どうしてもA社と取引したいのですね?
絶対成功の手段ではありませんがいくつか方法を挙げてみます。
◆◆◆【人脈を使って紹介を取り付ける】
病院の場合なら、もっとも強い人脈は院長や医師の出身大学の人脈です。ここであなたが会いたい人に繋いでもらうことができれば第一関門を突破できるでしょう。それ以外なら調剤薬局や病院に出入りしている様々な業者をたどるという方法があります。
◆◆◆【関心を予測して興味を惹く】
予めその病院に関する様々な情報を集め、ニーズを予測しましょう。どうしても取引したいとのことですので、その病院は規模が大きいのでしょう。いま医療業界は変革期を迎えていますから、大きな病院は生き残りをかけていろいろな改革を行なっているはずです。そうした病院の動きを予想した上で、あなたが会いたい相手の立場、関心を考慮して「どんな話に興味を持つだろうか」を考えてみてください。その上であなたにできる提案を簡単な書類などにして受付で渡してもらいます。
例えば、その病院が外来患者獲得のために院内のバリアフリーを行なっているのなら、院内改装に伴う出費は相当なものになるでしょう。それを見越して協賛品のチラシを作って持っていくわけです。相手が事務長などならただでさえ受診抑制などで診療報酬が減っていてお金にはシビアになっているご時世ですから、興味を持ってもらえるかもしれません。
そしてあらためてアポイントの電話をしてみる。「先日お持ちした資料をご覧いただけましたでしょうか?」という具合です。
この方法を実践するには、医療業界の現状や、その病院固有の状況、あいたい相手に関する情報を、あなた自身が知っておかないとうまく行かないでしょう。でも、どうしても取引したいのならこれくらいのことはできるはずです。
飛び込みという手法はあくまでも特定の見込客にこだわらない“確率戦の営業手法”なので、「どうしてもここと取引したい」という場合は、通常とは異なる動きをしなくてはなりません。従って、日頃の飛び込みの活動に加えてこうした動きをしなくてはならないので手間がかかることを承知した上で取り組んでください。
お礼
明快な回答ありがとうございます。私が悩み求めていた答えでした。道が見えました。本当に有難うございました。