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月給取りは何故いけないのでしょうか? 

すこし昔(戦後高度成長期)の文章を読んだりする機会があるのですが、文章の一部に「おや? 」と疑問に思う所があり、理解できない部分があります。 例えば、教育ママが息子に「お父さんのような月給取りになっちゃだめよ。もっと勉強しなきゃ」と言っているシーンや、店を経営していた夫婦が工場から引き合いがあってそこに務める事を勧められた時、「月給じゃあ生活できないわよ。」と妻から夫が諌められたりします。 現在の私の感覚では、個人商店を経営したり農業を営んだり、あるいは社長やスポーツ選手、フリーライターなどある種一般サラリーマンからすれば特殊な立場にいる方以外は大概が月給取りなのだと思っていました。 戦後の高度成長期あたりでは「月給取り」という言葉が何やら否定的な意味合いを持って使われているように感じたのですが、月給でも事足りるような感覚でいるような現在となっては、上述の言葉に違和感を覚えているのです。 ・月給取りという言葉は実際にも否定的な意味合いで使われていたのでしょうか ・あるいはこの言葉は安月給の人にのみ使用されていたのでしょうか。 ・もしこれが本当である場合、どうして卑下されていたのでしょうか。 ・またどのように卑下されていたのでしょうか。 どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授頂きたく宜しくお願い致します。

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noname#98710
noname#98710
回答No.2

戦後の高度成長期を体験した者として…、 >・月給取りという言葉は実際にも否定的な意味合いで使われていたのでしょうか これは、「男子たるもの、『鶏口となるも牛後となる勿れ』(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ→大集団の下っ端ではなく、たとえ小集団であってもそれの長になれ、という意味)という考えが、まだまだ強い時代だったのです。 要するに『一国一城の主』こそが、男の生きる道だと。 てすから、他人に使われる「月給取り」を軽んじたのでしょう。 >・あるいはこの言葉は安月給の人にのみ使用されていたのでしょうか。 それもあるかもしれませんが、基本的に↑で言ったように、「人に使われることをよしとしない傾向」が、まだまだ強い時代だったのだと思います。 一旗あげるぞ!というのが偉いと思われていた時代です。 それが失敗した時は、女房子供が苦労するに違いないのですが、そういうことはあんまり考慮されなかったみたいですね(笑 今は、定収入があるということで、「月給取り」は人気です。 それというのも、やはり家族のため、というのがあると思うのです。 今の男たちは、優しくなりました^^

booter
質問者

お礼

ご経験からの回答を頂き有り難い限りです。ありがとうございます。 >要するに『一国一城の主』こそが、男の生きる道だと。 ! それは知りませんでした。 確かに役人は軽んじられているような気がしますが・・・。 >一旗あげるぞ!というのが偉いと思われていた時代です。 >それが失敗した時は、女房子供が苦労するに違いないのですが、そういうことはあんまり考慮されなかったみたいですね(笑 そうなのですね(笑)。 余談ですが、もし失敗しても戻れる村(村社会)があったから、季節工なりなんなりというのが可能であった。しかし、核家族社会になってからそうした保護が見込めなくなり、サラリーマン化した、と別の書籍にあったのですが、これは戦後成長期ではなく、戦前のお話として挙げられているのですね。 それと、現在の20~30代の大人達は幼少からの起業に対するネガティブな報道が重なった事より、起業=成功ではなく、起業=倒産のイメージが付きまとっているように思えます。

その他の回答 (1)

  • cluze2009
  • ベストアンサー率29% (36/121)
回答No.1

戦後の物資が無い時代は商品は並べればすぐ売れる時代で どの地方都市の駅前でも商店街は活気があって賑わっていたし 店の数だけ自営業者も沢山いました。 つまり自分で事業(自営)を起こせば成功する 確率が今とは違い、段違いに高い時代だったという事です。 おそらくそういった文章の記述はその古き良き時代の 名残りでしょうね。

booter
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >その古き良き時代の名残りでしょうね。 そうなのですね。

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