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日本人は勤勉だから?(過多な精神科病床数の謎)
- 日本の精神科入院病床数は諸外国と比べて10倍程度多いと統計が出ています。なぜこうなっているのか、ご存知の方いらっしゃいますか?
- 一部の入院患者は知的障害者や誤診された自閉症児、アスペルガー症候群の可能性もあります。また、健康な人が入院しているケースもあります。
- 日本はエネルギーや資源のほとんどを輸入に頼っているため、勤勉さが求められてきました。そのため、勤勉でない人物が目立つこともあるかもしれません。
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確かに精神科病棟のベッド数が世界で最も多い国は日本らしいですね。 http://www.sizen-kankyo.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=192929 理由 (1)精神障害者の社会の偏見や差別が強く、家族が自宅で支えきれない。 (2)医療法の精神科特例により、精神病院は一般病院の3分の1の医者の数と3分の2の看護士数でよいとされ、 病院を開設しやすかった。 (3)地域生活支援施設など病院が家庭以外の受け皿がなかった。(以上ソースより) この問題については、世界保健機関(WHO)からも改善勧告が出ているようです。 http://psy-net.pia-net.net/db/4book/020309yomi.html これに加え私個人が長年感じている問題は、医療保険制度の偏りです。 精神科は「受診時間を1分以上かけると赤字になる」などと云われたりします。 つまり現在の日本の医療保険制度では、薬を出す以外の医療行為については、なかなかお金にならないのです。 森田療法などもこれがネックであり、森田療法の治療によって最終的に薬を一切飲まず 根治できる神経症系の治療が阻まれがちです。 又この問題は、境界性パーソナリティ障害の治療として海外で目覚しい実績をあげている、 弁証法的行動療法(DBT)の普及の妨げにもなっています。 こういう問題が改善されれば、長年入院をしなければいけない人の数が減ることは間違いないと思われます。
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- youchan37
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レスありがとうございます。 弁証法的行動療法はマーシャ・M・リネハン博士によって、1993年にアメリカで確立した療法です。 この療法は、期せずして日本の禅や森田療法とも共通する内容を持つに至ったようで、 日本の森田療法専門医なども注目しています。 又、その後1995年に確立された、統合失調症の人のための行動療法もあるようです。 私個人はこちらは門外漢なので詳しくありませんが、効果が確かなら、日本でも広く行われれば良いなと思います。 http://pcbt.kokoronet.ne.jp/step1/cbt1.html
お礼
そうですか。ヘーゲルで有名ですが、ソクラテスなども実は「対話法」でやっていたという弁証法関連の治療法になりますか。 僕はどうも分裂気質(孤立しやすく、羞恥心を感じやすい)なので、せいぜい家族とくらい話が通じたらよかったんですが、子供のころからサポートがあまりありませんでした。 亡くなった父方の祖母と、僕の母に聴覚の障害があります。 医者とか、三代前の話から聴いている暇とか、全然ありませんね。 くだらない現実だと思います。 だんだん腐ってきますね。 病院に行くと、癒されるのではなく、かえって疲れますね。 眠れなくなければ、行かないのですが。子どもの頃から気苦労が絶えなかったので、不眠症になっています。 父も義祖父から土地を買い上げる形で戦後農業を継いだそうで、被害者意識でひがみっぽくなっています。 小学生の時は金がなくてスポーツ用品とか買ってもらった事とか皆無なのに、古いスキー板でリフトを使わないで山に登って、一回滑ったら新雪に突っ込んで骨折して入院しました。クラスで一番早く2年の時でした。 いい加減疲れてきます。 自分では孤軍奮闘しているつもりなんですが、いい加減やになってきます。 人口3万人にもならない市の高校の卒ですが、当時の共通一次試験で750点以上取ったのは僕くらいで、僕は890点近くありました。 偏差値70くらいでした。 金があれば、もっと金の儲かる医者とかにも成れたのかもしれませんが、貧困の拡大再生産をしているという状況です。
- myau_256
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こんにちは(^^ 「社会的入院」という言葉を、聞いたことはありませんか? 治療を受けて回復しているものの、家族や社会に受け入れ先がない故に、長期入院を余儀なくされている人たちのことです。 入院しても退院できないわけですから、入院患者数は増える一方になり、その分病床数も増えることになりますね。 最近の流れでは、精神医療が入院中心から通院中心へと変わりつつありますので、今後徐々に入院患者は減るんじゃないでしょうか。 しかし、今まで「社会的入院」していた人たちの受け皿が非常に不足してますので、病床数が減っていくのは、まだかなり先じゃないかと思います。
お礼
