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奈良・円成寺にあった注連縄ですが、何を意味しているのですか。
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『境内の東入口に勧請縄とよばれる注連縄がある。これは五穀豊穣を 祈る〆縄で、1月10日に謹製し中央の飾り物は陰陽を表すという。』 http://www.yo.rim.or.jp/~s-toyoda/enjoji.html 陰陽・・・ 「陰陽(いんよう)とは、古代中国の思想に端を発し、森羅万象、宇宙の ありとあらゆる事物をさまざまな観点から陰(いん)と陽(よう)の二つに 分類する範疇。陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、 万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる。」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD インドの神様を祭るところには陰陽というと男女の交合を表す ところが多いので、こちらもその流れを汲んでいると 考えられないでもないです。形から見たらそんな感じですし。 ただ、円成寺がそうかというのは知りませんが。 真言密教の寺のようですから、その可能性は高いと思います。 理趣経には十七清浄句なんてものもありますし。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%86%E8%B6%A3%E7%B5%8C
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>皇室ゆかりのお寺ですから。 >なので、菊をデザインした注連縄なのだと思いますがいかがでしょうか。 これでは、私の「五重塔の頂上の輪に棒を差し込んだ形の影響を受けた」と同じ、それ以下。 もっと踏み込んで作者の意図を考えなきゃダメよ。 皇室ゆかり=菊花 陳腐! あれは太陽を表しています。 赤い果実は太陽本体です。 周りの花弁状のものは太陽光を表す。 皇室の祖神天照大神なのだ。 ここから仏教と融合とか、或いはエネルギーとか尾鰭つける面白い。 風水くっつけてふくらすのも面白い。 (アートに歴史的宗教的装飾をつけるのはどうもね。) (アートは知識じゃないよ!)
お礼
ありがとうございます。 つまり、アートは単なる形ではなく 作者の心が反映されたものだとお考えなのですね。 なんだ、アナタも私も同じ考え方じゃないですか。 >アートに歴史的宗教的装飾をつけるのはどうもね とおっしゃいますが注連縄って日本神道という宗教のものですからね~ (仏教と神道は習合されていたのでお寺にも注連縄があります) >アートは知識じゃないよ! もっともなことのように思えますが 知識も必要です。知識だけではかれるものではありませんが。 仏像など鑑賞される際にはそのお寺の歴史など知っておられると より深く鑑賞できると思います。 それにあなたも仏教と融合とか風水とか いろいろ考えておられるじゃないですか。 >これでは、私の「五重塔の頂上の輪に棒を差し込んだ形の影響を受けた」と同じ、それ以下。 繰り返しますが、九輪に似ているというあなたの指摘は 全くそのとおりなのです。 私は注連縄なので神道のことばかり考えてしまって 神道と仏教が習合されていることを忘れてしまっていたのですよ。 あなたの回答はそれを思いださせてくれました。 感謝の意を表しまして、このあたりで締め切らせていただきます。
私オカルト嫌いの無心論者です。 この写真見て、縄のアートと思いました。 仏教にはもともと「輪に棒を差し込んだ形」あります。 五重塔の頂上にあります。 ◎そこのお寺のセンスのあるお坊様が単にアートを作った。 ◎仏教界にある形式の影響受けた。 ◎それだけのことで、 【もっともらしい理屈は後から誰かがつける】ワハハ。 縄の巨大アートです。ただのアートですが、理屈たくさんつけられるよ。 http://kyoto-np.jp/kp/newfun/contents/sun/art_newworld/art13-02.html
