試験合格者(未登録者)、すなわち有資格者として、就職等では有利になる場合もあろうかと思います。それぞれの分野での法律知識が実務知識以外での知識と認められるのでしょう。
もちろん、それぞれの資格者事務所での採用や他士業事務所での採用時にも評価されるかもしれません。
行政書士は、他資格者の独占業務を除く法務です。幅が広いですし、試験での知識は広く浅くにもなり、専門分野に悩むでしょう。
社会保険労務士は、社会保険や労働保険など専門分野が明らかですから、総務や人事、経理などでの採用時にも有利でしょう。
行政書士は未経験での登録開業も可能です。行政書士会の研修や講習を利用して専門分野を模索するのも良いでしょう。社会保険労務士は一定の経験がないと登録開業が出来ないでしょう。ですので、未経験での資格取得では、すぐに社会保険労務士として名乗ることは出来ないでしょうね。
私は税理士兼社会保険労務士事務所で無資格補助者を5年勤務しました。付随業務などで行政書士や社会保険労務士の一部業務も経験し、現在は複数の法人の役員・職員を常勤・非常勤で勤務することから、行政書士業務(産廃業・建設業・電子定款作成・古物商・は兼業)、司法書士業務(商業登記・不動産権利登記)、社労士業務(社会保険・労働保険・助成金)、税理士業務(税務書類・会計書類)などいろいろ経験しましたが、実際の業務は多少の知識や時間をうまく使うことで処理できてしまいます。ですので、独立などを考えると、幅広い知識と経験、そして得意の専門性、さらには営業力と人脈などが必要となるでしょう。
行政書士、社会保険労務士の順に目指してみてはいかがですか?行政書士は学習方法と時間を上手に行うことで合格の道は切り開くことが出来るでしょう。そして、試験内容の重複する部分を除いて社会保険労務士を目指すのが良いでしょう。
税理士事務所など隣接士業の事務所などの経験も視野に、働きながら勉強するのも良いでしょうね。