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キーとトーナリティの違い

ギターをやっております。 http://www.j-guitar.com/ha/sok/sok_16.html こちらでトーナリティの説明を読んだのですが、よくわかりません。 要するにモードでの中心音がトーナリティになると書いてありますが、ではキーの概念とはなんでしょう? もしこのサイトでのキーの概念が、「メジャースケールまたはマイナースケールのトニックの音である」という概念ならば意味はわかります。 しかし実際のセッションではブルースやロカビリー等の、メジャースケールをほぼ使わないジャンルでも、Key=Eとか、Aとかって言いますよね。 そうすると実質「現場では」同じ意味なのではないかと思うのですが、いかがでしょうか??

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  • ベストアンサー
  • felicior
  • ベストアンサー率61% (97/159)
回答No.3

キーという用語は現在主に3種類の意味で使われていると考えられます。 1.「主音」または「中心音」の意味。    いわゆる「キーCで」という指示など。 2.「音階」の意味。(ただし長音階・短音階のときのみ)    「メジャーキー」「マイナーキー」 3.「音域」の意味。    カラオケなどで「キーが高い」というとき。 もともと英語の"key"はラテン語の"clavis"やフランス語の"clef"の 訳で鍵盤の「鍵」を意味する言葉だったのが、やがてCやDなどの 「音名」を意味するようになり、いつの間にか「主音の音名」を表す のに特化した言葉となりました。上の2や3はそこからさらに派生した 用法だと考えられます。 ですから、モードの曲(たとえばCドリアン)で「キーC」という表現 をするのは何ら問題ないと思います。もともと単に「音名」を表す 言葉だったわけですから。 一方「トーナリティ」は「主音または中心音が存在する性質」という 抽象的な意味であって、そのサイトにあるような「中心音」そのもの を表す言葉ではないです。ですからモードだけではなく長調・短調も もちろんトーナリティを持った音組織です。一方、中心音には 「センタートーン」とか「トーナルセンター(調性中心)」といった 言葉があります。 というわけで、キーとトーナリティーはやっぱり違う言葉です。 Cドリアンは「キーがCでモードがドリアンというトーナリティー」 であるといえます。

younsuke
質問者

補足

みなさん遅れてごめんなさい。 >「トーナリティ」は「主音または中心音が存在する性質」という 抽象的な意味 >Cドリアンは「キーがCでモードがドリアンというトーナリティー」 であるといえます。 なるほど、ではモーダルインターチェンジってモードを曲の途中でかえることですよね?「ということはモーダルインターチェンジや転調があった場合にトーナリティが変わる」ってことでしょうか??

その他の回答 (2)

  • lilact
  • ベストアンサー率27% (373/1361)
回答No.2

トーナリティには広い意味と狭い意味がありますが・・・。  中心音=トーナリティ 示してあるサイトのこの説明はちょっとどうかなと思います。  『ド(C)』を中心音(トーナリティ)とした各“モード” この説明も言いたいことは分かりますが、次のように書いた方がいいような気がします。  トーナリティの中心音をドにした場合の各モード キー=トニックの音 この意味では使っていないと思います。実際こうではないですし。 実際には「(キー)Gで」とか「Gドリアンで」という使い方をしますが、「トーナリティはGでモードはドリアン」という言い方はしないと思います。

  • ssmanishss
  • ベストアンサー率47% (487/1019)
回答No.1

KeyinCにおいて、次のそれぞれルートをひとつずつずらしていった音階を教会旋法(チャーチモード)といいます。スケールに対応するモードとテトラッドを並べて書きます。 ドレミファソラシド Cアイオニアン Cmaj7 レミファソラシドレ Dドリアン Dm7 ミファソラシドレミ Eフリジアン Em7 ファソラシドレミファ Fリディアン Fmaj7 ソラシドレミファ Gミクソリディアン G7 ラシドレミファソラ Aエオリアン Am7 シドレミファソラシ Bロクリアン Bm7-5 だからincの自然な長音階を使った曲ではCコードではCアイオニアン、Dm7ではDドリアンが使えますよ、と言います。それがテキストでは「トーナリティ」と言っているわけです。 つまり、どのモードも言ってしまえば「メジャースケールを置き換えただけ」なんですよ。だからこそ逆にどの音から始まるスケール(モード)かによってトーナリティーは変わってくるんですよね。 仰る通り実際の現場では、これをいちいち理論的に解析しながら演奏することはありません。モード奏法にしろ、その他の減音音階やコンディミ、全音音階にしろ、アドリブを作る手だては他にもいろいろありますし、これらの音階にとらわれないアウトスケールやクロマティックも現場では多用されます。 ただ、「キー」というのは楽譜に示された回帰すべきトニックだ、という点では質問者さんの解釈で間違いないと思いますが、トーナリティ、モードというのはもっと瞬間瞬間で流れていくフレーズの「調性」を感じろ、ということだと思います。 ですので、質問後段の部分では「キーAでいくよ」と3コードブルーズをやるときに、キーはAでベースラインはそれを基調に流れていくはずですが、メロディー楽器においては、必ずしも特定のスケールだけを使うわけではなく、コード進行やコードトーン、ベースラインなどに合わせてその時々でモードを選択せよ、と言うことです。ペンタ一発のアドリブであっても、キーAだからAマイナーペンタのみということはなく、通常DペンタもEペンタも使います。 だから、実質現場では同じ意味かと言われるとそれはやはり違うんですよ。キーはキーでその時の約束事ですが、モード、トーナリティは演奏の中で刻々と変化していきますから。

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