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、塔の頂上にある九輪に似ていますね。 私も無神論者です。 しかし、形には意味があると考えています。 アートは見る人によってどんな解釈をしてもいいという風潮がありますが 私はそうは思いません。 アーチストは何かを表現するためにその形を造ったに違いないと思うからです。 ですのでアートを鑑賞する際には アーチストはどのような気持ちで形を作ったのか、を考える必要があると思っています。 それともアーチストは何の意味もなくその形を作ったのでしょうか。 とすれば、なんとも不毛なことですね。 げんに九輪だって五智如来と四菩薩を表しているとされています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E8%BC%AA まあ、あなたや世間一般の考えでは これもあとになって、もっともらしい理由をつけたのだということになるでしょうが。 しかし、相輪に似ているという指摘はスルドイ、と思いました。 大変参考になりました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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回答番号:No.1 お礼欄の仰せにより、以下補足します。 ヒンドゥ三神の一つブラフマンなる創造の神が創造の意識の側面たるブラフマとして発した観念がvibrateする聖なる母、宇宙ガンガとなり、そこに一人子を創る。いずれもブラフマの観念である。 これがキリスト教にも符合するかもしれない、父なる神、母、御子というなのでしょう。 こうしてできた父と子と精霊は三重の体を持つ。 つまり宿る。肉体(物質)界、観念(エネルギーと心理)界、そして根(底)界。 私の精進はSelf-Realization Fellowshipです、ハイパーリンクさせると、削除されますので、なぞって貼り付けると、HPが出てきます。 ラージャヨガの世界です。 教えは個々まで具体的ではありませんで、私の会得です。
お礼
何度もありがとうございます。 ヒンズー教の考え方、ということですね。 キリスト教に符号するかも、というのは私もそう思います。 また、仏教でも真言宗などでは 「大日如来」を「法身仏」、真理の具現化を「報身仏」、釈迦を「応身仏」といい、異なった仏ではあるがすべて一体と考える(一身即三身・三身即一)そうですね。 参考になりました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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注連縄って一般には結界ですよね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A8%E9%80%A3%E7%B8%84 そして蛇を象っている。 龍(本字は竜のこと)は中国を中心にして観念された四神の一つですね。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E7%A5%9E 水神であり、般若心経のナーガーリュージュを中国では上手い具合に竜樹と漢字訳しましたね。 インドには竜の観念はないとのことです。 蛇は神聖。ブラフマンが数億年のサイクルで創造を自己に引き上げて座するとき、その下で支えるのが不死、不老のこの蛇たちですね。 注連縄の起源は知りませんが、蛇だとの事です。 いろんな注連縄がありますが、この写真の注連縄も珍しいですね。 最初に意味があって、それで始まるものもあり、最初の意味から外れた意味を付与されるものもあり、意味がなかったが意味が付与されたり、増やされたり、話を作られたりするものがあります。 私はこの写真で一瞬、界を貫き昇る長いものを見ました。 宇宙(創造)の界三重になっているそうです。
お礼
回答をありがとうございます。 注連縄が蛇だというのは私も聞いたことがあります。 蛇は古代エジプトやそのほかの地域でも神聖視されることが多い動物ですね。 龍とは蛇をモデルにつくられた聖獣でありましょう。 蛇は不老不死の象徴なのですか。 私は三つの輪から三輪山(奈良県桜井市の大神神社)の大物主を想像しました。 大物主は蛇神さまで、大神神社に行くと蛇の好物の生卵がお供えされています。 宇宙の界が三重になっているという感想、興味深く拝読いたしました。 どの宗教の考え方でしょうか。 よろしければ教えて下さい。
お礼
回答ありがとうございます。 円成寺のhpに「中央の飾り物は注連縄は陰陽をあらわす」と書いてあったのですね~。 五穀豊穣を祈る注連縄ということならば 男女和合を表したものとも考えられますね。 飛鳥には男女のシンボルを象った勧請綱のほか 飛鳥坐神社というところにいきますと 参道にぎっしりと陽石と陰石が並んでまして圧巻でした。 ソレを象ったキーホルダーのお守りなんかも売っていて 欲しいなー、と思ったんですが どうしても「下さい」といえなかった。(笑) そう思ってみると、 この注連縄は昔の人の大らかな心を表現しているようにも思われますね。