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日本の精神科医療
日本の精神科医の質は欧米に比べると非常に悪いように思いますが、 どうしてこのような質の低い医療になっているのですか? 病床数が非常に多く、患者を治療するという側面が日本の病院には非常に弱いという事と医師の診断の精度に疑問があります。 うつ病の診断をもらって国民のお金である生活保護金を違法に受けていた集団の存在も最近明るみになりました。 専門の医師が病気かそうでないかを見抜けないようでは患者に医師としての能力の欠如を非難されても仕方ないのではないでしょうか? はっきりした診断が難しいにしてもこのような詐病がまかり通ることはないようにお願いしたいと思います。 他にも薬を必要以上に処方する医師もいるように思います。 医師の方はこういった事にどのような意見をお持ちなのですか? 日本の精神医療を向上させていこうという意思はお持ちなのでしょうか?
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- Schneider2000
- ベストアンサー率31% (24/76)
>その人から意見を頂いて現状の僕の認識が変わりました。 僕の意見には不必要に挑戦的な部分があり 回答者様に不快な思いをさせた事と思います。 申し訳ございませんでした。 質問者もようやく自分の問題点に気づいたようですので、最後に1つだけ忠告しておきます。あなたは精神医学や精神医療に対する考え方が根本的に間違ってると思いますね。 音楽や芸術がなぜ人を感動させるか、それを科学で解明できますか?人間の生産的な精神機能を科学で100%解明することは(少なくとも現時点では)不可能です。 科学では明らかにできない部分を、経験を積んだ医療者が専門的に判断する。それを非科学的と言って信用に値しないというなら、精神医療なんて、そもそも成り立ちません。 医療者と患者との信頼、協力関係なしに、精神機能の回復などあり得ません。必要以上に医療者を敵視する態度では、真に患者のために役立つ活動はできないと思いますよ。
- Schneider2000
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面倒なので、これで最後にさせてください。 >そういった世界と日本の医療の現状を詳しく比較した文献や論文があれば教えて頂きたいのですが 自分でお探しください。 >だからお金もちなら良い医療を受けれるというわけではないと思います。普通の大学生なら誰でも僕が体験した治療は受けれるはずです。 普通に大学に行ける、という時点で「けっこう金を持ってる」ということに気づきませんか? >医師の方は精神医学の最終的な診断は自身の主観と経験に頼るしかないという事でしょうか? たとえば患者が気分の落ち込みを訴えたとしますね。これを「抑うつ気分」という病的状態と解釈するか、正常な気分の落ち込みと見るか、それは究極的には「医師の主観と経験」によりますね。 >最終的な診断は医師の主観による部分が多くなり、医師を信頼できない人も増えるでしょう。 精神医学が偽の科学ではないかという謗りも免れ得ないのでは ないでしょうか。 信頼する、しないは患者の自由ですからお好きなように。 人間の脳を解明するというのはそんな容易なことではないです。単に、現時点で未解明の部分が残っている、というだけでしょう。それを偽の科学と呼びたいなら勝手に呼べばいいんじゃないでしょうか。何か問題ありますか? >何より病気であるという診断を受けた際に(その後回復したとしても)社会的な信用を大きく失います、この点は社会の問題でもあるかも知れませんが。 はい、それは社会の問題でもあるでしょうね。 うつ病に限らず、精神疾患というのは社会的機能を衰えさせ、再発を繰り返すケースも少なくない。社会的信用を失うのもやむをえない部分がありますね。 精神科医として、少しでも早く社会的機能を回復させ、病状の再燃を防ぐように努力しているつもりですが、力が及ばないこともあります。ご期待に添えなくて申し訳なく思いますが、だからと言って「独自にちょっとは医療の事を考えたりしないんですか?日本の医者は」とまで、ののしられなきゃならないとは思いませんね。
- Schneider2000
