝のご回答、ありがとうございます。 と、言う私も、既述の「自治体法務検定」の試験勉強等々で、寝ずにこの時間になってしまいました。(まぁ、今日は仕事納めの大掃除さえ頑張れば…!) 同業者様からのご回答は、本当に嬉しいです! ある意味、1番ほしかったものです。 まず、定年後の不安についてのお話。大変ためになりました。読んだ後、考えさせられました。私も目をつむり妻と息子と娘の顔を思い浮かべて、最近の日常を振り返りました。気をつけてはいましたが、頭の中の迷いのせいで、妻や子どもの何かしらのサインを見逃していたかもしれません。「足りないという恐れ」、まさにご指摘のとおりです。よく考えてみると、定年後の不安の発端は、私の自治体において、財政難から数年前に「大量リストラ(表向きは大量自主勧奨退職)」と「給与20%カット」という衝撃的な事実があったことがきっかけだったかもしれません。大量自主勧奨退職については、定年間近の年代のいわゆる「肩たたき」が目的でしたが、この事実の後に、若く有能な将来の幹部候補の職員が3人も退職しました。彼らはそれぞれ自ら事業を起こしたりする等、能力を生かして社会でハツラツとしていますが、このことは私にはショックな出来事でした。 「自分は、もし自治体の看板がなくなったら何ができるんだろう?」 上記の一連の出来事の中で、ふと頭をよぎったこの自問が、頭に残っていたんだと思います。 (1)と(2)への具体的なアドバイスも、大変参考になりました! いずれも、私の心の中で「そうだとは思うんだけどな…」と感じながらも確信できなかったことです! どうやら、1歩前に踏み出せそうな気がしてきました。