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塑性変形
静的塑性変形と動的塑性変形の違いってなんですか?
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回答No.1
「動的塑性変形」とは、低サイクル疲労などの変位制御の繰り返し荷重の下での塑性変形と言うことでよろしいでしょうか。「静的塑性変形」は引張試験で見られる塑性変形になります。 静的塑性変形では、転位が発生、移動、増殖し、最大せん断応力方向にすべりが生じる。動的塑性変形では、引張圧縮の塑性ひずみのために転位が発生、移動、増殖し、転位は転位がto and flowする(行ったり来たりする)。発生した転位は、お互いに反発し絡み合い、網目状に亜結晶状になります。静的塑性変形でも亜結晶を示す金属もありますが、繰り返し塑性ひずみの場合、透過電子顕微鏡観察の結果、引張試験よりも明確な網目状の亜結晶になることが報告されています。これは、繰り返し塑性ひずみにより、転位がto and flowするため、明確な亜結晶になると言われている。静的な応力-ひずみ曲線と繰り返しの応力とひずみの関係曲線と比較すると、ひずみ硬化も繰り返し塑性ひずみの場合が大きくなります。 静的と動的では変形のメカニズムが異なるので単純には比較できないところがあります。 低サイクル疲労、繰り返しの応力とひずみの関係、繰り返しひずみ硬化等で検索しますと実際の巨視的データ等が見られます。 回答になっているかどうか分かりませんが。