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漁師に転職してみたいのですが?生計は幾らぐらいになりますか?

35歳 男 既婚 子供4人 会社員 免許4級小型船舶(現2級) あり  よろしくお願いします。 漁師になるためには、この免許ほかに、何か必要なのでしょうか? また、この家族で漁師に転職したときの年収はどれくらいになり 生活できるのか、考えております。 現実のご苦労など教えていただければ幸いです。 現実問題、やりたい仕事であり、魚を捕るのが好きです。 釣りもしますし、法改正前は、素潜りで楽しんだこともあり少々の知識は付いてきたと思います。

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回答No.3

こんばんは. >『漁師に転職してみたいのですが?生計は幾らぐらいになりますか?』 「転職」と言う事は,雇われ漁師,または自己経営をしたいと言う両方の解釈ができ, さらに「生計は」も意味が不明です.雇われの場合は給料ですが, 個人で漁業経営の場合は収入となります. どのように回答したらよいのか困ります. >35歳 男 既婚 子供4人 会社員 >免許4級小型船舶(現2級) あり  >漁師になるためには、この免許ほかに、何か必要なのでしょうか? まず勤務・自営に限らず絶対的に必要なのは, 漁師としての『資質・漁師としての専門知識』と, 『予想以上に余裕を必要とする体力』です. さらに自営の場合絶対必要な免許は,『漁業権』です. 『漁業権の権利を取得』するためには, まずいずれかの『漁業協同組合』に加入する必要があります. この場合,組合に入るには一定の加入資格が必要ですが, 1つは,申請時において, 「漁業に関わる仕事を年間90日以上行ってきている」と言う, 「実務実績」が,一般的にどこの漁業協同組合でも必要です. その為には一般的には, 漁業権を得ようとする地域の定置網漁などの仕事をさせてもらい, 90日以上勤めた上で, そこの責任者から『就業実績証明書』を貰う事が必要です. その証明書を組合に提出し,審査の結果で加入が許可されるのです. そうして初めて『漁業権』が取得できる事になるのです. 例えばその組合の持つ漁業権の設定されている海域で, 「流し網漁」「刺し網漁」「潜水漁」などの, 漁労ができる権利を取得する事ができるのです. ただし, 地域によっては漁業組合への加入金が必要な場合も考えられます. 漁業権が無いと, 漁業権の設定された海域で海産物を獲る事は一切できません. たとえ漁獲があっても港へ水揚げできません. 漁港のある付近は昔からの集落的人間関係が非常に深く, 地域住民は全員顔見知りであり見知らぬ第三者は目立ちます. 通常,漁獲した場合の『水揚げ』は漁協に納入され, 隣接する市場で競り売りされます. 魚価は『競人(せりにん)』の腕によっても大きく左右されます. 場合によっては魚価の高い都市の市場の『競り』に, 漁獲物を転送出荷する事もあります. 漁師が獲った魚の魚価は,自分が掛けた経費を基に決まるのではなく, あくまでも厳しい市場原理が働くのです. つまり街中にある魚屋さんが, 最終消費者である「家庭の主婦が購入できる価格」を逆算し, 水揚げした魚市場でそれぞれが「競り値を決めて落札」するのです. つまり,『漁師の人件費』『船の維持費』『燃料代』など, 漁師が必要とする経費を基に市場価格が決定されるのではないのです. 家電品などの販売とは違うこの事実を, 充分に知っておかないと漁業経営は成り立たないのです. その為には, 漁獲対象を市場価格の高い魚種を対象に絞り込むなど, さらに季節によって漁獲対象を選択するなどの, 現実的に利益を上げるための,臨機応変な知識や知恵も必要です. 漁師に必要な漁船を操縦する免許についてですが, ご質問者さまと同じ小型船舶4級免許で従事している人も居るでしょうが, その免許では「あまりに生活を支える海域が狭い」と認識します. つまり,現在お持ちの免許では, >船の大きさ:総トン数20トン未満で, 操縦できる船のサイズには問題はありませんが… >航行区域:内水面および海岸より5海里以内(9.26km) この航行区域では漁業経営的に見て移動範囲が狭いと思います. 魚を追い漁をする漁船はもっと広い海域を必要と考えた方が賢明です. 最低でも『小型一級小型船舶操縦士免許』を取得しておくべきです. >また、この家族で漁師に転職したときの年収はどれくらいになり >生活できるのか、考えております。 >現実のご苦労など教えていただければ幸いです。 自己経営と勤務の場合では,当然その収入に差が出てきます. 【漁業会社・組織に勤務する場合】 通常,定置網などに雇われ仕事に従事している場合, 多くは最低給が保障されています. それに漁獲し販売された価格から歩合制で配分されます. 歩合制は漁獲量と魚価が高いと当然給与も高くなりますが, 漁獲量が減少する季節では,最低保障給与になる事も多いのです. 最近は東シナ海北部から流れてくる大型で大量の『越前クラゲ』が, 定置網にかかり,膨大な漁業被害が出ているのもご存知の通りです. クラゲの足にある刺胞で同じ網に入っている魚を傷付け, 市場出荷ができなくなると言う問題も現実に今も報道されています. 定置網漁は今からの季節が本番です. この時期に潮に乗って流れ来ては漁師の生活を脅かすクラゲは, 漁師にとって本当に『現代の悪病神』です. 昔長崎の港から多くの漁船が東シナ海に底引き網漁に出ていました. いわゆる以西底引漁の漁船の事で,乗組む甲板員の給料は, ほとんど『(安い)本給+歩合給(高額になる)』が当然でした. しかし当時は漁獲量も多く,さらに魚価も安定した時代であったため, 一航海して港に戻ると,甲板員の給与に年齢には関係なく 20代前半で30~50万円にもなった時期がありました. 当時の一般の同年齢の10倍位が普通ではなかったでしょうか. しかし,現在では以西底引漁は全面的に休止になっています. 漁獲量の減少と200海里問題が絡んだ, 周辺海域の中国などとの国際問題がその底辺にあります. なお現在の給与の説明については, 経営組織によって給与内容は大きく異なります. 先のNo1の回答でお示しの,求人情報に現在各地の勤務する際の, 勤務条件や給与情報が掲載されておりそれを参考にしてください. 【個人経営の場合】は, 個人の収入になると,各人に大きな差が出るのが現実です. つまり個人のさまざまな知識と技術で漁獲量が決定しますから, 「一概に言う事ができない」のが事実です. >現実問題、やりたい仕事であり、魚を捕るのが好きです。 >釣りもしますし、法改正前は、 >素潜りで楽しんだこともあり少々の知識は付いてきたと思います。 職業としての漁業経営の基本は, 収入源である漁獲量に当然ですが大きく左右されます. それを支える専門知識は一朝一夕で習得する事はできません. 例えば,漁場となる周辺海域の海底の様子や, 獲物の食性・昼夜・季節的移動範囲・漁場の潮の流れなど, さらに漁獲対象の魚の習性全般を知識として必要とします. つまり,厳しい言い方になりますが, 「遊びで得た知識は漁業者として役立つ事は無い』と認識すべきです. 厳しい表現を含め多くを述べましたが, 本当に漁業で身を立て,家族を養う覚悟があるなら, 漁師として生涯を過ごす目的地を絞り,そこの『漁業協同組合』に, 就業相談に行かれることをお勧めします. 現地の現在の漁獲量,現在の組合員の概略生活費など, さらに就職先情報も組合員同士の緊密な繋がりがありますから, だれがどの程度の働く人が欲しがっているのかなどを含め, 生活に必要な住宅などの紹介にも親身に相談に乗ってくれるはずです. ご質問者さまのお役に立てばと, 仕事の合間を見つけ少しずつ記述を重ねました. 時間的に更に読み直す暇がありません. 重複や誤字脱字が含まれている可能性がありますが, その場合は既知にてご判断くださり, 下手な文章をご理解いただき,軽微な誤りはご笑納ください. この回答がご質問者さまの疑問解消の一助になれば幸いです. 最後に『お願い』です. プロフィールを見ると,ご質問は2度目のようですね? 貴重な時間を割いて回答をしています. この回答でご質問に対する問題が解消できましたら,   速やかにここのルールに従って, 「回答への補足」「回答へのお礼」などと共にポイントを付けて, 次回の質問でも多くの回答をいただけるように きちんと配慮して対処してください. できれば読後のご意見などの感想が欲しいですね.

