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二つの『~(ら)れる』の違いは?
「みんなの日本語 中級I」で勉強している友人に質問されましたが、よく分らなかったので、質問させてください。 『~(ら)れる』についてです。 (1)・昨日、家へ帰る途中、雨に降られて、風邪をひいてしまった。 ・自転車で犯人を追いかけたが、逃げられてしまった。 (2)・ラーメン屋で店員にスープをこぼされて、新しいズボンが 汚れてしまった。 ・駅の近くなので、家の前に自転車やバイクを止められて、 困っています。 ・店のシャッターにスプレーで落書きされて、困っています。 (1)と(2)の用法の違いなのですが、どのように説明したらいいのか 教えていただけませんか。 よろしくお願いします。
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こんにちは^^ > その教科書で、上の(1)と(2)のように例文とその練習がわざわざ二つに分けられているので、それがなぜなのかと思いまして。 最初は、「直接受身」「間接受身」の違いなのかな?とも思ったのですが、直接受身で用いられる動詞は他動詞となるようです。(1)のどちらの動詞も自動詞になるので、文意・文型を見る以前にこれは違うとなりますね。 一見すると、私も(1)(2)の文章の構成に何か違いがあるような気がいたします。 違いとして、いま気づきましたのは、 (1)・昨日、家へ帰る途中、雨に降られて、風邪をひいてしまった。 ●(私は)(雨に)(降られて) ・自転車で犯人を追いかけたが、逃げられてしまった。 ●(私は)(犯人に)(逃げられて) (2)・ラーメン屋で店員にスープをこぼされて、新しいズボンが 汚れてしまった。 ●(私は)(店員に)(ズボンを)(汚されて) ・駅の近くなので、家の前に自転車やバイクを止められて、 困っています。 ●(私は)(誰かに)(自転車やバイクを)(止められて) ・店のシャッターにスプレーで落書きされて、困っています。 ●(私は)(誰かに)(シャッターに…「を」でも可?)(落書きされて) こう見ていくと、「~を」のあるなしの違いがあるように思います。 検索しましたら、それらしいものが見つかりました。 http://members.jcom.home.ne.jp/nyanko0802/japanese/bunseki/u_37.html > 〈間接受身〉 > (1)(他動詞)[人]は ~に ~を ~(ら)れます > 男は 私の 足を 踏みました。 → 私は 男に 足を 踏まれました。 > > (2)(自動詞)[人]は ~に ~(ら)れます > 雨が ふりました。 → 私は 雨に ふられました。 > *目の前の新しい事態、出来事を描写する場合は、主語を「が」で表す。 おそらくこの違いではないでしょうか^^
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こんにちは。 用法といいますと、『~(ら)れる』の「自発」「可能」「受身」「尊敬」の様態のことでしょうか。 (1)・昨日、家へ帰る途中、雨に降られて、風邪をひいてしまった。 ●・昨日、家へ帰る途中、(私は、)雨に降られて、風邪をひいてしまった。(受身) ・自転車で犯人を追いかけたが、逃げられてしまった。 ●自転車で犯人を追いかけたが、(私は、犯人に)逃げられてしまった。(受身) (2)・ラーメン屋で店員にスープをこぼされて、新しいズボンが 汚れてしまった。 ●ラーメン屋で店員にスープをこぼされて、(私は、店員に)新しいズボン【が→を】 汚【さ】れてしまった。(受身) ・駅の近くなので、家の前に自転車やバイクを止められて、 困っています。 ●駅の近くなので、家の前に自転車やバイクを(私は、誰かに)止められて、 困っています。(受身) ・店のシャッターにスプレーで落書きされて、困っています。 ●(私は、誰かに)店のシャッターにスプレーで落書きされて、困っています。(受身) ------------------ すべて同じ受身だと思いますが、そういうご質問ではないのでしょうか?^^ 私の読解不足でしたら申し訳ありません。 一例を挙げてみますが、たとえば以下の文があったとします。 ・田舎なので、家の前に自転車やバイクを止められた。 止めることができた。(可能) 誰かによって止められた。(受身) ※田舎と変えたのは、「駅の近く“なので”」と根拠の意味で使う場合、一般的に考えて“込み合っていて置き場所がない”が続くことになるからです。 つまり、“込み合っていて置き場所がない”「駅」なので、止められた。となると不自然になるという意味です。 こういう二種類の受け取り方ができると思いますが、ご質問の例文にはそういったこともないように思われますので、もう少し詳細をお話しくださいませんでしょうか^^ 私は、あまり詳しくはないのですが、少しでもお力になれればと思っております。 私に分かる範囲で精一杯考えてみますので^^
お礼
lyricsさん、詳しくご説明いただき、ありがとうございました。 すべて同じ受身のようですね。 その教科書で、上の(1)と(2)のように例文とその練習がわざわざ二つに分けられているので、それがなぜなのかと思いまして。 例えば他の課で、二つの「~らしい」の学習があって (1)暖かくて、春らしい日が続いています。 (2)いいにおいがしてくる。隣りの晩後はご飯、すき焼きらしい。 というように、二つに分かれているんです。 これは違いがなんとなく分ったのですが、「~(ら)れる」に関しては 分りませんでした。 教科書の手引きがあるといいのですが、残念ながらまだ持っていません。 もしまた何か思いついたことがありましたら、よろしくお願いします。
お礼
lyricsさん、丁寧なご回答を頂き、ありがとうございました。 「~を」のあるなしの違いのようですね。 本当に参考になりました。