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空想の話です。
私は個人的に小説を書いているものなのですが、今書いているバトル物の小説の敵キャラに「質量を自在に操る能力者」を登場させたいのです。 しかし小学校から高校まで理科が大きらいだったせいもあり、文系能が出来上がった私には質量の法則等を理解できませんでした; 適当に「こんなもんだろ」とやってしまうとボロが出てしまいますので、その道の方に是非ともご教授承りたいと思って書かせて頂きました。 よってお暇な方だけで結構です、人が質量を自在に操れると過程した場合、その人はどんなことが可能でしょうか?戦闘においてどういった攻撃ができますでしょうか?下らない質問ではありますが、知恵をお貸し下さい。
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エネルギーと質量が等価という相対論での検討は進んでいるようなので、基本的にはお任せするとして。ただし、E = mc^2を実際に計算すると分かりますが、たった1gでも凄いエネルギーです。1円玉1枚が1gですが、これを一瞬でエネルギーに変換すれば、大爆発となり街の一つくらいは簡単に吹き飛びます。ましてや、そうですね、たとえば主人公に「う、体が重い」と言わせるくらいに質量を操るならば、その敵は太陽系くらいは簡単に吹き飛ばすほどのエネルギーを扱えることになります。そこまで強い敵は想定していないとして・・・。 真空中であってもヒッグス粒子(またはヒッグス場)というものが空間を埋め尽くしています。これが物質と作用して物質は質量を持っているのだとされています(実は質量の10%ほどで、残りは他の仕組みなのですが割愛します)。そこで、敵はこのヒッグス粒子を操れることにすれば(ここがフィクションの嘘)、エネルギー問題を持ち込むことなく、質量を変化させられます。もちろん軽くも重くもできます。 もし、自分の周囲10m四方に入ったものを極端に重くできるとすれば、たとえば銃弾などから身を守れます。運動量というものがあって、速さ×質量なんですが、これは外から力を受けない限り変化しません。もし銃弾が1万倍に重くなれば、速さは1万分の1になります。落ちるのは自由落下で、これは質量に関係なく健在ですから、敵に銃弾を打ち込んでも、ばらばらと落ちてしまうでしょう。 それでも、宇宙の仕組み自体をいじれるほどですから、やられ役としてはもう少し能力を下げることを考えて見ましょう。質量を変化させるのではなく、重力(万有引力)を変化させるという方向にしてみます。相対論的には、重力は空間の歪みだとされています。物質があれば空間が歪むのですが、物質がなくとも空間が歪めば重力が発生します。ちなみに、歪みを真っ直ぐにすれば重力は消えます。もし自由に空間を歪められることにすれば(ここが嘘)、相手なり物体なりを重くも軽くもできるでしょう。10倍の重力ともなれば、地面にはいつくばって動けなくなるでしょうね。 もう少し、ザコキャラ的に弱くしてみます。実は質量もいじれず、空間もいじれないとします。しかし、相手や地面を帯電させることができることにします。たとえば地面をマイナスに、相手をプラスに帯電すれば(それぞれ逆でも同じです)、相手は「電気的に」地面に吸い寄せられ、体が重くなったと勘違いするでしょう。そうですね、そこを見破られて体の電気を逃がして、この技を打ち破るということにもできるでしょう(刀を使うキャラであれば、それでアースするとか)。もちろん、プラス同士あるいあはマイナス同士に帯電すれば軽くしたり、浮いたりできます。
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うわ、いかん。「感性」質量ではなくて、「慣性」質量です。失礼しました。
お礼、ありがとうございます。 軽くすることしかできないので、先ほどのよりは使えない手段なんですが、一応書いとくことにします。 普通は物質は「正」の質量がありますね。現存はしていませんが理論上は「負」の質量の物質があり得るとされています。エキゾチックな物質と呼ばれることが多いようです。 質量がマイナスなら浮く、と早計してはいけません。確かに万有引力ならぬ万有斥力になりますが、質量がマイナスなだけに加わった力と反対の方向に動きます。逆の逆というわけで、エキゾチックなリンゴがあれば、地球上ではやはり落ちます。これにより、等価原理に反していないとされていることが、理論的にありえるとされている理由の一つです。 空気中で真空より軽いなら浮力で浮くでしょうか? これも否です。確かに浮力が働きますが、浮力と反対方向に動いてしまうため、やはり落ちるのです。 じゃあ軽くするのに使えないのかというと、使えます。普通の物質と混ぜてしまえばいいのです。相手の構成物質をエキゾチックな物質に変化させる能力としましょうか。相手の構成物質を徐々にエキゾチックにしていけば、だんだん軽くなります。質量の半分がエキゾチックになれば、重力質量はもちろん感性質量も0です(いや、この二つが等しいのが物理の常識ではありますが)。