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音楽教科書に採用されたヒット曲の、歌い方指導方法は?
今日、今年度の音楽の教科書に宇多田ヒカルさんの曲や、尾崎豊さん、Kiroroなどが採用された、というニュースをやっていました。昨年はサザンオールスターズのTSUNAMIが採用されていたようですねー。 ニュースでは、宇多田さんの「こぶしを利かせたような歌い方」のところは、装飾音符を使って譜面が書かれており、原曲にかなり忠実だ、と解説されていました。 そこで思ったのですが、わたしが学生の時(10年以上前)合唱と言えば、地声はご法度。必ず裏声で歌わなければならない、と指導されていました。しかし今回教科書に採用された曲は、地声で歌う曲ですよね。宇多田さんの曲など途中で裏声を使うところはありますが、それはあくまでアクセントですよね。いくら原曲に忠実に譜面が書かれても、それを裏声でどう歌えっちゅうねん、ということにはならないのでしょうか。 このような曲は、学校ではどのように歌うよう指導するのでしょうか? 裏声ですか?(カラオケで歌うのと違う歌い方をしなければならなくて戸惑いそう) 地声でOKですか?(合唱の根本が…) どうでもいいことですが、悩ましいです(笑)。 ご存知の方、教えてください。
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現在の高等学校学習指導要領の芸術の項では、 2 内容 A 表現 (1)歌唱 ア 曲種に応じた発声の工夫 B 鑑賞 ア 声や楽器の特性と表現上の効果 というのが含まれています。 日本の古典芸能や、世界の民族音楽における発声法なども含め、それぞれ理解し、表現するというところの意図があるようです。 ちなみに、西洋音楽一辺倒に対する反省をしようという考えがあり、その辺の意図がクラシックのベルカント唱法一辺倒に対する反省としても表われてきているようです。 というわけで、桑田の歌は桑田っぽく!っていうのはまことにOKなわけですね。 まあ、この指導要領、みてるとなかなかいろんな意味で面白いですよ^^;
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- lilact
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学校の音楽教育というと、西洋の発声法による合唱指 導が中心になっていましたが、そうではない音楽の楽 しさも教えようということだと思われます。 合唱指導では、合唱部の部活指導と間違うような感じ で細かいところまで何十回も繰り返して歌わせるとい うことで音楽的な高まりを感じ取らせそのことで音楽 の楽しさを味わわせるという指導をする人が多いで す。しかし、それだけではだめだということなのでし ょう。 今回の歌は、発声法も音楽的なこともあまり細かく言 わず、子どもたちがその子なりの発声や感性で歌って 楽しむという指導が主流になるような気がします。自 信なしですが。 ただ、ポップスでも合唱用に編曲されていると少し事 情が変わってきます。民謡でも編曲によっては、地声 で歌うのと西洋式の発声で歌うのとありますから。 また今回の歌は、授業でみんなで歌うという場面と、 他に家に帰って自分で楽器で弾いてみたり口ずさん でみたり、あるいはコードネームについての知識を 学んだりといった場面を想定して選曲されているよ うな気がします。 それに、必修曲以外は教科書会社が選曲しています から、教科書を執筆した人の好き嫌いが反映されて います。教師もそれらの曲の中からを取捨選択して 指導します。
お礼
>そうではない音楽の楽しさも教えようということだと思われます。 なるほど、そういう流れになってきているんですね。 確かにわたしも合唱の歌い方しか知らない時にカラオケが出はじめて、最初は歌い方が分 からなかった覚えがあります。今の子はそんなことないんでしょうけど(笑)。 >あるいはコードネームについての知識を学んだりといった場面を想定して選曲されてい るような気がします。 あ~いいですね(^^) そのような活用法も考えられますね、ステキです。わたしは コードについての知識が全くないので、勉強する機会があったらよかったなぁと思いま す。 とても参考になりました、ありがとうございます。
- YW1
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歌謡曲、演歌,J-ポップなどを学校の音楽の授業で教えるなんて、あまり意味がないですよね。 わざわざ教える、あるいは、教えてもらうものでもないと思います。教科書の載った以上、教えねばならないものなのでしょうか? どうしてもならば、あなたが感じた通りに教えるべきであり、いわゆるクラッシクのように、規範があるわけではないので。おそらく、宇多田さんより、上手に歌える生徒がいるのでは? ただ、こうゆう類の歌を好きで歌う人は、大抵が歌真似になりがちです。そっくりに歌うのがよいと思っているようです。 地声のコーラスがありますよ,ブルガリアンヴォイス(ブルガリアの女性コーラス,DCあり)。 又,山城組の歌は地声ではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます(^^) >あまり意味がないですよね。 ですよね。ニュースでは、「身近な曲を採用することで、生徒に興味を持ってもらう」のように解説されていました。生徒になぜそんな媚を!??と思いました。。 >教科書の載った以上、教えねばならないものなのでしょうか? そういえば教科書に載った曲全てを学習するわけではありませんでしたね。先生がセレクションして練習させていました。こういった曲は結局は授業で採り上げられないのかもしれないですね。(たまに1回歌うくらい、とか) >どうしてもならば、あなたが感じた通りに教えるべきであり、いわゆるクラッシクのように、規範があるわけではないので。 あ、わたしは音楽教師ではないのです。ちょっと誤解を招くようなタイトルでしたね。単なる一般人の疑問です。音楽教師の方が、どのように教えているのかな、というのを訊いてみたかったのです。 それにしても、規範はないのですか…。 わたしが小学生で合唱部だった頃、地声はほんとにご法度でした。NHKコンクールにも出ましたが、当然一瞬でも地声が混じれば賞はいただけませんでしたね。変わったのかなぁ。 >地声のコーラスがありますよ,ブルガリアンヴォイス そういったものもあるんですか~。キレイそうですね、聴いてみたいです。 岡本真夜さんは、アカペラのセルフハモリ(自分の声を何層にも重ねてハモリにした曲)のアルバムを出してますね。あれはめちゃくちゃキレイです。だから、地声でハモれないわけでもないですね。 学校教育での指導だけ特別というわけでもないのかもしれませんね…。
- 遠藤 知佐(@gottta)
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前略 譜面をみないので、なんとも難しいですけど合唱なら どう響くか、指導者のイメージによりますね。地声だと所謂ハモルには遠いけれど、迫力がでますしね。お祭りや戦いの局面のような。今はきれいにまとめる音楽以上のものがもとめられていることもあり、枠がありませんからね。 要は人を撃つものを、生徒がどうつくるかですね。 教師のなやむところです。
お礼
>地声だと所謂ハモルには遠いけれど、迫力がでますしね。 >お祭りや戦いの局面のような。 なるほど、そういうのは地声で歌うことが良い効果を出している例ですね! >枠がありませんからね。 定められた規範はなく、教師の裁量によるということですねー。最近は変わってきたのでしょうか…。(でもそういえば、わたしの小学生の頃もユーミンの「卒業写真」が教科書に載っていました。まだユーミンをほとんど知らなかったし、歌謡曲という特別な気持ちはしなかったですね) 回答くださってありがとうございました(^^)
お礼
学習指導要領を見せてくださってありがとうございます(^^)! なぁるほど、歌い方も音楽の楽しみ方も、幅を広げようという努力がされているんです ねー。 大変参考になりました。(指導要領、その他の項もじっくり見てみると面白そうですね) jiveさんをはじめとして、みなさんのおかげで疑問が解けました。ありがとうございまし た♪