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>日本の精神医療は何か欧米に引け目でもあるんでしょうか? 診断基準のDSMもアメリカの社会の基準ですよね? WHOの診断基準もありますが、日本で使われてるんですか? 独自にちょっとは医療の事を考えたりしないんですか? 日本の医者は 年金や自立支援など、行政に提出する書類の診断基準はWHOのICD-10を使用していますが。 それに、日本には日本独自の伝統的な診断学というものが存在します。日本独自の疾患概念や、日本独自の治療法も存在します。 誤解なさっているようですが、DSMは本来は統計や研究のための診断基準です。論文を書くための診断基準ですよ、あんなものは。 DSMを臨床の場面でも無批判に受け入れている日本人なんていないと思いますが。 >お話の出来事ですがそれっていつの時代のアメリカですか? そういった事情がアメリカにあったのは1950年代ではなかったですか?最近の事ですか? 現在進行形と思っていただいてかまわないと思います。 >僕が治療を受けたのはNEVADA Reno という大学の 付属機関でしたが、地域差があるんでしょうかね 地域差ではなく、経済格差です。あなたのようにお金があれば、大学病院にでも入院できるでしょうが、かの国は無保険者も多く、ろくに治療が受けられない精神障害者が巷にあふれています。 どんなものにも光と闇が存在します。米国の光の面だけを見て日本を批判するのはどうかと。
お礼
失礼ながらschneiderさんのログを読ませて頂きました。 うつ病についての相談の判断についてschneiderさん は少なくとも根拠にDSM-IVの診断基準を持ち出しています。 研究統計の為のみと仰っていますが、このように引用される以上 (もちろん他の要素も参考にしていらっしゃるでしょうが) ある程度病気の診断の根拠にしていると思わざるを得ません。 他の専門家の書いた書籍を読んでも診断に関連する項目で ある程度DSM-IVの話は出てきます。最終的には医師は面接して診断を 下しますが医師の方は精神医学の最終的な診断は自身の主観と経験に頼るしかないという事でしょうか? そうなると1対1の診断において元患者の僕の立場では十分な説明をしない医師や矛盾した診断の根拠を述べる医師に不信を抱く事になります。 セロトニン仮説にしても セロトニンの不足による情報伝達の鈍麻からどのようにして 気分障害と起こすのかというメカニズムの部位は説明されません。 光トポグラフィーによる脳内の血流を測定する方法もあるそうですが、 物理的な根拠のある機材を使用して測定したデータを元にした説明は 特定のニューロン集団の発火パターンや時系列パターンが 人間の感情の状態と相関があると証明されでもしない限り、 うつ病の主症状である気分の深い落ち込みという部分を 説明しきれるものではありません。 この点がはっきりしない限り最終的な診断は医師の主観による 部分が多くなり、医師を信頼できない人も増えるでしょう。 精神医学が偽の科学ではないかという謗りも免れ得ないのでは ないでしょうか。 このようにうつ病の原因の解明への働きかけが弱く見える点が 僕が日本の精神医療に対して最初に投稿した内容のような 印象を抱く理由の1つであります。 何より病気であるという診断を受けた際に(その後回復したとしても) 社会的な信用を大きく失います、この点は社会の問題でもあるかも知れませんが。 よろしかったらこの点に対するschneiderさんのご意見を どのようにすれば病気で人生において大切な物を失う人間を減らす事が出来るのか、ご意見をお聞かせ願います。 ご面倒でしたら特に返答の必要はございません。 長々と失礼致しました。 ご返答ありがとうございました。
補足
日本の現状を教えて頂き、ありがとうございます。 そういった世界と日本の医療の現状を詳しく 比較した文献や論文があれば教えて頂きたいのですが そういった書籍は存在しないのですか? webではそういう情報が多いのですが、書籍となると 専門家の方が調査されたものを探し出すのが難しいのです。 あ、ちなみに私の行っていた場所は大学病院ではありません。 付属のヘルスセンターでしたよ。だからお金もちなら 良い医療を受けれるというわけではないと思います。 普通の大学生なら誰でも僕が体験した治療は受けれるはずです。 去年はアメリカの別の大学へ留学してましたんで、 状況は西海岸なら近いんじゃないでしょうか? どんなものにも光と闇が存在するので 日本にも光と闇の面が存在します。 他の国の医療の良い面悪い面から学び取り日本の医療に 還元するのは精神科医療に限らず必要なことだと考えます。 私なりに現状を知りたいと思っているので 日本医療と欧米の医療の比較をされている専門家の書籍や 論文をご存じでしたら教えて頂けますか?