その他の回答 (3)

  • wolddw
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.4

免許関係のみ追記コメントします (1)「船舶免許」(一級小型船舶操縦)   二級免許では沿岸5海里までしか操業できません。   大阪湾、瀬戸内海などの平水区域では二級でもなんとかいけますが、  日本海、太平洋、オホーツク海、東シナ海 を漁場とする場合は一級免許は必須です。 (2)「無線免許」(第一級海上特殊無線)  遭難、漁港、仲間船との交信には「海上特殊無線」が必要です 一般の漁師が持っている「第二級海上特殊無線」 は平時(通常操業時)には、有効ですが、 非常時(遭難、漂流、海賊襲撃、拿捕等)にはあまり役に立ちません。  「第二級海上特殊無線」は、あくまで「日本人の漁師が」「日本語で」「日本船の無線技士」に対して使えるものです。 外国船、外国人が相手の場合、公用英語で暗号(欧文通話表)を使って通信する必要があります。  以下のケースの場合は「英語(世界共通の海上英語)」を使って通信する「第一級海上特殊無線」の資格が必須です。  (自分の命を守る意味で) *日本海、太平洋、オホーツク海、東シナ海等外国の領海に漂流する可能性がある場合*  ・非常時:日本の漁港や僚船の通信圏外まで船が流され外国船の無線士や外国港の管制官に救助を求める時  ・非常時:外国の沿岸警備隊(Coast Guard)巡視艇や基地局に救助を求める場合  ・外国の沿岸警備隊(Coast Guard)巡視艇に禁漁区での密漁や違法操業の疑いをかけられ答弁する場合  ・外国港の防疫検査官(Quarantine Officer)に上陸前の乗組員全員の健康チェックを受ける時  

  • gadovoa
  • ベストアンサー率28% (835/2909)
回答No.2

素人ですので聞き流してください。 聞いた話ですが、 新規に漁師にはなれないと聞いたことがあります。 なぜなら、漁師になりたいと思って誰もが始めたら資源が枯渇するからです。 漁師の息子か、漁師を廃業しようとする人の権利を買うしかないと 聞いたことがあります。 不確実な点が多いので参考程度で。

fojido
質問者

お礼

ありがとうございます。 参考に頭の片隅に入れておきます。

  • fine_day
  • ベストアンサー率70% (6285/8867)
回答No.1

まずは下記のようなサイトで予備知識を得られては。 求人情報のページもあり、その漁に必要な資格や待遇などについても載っています。 漁業体験に参加するのもよいと思いますよ。 全国漁業就業者確保育成センター http://www.ryoushi.jp/

fojido
質問者

お礼

確認しました。 このサイトで勉強させていただきます。 ありがとうございました。 さっそく、可能なものより、行動したいと思います。

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