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pH指示薬
pH指示薬でフェノールフタレインがよく使用されますが、何故でしょうか?酸の塩基滴定でも結構塩基サイド(8.3?)までいかないと変色しませんよね。クレゾールレッドとかのほうがよくないですか?
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noname#160321
回答No.2
フェノールフタレインは酸を塩基(専ら水酸化ナトリウム、プロは水酸化バリウム)で滴定するとき用いられます。 いわゆる「pHジャンプ」が起きるときは#1お答えの様にビュレットから1/2滴(プロは1/5滴)の滴下で変色が生じます。 そのため、ちょうどpH7で滴定を終了させることは実際上不可能です。 また容量分析の「精度」は上記の体積が限度ですので、pH7で止めることは出来ないのです。 また、フェノールフタレインは発色が非常に強烈です。 どんなに正確なpH指示剤でも色が薄かったら速やかな滴定は出来ません。 さらに二酸化炭素の影響を避けることは実際上出来ないので、pH7で変色する指示薬ではすぐに色が消えてしまいます。 これらの項目を考慮すると「実際上」フェノールフタレインが最も使用し易い指示薬となります。
- Ichitsubo
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回答No.1
そもそも中和点のpHは物によって違います。 水酸化ナトリウムなど強塩基を用いる限りは、 だいたいの酸との中和点とフェノールフタレインの変色域の差は、おおきくて 水酸化ナトリウム水溶液の1滴2滴程度ですから問題ありません。