簡単に言いましょう。
今、大学を卒業した方のサラリーマン初任給(初めての給料)っていくらぐらいだと思いますか?普通で、16万5千円。大体はそのぐらいでしょう。中小企業などの製造業だと、15万円程度です。では、この記事を見て下さい。
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2009102502000188.html
これによれば、
・家賃 65,000円
・電気 5,000~10,000円
・ガス 7,000円
・水道 6,500円
・バス代 2,000円
・電話 9,000円(インターネット代含む)
・携帯 25,000円(3台分)
・食費 50,000円
・学用品 30,000円
・その他 20,000~40,000円
気が付きませんか?この方は、お子さんが3人いらっしゃるとの事で、携帯が自分1台と子供達に2台あるという事でしょう。仮に、生活保護受給者で携帯を3台も持つという事に100歩譲ったとしても、問題はその料金。1台あたり平均8,000円強。かつ、学用品はそこまで毎月出る物ではないし、その他って何に40,000円も使うんでしょうか。
この御家庭では、月240,000円で生活しています。これに母子加算で
・ひとり親世帯就労促進費 10,000円
・学習支援金 (1人目中学生?)4,330円
・学習支援金 (2人目中学生)4,330円
・学習支援金 (3人目小学生?)2,560円
合計 21,220円
が加算されます。かつ、子供手当で26,000円×3人分=78,000円が支給。
つまり、合計で100,000円が貰えるという事になります。
ここで「ん?」と思ったら、あなたの思考は正しいという事になります。
サラリーマンの初任給が10万円台半ばであるのに対し、働かずに生活をしている方が34万円も貰える。倍の金額が貰える訳です。働いて働いて、それでも足りないから助けてくれというなら分かりますし、これに反対する方はいないでしょう。しかし、現行の制度では働かずしてお金が貰え、そして余りが出る。そして、そのお金の出所が国民の税金。おかしいとは思いませんか?
本来なら、地域によって上限を取り決める事が大事。その際、住む場所は県のアパートであったり、市営のアパートと限定するのが良いと思われます。かつ、生活保護世帯の入学金や授業料は完全無料化。その上で、地方なら上限150,000円。1カ月に指定された職業訓練を受講したら15,000円を1回に限って加算。それが正しい生活保護ではないでしょうか?単に保護するのではなく、あくまで労働・自立を目標に保護する。これこそが本来の生活保護なのではないかと考えています。
もちろん、障害や病気によって働けない方はこの限りではありません。
お礼
ありがとうございました。