精神医療だけでなく、医療全体の話ですが、一部の金儲け主義が、医療向上を阻害している要因では、と思います。 きちんとした方々は、患者の為に何が良いかを、医療学会に参加し、意見交換をする事や、個人的には、国内外の論文・研究にどのような事が有るかを、自分自身が足を運んだり、インターネットで調べたり、気に成る医療関係者・機関と手紙のやり取りをするなど、色々と努力されています。
補足
ご意見ありがとうございます。 僕なりに調べてみたいので どのような学会でそういった医療向上を研究されているのか 学会名をご存じでしたら教えて頂けますか? 自分でも調べてみますが、医学により近い学問をされている方でしたら 直接聞いた方がよく状況が分かりますのでお願いします。
- Schneider2000
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海外の精神医療をご覧になったことがあるんですか? 私は米国の精神医療を視察したことがありますが、日本のほうがはるかにましです。かの国では病床数が少なすぎるため、多くの患者が治療を受けられず、生活に困窮し犯罪に手を染め、刑務所で初めて医療を受けることができる、という悲惨な現状がありました。「脱施設化(ベッド数の削減)は明らかに失敗だった。日本は真似をしないように」と言ってましたね。 詐病の問題については「人間のやることですから100%はありません」としかお応えのしようがありません。たとえば日本の警察の犯罪検挙率は100%ですか?いかに優秀なプロの職能集団であっても、100%などということはあり得ません。言うまでもないことです。 日本の精神医療の質が他国に劣るなどとは、これっぽっちも思ってはおりませんが、それにおごることなく日々精進しているつもりです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 僕が治療を受けたのはNEVADA Reno という大学の 付属機関でしたが、地域差があるんでしょうかね
補足
はい 米国滞在経験者ですし 向こうで治療も受けてますから 少なくともアメリカの病院ははるかに日本より 治療方法は開放的でしたよ? 社会に戻すという点に重点が置かれてると感じました 日本の精神医療は何か欧米に引け目でもあるんでしょうか? 診断基準のDSMもアメリカの社会の基準ですよね? WHOの診断基準もありますが、日本で使われてるんですか? 独自にちょっとは医療の事を考えたりしないんですか? 日本の医者は お話の出来事ですがそれっていつの時代のアメリカですか? そういった事情がアメリカにあったのは1950年代ではなかったですか?最近の事ですか? 出来ればそういった事情がしっかり書かれてる参考図書など 教えて頂けますか? アメリカの医師の論文や著者であればなおよいです。
ここ(参考URL)に大体のお答えが記載されているのではないでしょうか。
補足
ありがとうございました。 この質問とは別の方に対する回答になってしまいますが 私は医者が100%精確な診断が出来るとは 考えていません。しかし長期間に渡る診察(僕が例に挙げた集団は 4200万円分の保護金をもらっていたのである程度長期に渡って 受けてるはずです。) など、時間や状態や技術や経験で診断の精度は上げる事が出来るはずです。問題は社会問題になるほどの巨額のお金をとられる前に なんとか気づく事は出来なかったのかという事です。 事ここまで至ると単純に100%とかはないとかではなく 医師の能力不足の方が要因としては大きいのではないですか?
