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ラテンアメリカの二十世紀史について

ラテンアメリカの20世紀は どのようにアメリカ合衆国が関わっていたのですか? 後、それに関連して 『ポピュリズム』とは 『衆愚政治』と同じ意味ですか? 違ったら教えてください。

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  • zep19
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回答No.2

字数制限があったので ポピュリズム政権はなぜ行き詰まったか書けなかったので補足します ①輸入代替工業の限界 輸入代替工業でいくら完成品を製造するにしてもその製造機械の生産 それをまた工作する機械までは国産化するのは困難で輸入せざるを得ず 非常に不効率で生産が需要を満たすことができませんでした (これは第一次大戦後の日本に酷似してます) ②不十分な工業生産では外資を十分稼げないために一次産品の輸出に頼る結果になり それは一次産品を生産する部門をまだ掌握している寡頭支配層に再び力を得ることになり政情不安の要因になりました ③高率インフレの発生 ポピュリスト政権の諸階級に対する優遇策(企業に対する補助金、労働者に対する賃上げ、公共サービス向上) 及び肥大化した政府機関の膨大な公務員の賃金支払いによる支出超過 一方で国産品が需要を賄えず、中間財輸入による貿易収支赤字化 などが衰退原因です

その他の回答 (1)

  • zep19
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回答No.1

ポピュリズムは衆愚政とは違い一定のビジョンがあります ポピュリズムの特徴は ①諸階級の協調にあります(この諸階級をポピュラークラス〔人民諸階級〕と呼びポピュリズムの語源になりました) これは労働者階級による変革を目指す共産主義とは違いますが 寡頭支配階級に対しては批判的です ②民族主義的経済・文化政策 反外資、反寡頭支配を排斥し民族資本を育て 文化的にも先住民文化を含む移民など国家の独自の混合文化の保護を目指しました ③工業化重視 成立時期が第二次大戦中、直後で欧米諸国の工業製品輸入が困難になり、輸入代替工業が勃興していましたが これに国産化義務制、外資企業規制、民族企業に対する補助金支給、保護関税・輸入制限を施しました ④上記の諸政策を実施するため政府機関は肥大化、特に経済政策は積極介入 主にポピュリズムはアルゼンチン、ブラジル、メキシコ等都市化工業化の進んだ国に発生しました

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