もう、投げ飛ばすも、叩きつけるも、自由自在です。デコピンでも、きわめて急速な加速度を与えられるので、重度の脳震盪や脳挫傷を引き起こすでしょう。 光速度に近づくとぺしゃんこ、を心配しておいでですね。心配でもあり、心配要らないとも言えます。 光速度はあまりに速いです。それと比べられるまでに加速を戦闘中に行えば、加速が急すぎてぺちゃんこにつぶれかねません。 もし「ぺちゃんこ」が相対速度があれば必ずあるローレンツ収縮の話であれば、ほぼ心配は要りません。相対速度が大きいほど、速度方向に縮んでいますが、圧力でそうなっているわけではありません。自然な現象であり、相対速度を持っている側からすれば自分が縮んでいるとは思っておらず、かえってこちらが縮んでいると主張します。これが相対性理論が相対な理由の一つでもあります。 なお「ほぼ」なのは、上手に加速しないとローレンツ収縮についていけず、引き伸ばされてしまう可能性があるからです。 後、回答に見せかけて罵倒してくる輩に反感を覚えてレスを返してはいけません。私も指摘回答はするほうなので、お気持ちは分からないわけではありませんが。「ありがとうございました」とだけ言って、黙って「当局」に通報するに留めるべきです。下手にレスすると、そのときに「喧嘩両成敗」になる可能性があります。 もしご存知でしたら余計なことですが、「ライトノベル作法研究所」というサイトがあります。もし訪れたことがないなら、一度訪れてみてはいかがでしょう。検索すればすぐに見つかるはずです。
お礼
すこし立て込んでいてお礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした; 色々とご教授ありがとうございました+゜
- cyototu
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相手だけに重力を操ることができるなら、相手だけを重たくすれば良いことです。
お礼
ご解答有難う御座います。
#4です。 いやぁ、物理カテとは思えないくらい楽しいです。なので、真面目な方々からはお叱りを受けそうな提案を、2つします。 (1)それが唯一の弱点であった・・・ 軽く超音速まで行ってしまうので(←行ける脚力がある理由は、なんか考えて下さい)、彼は常に能力全開では闘えないのであった。それが唯一の弱点であった・・・^^。 (2)エムシースクエアの応用 エネルギー熱変換特殊能力により、気流の運動エネルギーをいったん熱に変換し、自分に当たらないように、熱から気流に運動エネルギーを与えなおす。要するに、エムシースクエアの応用です。(しかしまた、熱力学の第二法則がぁ~~) この能力到達範囲を自在に操れるとすると、能力圏を自分の前面に流線型に、導流フィールドとして展開できる事になります。 まさに地上を疾駆する超音速戦闘機!。美しい!!(←って、個人的趣味です^^) ちなみに光速でぺちゃんこになるのは、はたから見てて「そう見えるだけ」です。本人にとっては、自分はそのままで、逆に周囲がぺちゃんこになるように見えます。 ブラックホールに飛び込めば、ほんとにぺちゃんこですが・・・。
お礼
光速についての解答感謝します! たしかに常に自分で能力を制御しなければならないのは何だか面白いですね! エネルギー熱変換でのフィールドについてもとても参考になります! ただそうすると本当に主人公は勝てそうにありませんが(笑 敵さんの可能性は大ですね! こんな下らない質問に付き合っていただいて本当に感謝します^^
- sanori
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コメントにお答えします。 >>>ではたとえばドラゴンボールのようなエネルギー弾を質量を使って生成するとすれば、何の質量を操作すれば理論上できそうでしょうか? ドラゴンボールは知らないのですが、 何の物体の質量でも構わないので、その質量を消滅させるとか削るとかすれば、莫大なエネルギーに変換できます。 原子爆弾は、削られる質量は非常に小さいのに、莫大なエネルギーを放出します。 なお、「エネルギー」は、強烈な光線とするのが妥当です。 >>>例えば空気中に浮遊する分子の質量を変化させたエネルギーを集める・・・なんて適当に言ってみましたがそういう感じでしょうか? 空気中に浮遊する分子を消滅させてエネルギーに変える、でよいのでは。 あるいは逆に、エネルギーを集めてきて、突如、物体を出現させるとか太らすというのもありかと。 (現実にも、光(ガンマ線)の粒子が突如、ある粒子と反粒子のペアに変身するというようなことは起こっています。) 何かのアイテムを消滅させて莫大なエネルギーを発して敵を攻撃し、余ったエネルギーを回収してアイテムに戻す、とか。 ところで、技の名前ですが、「エム・シー・スクエア」(mc^2のことです)なんていかがですか?(笑)
お礼
質問に回答していただき本当に感謝しています。 つまりは質量を変化させる(消滅、削る)だけで原子爆弾レベルのエネルギーをうみだせるという事ですね!こいつはすごい・・・ エム・シー・スクエアのお名前採用させて頂きます!(笑) ありがとうございました!