お礼
先ほど別の掲示板で会話しておりましたが、 その人から意見を頂いて現状の僕の認識が変わりました。 僕の意見には不必要に挑戦的な部分があり 回答者様に不快な思いをさせた事と思います。 申し訳ございませんでした。 不必要に挑戦的な物言いや挑発的な態度は以後改めます ただ僕はうつ病で自分の人生の質を失うのも 適切な対処をしていれば遥かに軽症ですんだはずの人が周囲の認識不足から長期間病気に苦しむような事もないようにしたいと心の底から願っています。その怒りが間違った噴出の仕方をしました。 真に身勝手ですが回答者様に節にお許しを願います。 申し訳ありませんでした。 私の認識の全てが変化したわけではないですが、 これからも至らない点は勉強し向上して意見を発信し、 自分なりに少しでも病気の被害者を助けられるような 事をしてみたいと思っております。
補足
>それを偽の科学と呼びたいなら勝手に呼べばいいんじゃないでしょうか。何か問題ありますか? 問題あります。 一般人ならともかく医師がこれを言うのは問題だと考えます。 医師は医学的な知見に基づいて診断を下し、副作用のある薬を 患者に処方するのでこの点は薬理や病理において科学的に 実証され、再現性のある手法でなくてはいけません。 そうでなくては薬効のよく分からない薬物を患者に投与している 事になりますし、治し方をよくわからない病気に対して治療をしている 事になりますよね? 精神医学はコーラを膣内に入れて避妊できるとかに近い 迷信じみた治療しかやってないとでも仰るのですか? 科学的に未知というのならそこを真摯に説明されれば良いと思います、 それでも薬を使用する事で良くなった事例が多いというのであれば ブラックボックスの部分が残ってても薬物療法を受けたいという患者さん はたくさんいるでしょう。この点に医師の不誠実さを見てとります。 信頼する、しないは患者の自由という事ですのでそうさせて 頂きます。現在、医療機関に関する大きなデータベースを作って 患者に自由に良い精神科医=治療してくれる可能性の高い医者 を選ぶのに役立つサイトを立ち上げる計画を考えています。 もちろん英語での説明もするので、海外の医師からも自由に 日本の医療の状態の現状を把握できる様にしたいと考えています。 情報収集に関しては患者さんの中から有志を募り、カルテや処方箋や 医師の許可を得て得た医療施設の設備の情報などに基づき、 患者の治療や医師選択に参考になる情報を各都道府県の医師ごとに 掲載出来れば良いと思ってます。 僕の考える矛盾した診断や適当にごまかして患者への説明を 十分にしない医師や誠意のない医師には患者が集まらなくなるんじゃないでしょうか?精神科ユーザーの方にはネットで情報を集める方が多いと思いますしね。 海外との医療の質の比較論文をご存じないという事は あなたは学術的レベルに達しない自身の知見を 最初の質問への返答で私にお返しになったという事と判断 させて頂きます。知っていて質問に答えないのならこれは 知恵袋で回答する以上不誠実です。 どれほどの期間米国へ視察へ行かれたのかは 知りませんが、知恵袋への質問に専門家として回答なさるなら、 それくらいの事は抑えておいてもいいんじゃないでしょうか? この件に関しては私の所属している団体から論文の検索を させて頂く事にします。 >普通に大学に行ける、という時点で「けっこう金を持ってる」ということに気づきませんか? 日本から海外の大学へ行くならいざ知らず、 日本の公立、国立大学ならどうでしょう?お金持ちとは言い切れないと思います。奨学金制度もありますし、そういった人は私でなくとも 日本に多くいるはずです。日本と海外の公立大学のヘルスセンターで受けられる治療に差があるならそれは米国と日本の医療の質の差だと言っても差支えないでしょう。 現在の日本では経済的に大学へ行く事も難しい等とおっしゃるのならこれは日本社会を見誤っておられる。患者さんは病気の影響から 経済的に厳しい状態になるという統計もありますが、 一般社会はそうではありません。 それから 人間の脳の機能全体が未知であるという話と病理のメカニズムの話は 別ではないですか? 事実てんかんの原因の議論は脳内神経細胞の発火の乱れという 事で決着がついているはずです。うつ病もこのように部分的に解明された 脳の機能が原因であると言えない理由はないのではないですか? 私の過去の発言が感情を深く傷つけられたのならその点は謝罪致しますが、専門家として発言されるならweb上での発言にも 気をつけた方がよろしいのではないでしょうか? >はい、それは社会の問題 社会のみでなく社会に病を説明する精神科医の側も問題を 共有していますよね? あなたは過去に医学生に対して先輩医師として 医学部志望者に助言されていらっしゃいますが、あまり後裔に指示は されない方が良いのでは? 最後に、主観と経験を頼りに人間を精神障害者と診断できる 現代の精神科医療に危機感を覚えます。現状の課題としては 脳の機能と病理の解明に全力を注ぐしかありませんが、 それ以前に普通の努力で解決できる問題が多くあると感じたので この質問を立てた次第です。 ともかくschneiderさんの回答は様々な意味で参考になりました。 ありがとうございました。