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液晶表示材料の構成分子に関する質問
液晶表示材料の構成分子に関して、それが実用性を持つためにはどういった条件をクリアーすれば良いのかを教えて頂きたいです。 私は有機化学を専攻しているので、液晶に使われる分子の作り方などは論文を見れば理解できるのですが、その物性となると全く分かりません。 いくつか調べていく中で、合成分子の評価として、 相転移温度、回転粘度、複屈折、誘電率異方性、smetic,nematic相 という言葉が出て来ました。物理化学の教科書を見て、これらの言葉の意味は調べることが出来たのですが、これらの値(もしくはsmetic、nematicか)がどのような範囲にあれば、化合物としてこういった物性をもち、液晶になりうるのかという所が分かりません。 粘度が低い方が良いのか、高い方が良いのか、複屈折の値と液晶との関係性はどのようなものなのか、誘電率異方性と液晶素材としての実用性との関係はなど、どなたかご教授願えないでしょうか。
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- sanori
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回答No.1
こんにちは。 わかるところだけ(というよりは、昔知っていたことのうち忘れていないところだけ)回答します。 世に出回っている液晶ディスプレイのうち、100%近くがネマチック液晶です。 動画として応答速度を速くするための要件は、 ・粘度: 小さい方が良い ・誘電率異方性: 大きい方が良い です。 誘電率異方性のイメージとしては、砂鉄に磁石を近づけたとき、あるいは磁石を動かしたとき、 砂鉄がヒゲ状に整列するときの仕方が敏感か鈍感か、ということと同じ とでも考えておけばよいでしょう。 ご参考になりましたら幸いです。
お礼
こんなに早く回答していただき、ありがとうございます。 なるほど、粘性が低い方がいいのですね。 誘電率異方性についても分かりやすい例えを書いていただき有り難うございます。イメージがつかめた気がします。