好きです。こういう質問・・・^^。 じつは古来(?)よりSFでは、質量操作のアイデアがありまして、代表的(?)なのを2つ。 (1)慣性質量消去 レンズマンシリーズで有名(?)な超光速航法に、無慣性航法ってのが出てきます。同じ推進力に対して軽い物ほど速く動くので、重さを消せば、無限の速さが得られるはず・・・って発想です。この重さが「慣性質量」です(注:重力質量まで消すと、物は消滅します・・・たぶん^^。でも攻撃としては、残酷すぎる気も・・・)。 よって自分の慣性質量を消してダッシュすれば、空気抵抗と脚力が釣り合う速度まで、一瞬で加速できます。この効果と、#2さんのボール攻撃を組み合わせるってのもありそうな・・・。 (2)エネルギー熱変換機構 平井和正のサイボーグブルース(←知りませんよね)の主人公は、加速装置付き(サイボーグ009のイメージ)です。ただし急停止,急転進を行うために、エネルギー熱変換機構を持ちます。これは運動エネルギーを熱に変換する機構で、これによりそれまでの運動の勢いを、熱に変えて逃がす仕掛けとなります。#1さんの発想に近い気がします。 で、(1)と(2)を組み合わせるとどうなるか?。状況は、(敵キャラ)対(1000+主人公)くらいを考えておきますか。 敵キャラは走り出したと思ったら、一瞬で超音速に達し、そのとき発生するソニックブーム(衝撃波)で、1000の味方をなぎ倒し、主人公の前で急停止!、空気との摩擦でためこんでいた熱エネルギーをカメハメ波に変換して、・・・チュドーン!!。(←ああっ、熱力学の第二法則がぁ~~) あれっつ?。敵キャラだったっけっ?。・・・なんか撃破が難しそうな気が・・・どうしよう~~。
お礼
回答ありがとうございます! 慣性質量消去は素晴らしいです!血沸き肉踊りますね! しかし質問なのですが、人間が生身の体で超音速、空気抵抗と脚力の限界の速度までダッシュできた場合本人の体は大丈夫なのでしょうか? よく人間が光速に達するとぺちゃんこになって死ぬ というような話を耳にするのですが・・・この場合は鍛えれば耐えうるレベルなのでしょうか? 一応特殊能力以外は生身の人間で、あくまで地球上での戦闘というシチュエーションで、もしよろしければご回答いただけると幸いです。
- oneone101
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質量を自在に操れるとは… 質量は対象物の陽子と中性子の数と考えることができるので… 1.対象物を遠隔操作でくっつけたり、削ったりできる 2.世界を構成している陽子、中性子の持っている質量の単位そのものを変えることができる どっちかなー たぶん2だろうなー 質量は宇宙の始まり=ビックバンの時に出来たらしい。 そうなると世界の法則そのものを変えることができる… すなわち自由に宇宙そのものを作ったり消したりができるということで、もう最強過ぎて手がつけられない。
お礼
回答ありがとうございます! 私の残念な頭ではさしずめ物を重くしたり自分を軽くしたりというくらいしか考え付かなかったので・・こんな神レベルの可能性を秘めた能力だったとは思いませんでした(苦笑 あくまでも主人公にやられる敵キャラとしての登場なので、あまりにチートにならないよう何らかの制約をつけるべきですね!参考になりました!
- UROIUSH
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こんにちは 単純な攻撃として、例えば相手にボールを投げつけるとして、相手に当たる瞬間にボールの質量を1トンにすると、慣性力でかなりのダメージが与えられます。 他には、物体の大きさはそのままで、質量を増加させると、その物体は最終的にブラックホールになります。 能力としては可能性は無限大ですね。
お礼
回答ありがとうございます! なるほど、石ころでも1トンになればかなり危ない事になりますね・・・ありがとうございます! ちなみにたとえば軽いボールを投げて、それが途中で1トンになったとするとそのボールが描く軌跡はやはり1トンに変化した地点で急激に変化するものなのでしょうか? また、ブラックホールはすべてを飲み込む黒い穴みたいなイメージなのですが、地球上にそれを生成したとして、地球または生成した本人は無事でいられるのでしょうか?
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 アインシュタインの「相対性理論」で有名な、 E = mc^2 という式をご存知でしょか? cは光の速さですが、そんなことはどうでもよいです。 光が1秒当たりに進む距離を1と決めると、 E = m となります。 日本語で書けば、 エネルギー = 質量 です。 つまり、エネルギーと質量は、見かけの形態がどうであれ、実は同じだということです。 よく「E=mc^2 だから、原子力発電や核爆弾ができる」と言いますが、 実は、たとえば、炭素と酸素と結びついて二酸化炭素になる、というような、原子力以外の場合でも重さと引き換えにエネルギーが得られます。 1000円の商品同士で物々交換しても、損得が無いことと同じようなことです。 「質量を自在に操る能力者」は、質量を削ることと引き換えにエネルギーを出したり、逆にエネルギーを吸収して質量を増やしたり、という感じになるのかなと思います。 一案ですが、これにて。
お礼
なるほど! とても参考になります! ではたとえばドラゴンボールのようなエネルギー弾を質量を使って生成するとすれば、何の質量を操作すれば理論上できそうでしょうか? 例えば空気中に浮遊する分子の質量を変化させたエネルギーを集める・・・なんて適当に言ってみましたがそういう感じでしょうか?
お礼
かなり分かりやすくとても参考になりました! フィクションの嘘やレベルの程度など私に分かりやすく説明していただき本当に感謝しています! 同じ「重くする」能力であってもヒッグス粒子や万有引力、電気といろいろな方法があるのですね!これはもうその筋の人にしか分からないですね、聞いてよかったです!ありがとうございました^^