あ、すいません。 お礼したはずなんですが、最後のボタンを押さなかったようでした。 確か、「性格の損な知的障害者」の人の事を書いたような。 かなりの割合で、精神科に「性格の損な知的障害者」の方が入院しておられるんですよね。 統合失調症の4倍程度、「健康な知的障害該当者」の方がいるので、そういう人などへの福祉も鍵になってくるのではないかという事でした。 精神障害者へのグループホームも出来てきましたが、実のところ多いのは「働き続けている人」だと思います。 平均発病年齢30歳くらいなので、まあ、生活力が保持されれば、働いていけると思います。 文字通り、失礼しましたが、たいへんありがとうございました。
- d194456
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遺伝子の中に「不安遺伝子」と呼ばれる遺伝子が有ります。 日本人は他の何処よりも、この遺伝子を持つ人が多いとか。 病床を必要とするのも、遺伝子が求めさせているのかも。 全くの推測ですので、真偽は確かめて下さい。
お礼
そうですか。アルコールの下戸の遺伝子なども多いようですね。 急速な経済発展で不適応者が増えたような事かと思っていました。 それにしても、ほんと、怠惰な人が目立つ日本ですね。 僕はまあ、肌や髪や瞳の色は違っても、さほどの精神的な差は無いかとも思ったりするのですが。 病床数減らすと言っても、精神科医などの抵抗にあいましょうね。5倍10倍というのはあからさまに多すぎますし、基本的人権が守られていなかったりします。 当市の精神科入院病床は市長の英断で全廃されました。必要より10倍くらい病床数が多かったです。市内の統合失調症患者が一生で1年程度利用するとして3床くらいあればいいんですが、実のところ50床くらいありました。 GDPも中国に抜かれますけど、あちらはまだ資源があるだけいいかなと感じます。 ご回答ありがとうございました。
私の偏見かもしれませんが、 老人ホームにも入れなかったお年寄りなんかの 受け皿にも一役かっているのではないでしょうか。 私は5回入院しましたが、別に精神の病ではない、 あるいは精神病でも軽い(入院するほどでもない) ご老人もいらっしゃいましたので、そう感じました。 全く見当はずれだったらごめんなさい。
お礼
早速のご返事ありがとうございました。 日本の精神医療の事を考えると徒労感がわくんですが、だんだんましな状況になっているかもしれないです。
補足
ご回答ありがとうございます。 各地で病床の活用法もそれぞれ何でしょうかね。 そうでしたか。僕は8回ほど入院しているのですが、6回は親父の策略で入院させられました。僕がやや逆説的な事とか言うと、親父が「そんな事言うなら病院に行くか?」とか言うんで、田舎では自分の教養に対応できるのは医者くらいしかしないだろうから、相談に行くか、とか思って行ったら、馬鹿親父よりもっと馬鹿な患者が来た、とかはっきりわからないのですが、精神科医が認識して、6回くらい強制入院になった事があります。 ちなみに僕の学業成績は他の99人が間違っていても僕は正しい事を言う程度のものです。 入院してみると、初めは気付かなかったのですが、知的障害者と思われる人がかなり多い。そんなに年でもない人が、自転車で倒れて膝の皿の骨を割ったとか、運動神経もない事を示している。 ちなみに一回精神科に入院すると、後は何の病気でも精神科に入院という事になります。 あと、ご老人はあまり目立たなかったです。居ても、何も喋らず、廊下を行ったり来たり歩いている人とか、ああいう人、昔の発達障害者の概念が弱かったころの自閉症の人かなあ、とか思いました。 あと、冬になると建設作業員ぽい人が、どどっと大量に入院していたりしましたが、生命保険で黒字になるので入院を希望したのかなあ、みたいな雰囲気でした。 まあ、確かにこちらでも老人ホームはかなりの順番待ちというケースが多いのですが、北海道は大家族も多いので、自宅で世話になっているケースなども多いのかもしれません。 それにしても、古い医学書に、知的障害者がたわいない話をしたら、それが統合失調症患者の妄想だと誤認識した、歴史的嘘が書いてあるんじゃいかなとか、感じたりました。 しかしうちの親父ですが、戦中派で頑固で融通の効かないカミナリ親父という感じです。祖父は0歳の時事故死しており、祖母は聴覚障害者でした。 15歳から77歳まで働いていました。 数年前に「怠けていたので懲罰で入院させた」とか気違いじみた事を言っていたので、昔の人の精神科への認識ってそれくらいだったのだと思いました。 最初の主治医ですが、プレイルームで球技をやっていたら、「君、精神障害者の割に運動神経いいね」とか言っていました。自慢ではないですが、僕は通知表体育ずっと2でした。お前が「単なる馬鹿」見つくろって適当に入院させてただけだろう、みたいな感じでしたね。 20年前とか、精神科医療とかせいぜいそんなもんだったのでしょうね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 確かに国家予算等少な過ぎますね。昔読んだ岩波新書によると、カナダでは一人の統合失調症の患者あたり、月額60万円ほど予算をかけているとありましたたが。 なにか、精神障害者が、「正しい人」のスケープゴート化されていたような由来もありそうな気がします。 まあ、福祉もある種の「必要悪」であるという話もあるのですが、十分社会で活躍できる人を見殺しにしていたという「勤勉な人」の「会社に居てもらったら、雇用するだけ金が無駄になるので、セイフティーネットに居てくれた方が経費が少なくて済む」というような都合もあったかと思います。 特に大都会等、一般の人でも孤立しがちなことが多く、身近な相談相手もいないとか、そういう事もあるのかもしれません。 森田療法の講談社現代新書も読みましたが、神経症質になるまでもなく、相談相手がいたら、病気にすらならなかっただろうというようなケースも多いのかもしれません。 まあ、実のところ、医療にはあまり期待していないのですが、国民の民意が変わるような事があればいいなと思っています。 ありがとうございました。