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軍用火薬の使用期限と処理方法について
- 軍用火薬には使用期限があり、湿気や劣化によって不発弾になることがある。
- 軍用火薬の使用期限は個別の種類によって異なるが、一般的には数年から数十年とされる。
- 不要になった軍用火薬は、廃棄処理が必要であり、軍事演習などで使い切る方法が最も一般的である。
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興味本位で聞いているので、専門知識は無いと思いますが、火薬と爆薬は、別に考えてください。 私も軍需産業に勤めているわけではないので、参考までに。 火薬を誘爆させる物と考えれば、保管される場合、無酸素、水分が混入されないように密封します。 種類に異なりますので、数ヶ月から数年と考えます。 爆薬をミサイルと考えれば、数年程度です。 たぶんミサイルの場合、起爆装置、雷管は別に保管します のでね。実際に使用する際に、雷管は装着されます。 自衛隊の場合、実弾発射訓練、実際の警備の場合 は、事前に装着しておきます。 有事の場合、その場で装着していては間に合いませんからね。 自衛隊の見学の際に、色々と聞いてみましたので、その受け売りです。 海自の巡視艇の、主砲の模擬弾(爆薬は入ってないけど、持った時のリアル感を出すために、重石入り)を 持たしてもらいましたが、十数キロ有り重いですね。 海保が、巡視する際に、有事の際に最初に使う、マシンガンクラスの物は、拳銃の弾と同じように、 実弾が装填されてます。もう5年以上前ですけど、実際に不審船と銃撃戦した際は、かなりの量を使用してますね。 訓練としても、半年以内に以内に消費すると聞いてます。 特殊用途の、プラスチック爆薬や液体爆薬は、消費期限は不明です。 大型ミサイル(ハイテクミサイル)は、高額ですので、無駄には消費出来ないので、保管をしっかりすれば、数年は実使用は可能と聞きます。もしも期限がきたら、爆薬だけ交換しようして再利用。 訓練用の模擬弾にするそうです。 実際に使用する機会は無いようです。 ハープンとかね。自己判断誘導ミサイル。普通の貨物船クラスに命中させたら、船が動かないでしょうね 操縦する人が、死んでしまいますから。 その為艦長クラスが持つ、発射ロック装置の鍵を回さないと 勝手には発射できませんからね。 ミサイルの現物みたいなら、自分で撮影したミサイルを添付しますよ。 それでは、 回答にずれが有りましたら、補足修正します。
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- mk57pvls
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こんにちは 火薬自体では無く、火薬を使った弾丸、砲弾、ということで 回答いたします。 各々の装備品の供給メーカーさんからはおおよそのデータは提示されて いますが、ご質問のような「使用期限」(あるいは 保管期限、消費期限 ??)のような明確なものはありません。 ただ一説によれば、15年~20年 と言われているようです。 各自衛隊とも 概ね3ヶ月に1度程度貯蔵品のロットの中から一定数抜き取り 検査(定期検査)を行い、その状態を確認するともに、もし万が一保管状態 が基準(海自は 無縁火薬類の場合で 温度5℃~38℃、湿度80%以下)を 満たさない事態が発生した時は、当該火薬類の保管を所管する部隊等の長 が臨時検査を実施します。 その検査の結果"不良"と判断された場合は、すみやかに隔離保管、場合に よっては「水中に浸す」などの保安措置を講じ、専門要員の手により廃棄 処分(焼却ないしは爆破)となります。 さて 一方 "良品"と判断された場合は、製造年月の古い順から訓練等で順次 消費(使用)されます。 自衛隊の場合は何事も"定数"が厳格に定められておりますので、訓練計画に 基づく(弾薬等の)使用及び廃棄の予定(予測)数などから毎年の所要量を 決め調達をしています。 多分"お金持ちの"(最近は そうでもなくなりつつありますが)我が国の事 ですから、あまり長期間保管はしていないのではないでしょうか?せいぜい 製造から5~10年以内で使い切っているように思います。 尚、炸薬以外に推進薬を使うロケット、ミサイルの類、特に誘導型兵器で あるミサイルは上記の基準とはまた違う基準で管理されているようですが 詳しくは判りません。 誘導部分(電子機器)の保管、管理は全然異なるのと、なにより"高価"で すからねぇ。
ちょっと書き忘れました。 古くなりそうな爆薬やミサイル、砲弾は、処理に困るようになる前に使ってしまうのが一番です。 富士総合火力演習のような実弾演習などで使っちゃうのが一番合理的ですね。
一日経っても回答がないようなので、民生用爆薬にちょっと関わった経験から、、 >質問1. 軍用火薬の使用期限はどのくらいでしょうか。 これは保存状態によりまちまちだと思います。 管理がよければ数年は楽に持つはず。 大戦中に使用された不発弾は今でも爆発する可能性があります。 不発弾処理を慎重に行うのは起爆装置である信管(雷管)が付いたままだからです。 信管が外せなければ、危険すぎて処理場へ運搬することすら出来ません。 逆を言えば、信管さえ外せればかなり安心して扱うことが出来ます。 不発弾処理中は半径数100mの住民らが退去させられますが、不発弾運搬に際して処理場へ至る道路の沿線数百メートルの住民を退避させることはないですよね? 基本的に爆薬は鈍感(振動や衝撃で簡単に爆発しない)に作ってあります。 そうしておかないと取り扱いが大変だからです。 戦場では振動や衝撃を受ける機会がずっと多いですし扱いも乱暴になりがちですから、その点はしっかり作ってあるはずです。 そんな爆発しにくいものを爆発させるために信管(ものは小さいが、振動衝撃に弱く取り扱い注意)を取り付ける訳です。 しかしダイナマイトなどは古くなると振動や衝撃に敏感になるため、信管がついてなくても慎重に取り扱わなければなりません。 軍用爆薬や銃弾などにも同じような性質の物があるかもしれません。 また核兵器などもそうですが、爆薬を納めた金属ケースが腐食して有害物質が漏れる危険もあります。 埋め立て処分された毒ガス弾を掘り起こしてしまったため被害に遭ってしまうこともあります。 これも管理状態次第といえるかも。 質問2. 不要になった火薬の処理はどうしているのでしょうか。 爆薬自体は爆発しにくく作られているため(なんか矛盾しているように聞こえますね!!)、焼却処分することが出来ます。 映画やドラマでおなじみ、油粘土によく似たプラスチック爆弾などは、コーヒーを湧かす燃料代わり使用する、なんて話しを聞いたことがあります。 ところが、砲弾や地雷のように容器に封入した物は、分解して爆薬を取り出すのが大変危険になります。 このため、人気のない処理場に運び込んで、ちゃんとした爆薬を使って、爆発の衝撃でもって一緒に爆発させます。(「殉爆」といいます。) 殉爆しなくとも、少なくとも容器とともにバラバラになりますから、爆発し損なった爆薬は集めてもやすことになります。