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伝統建築の耐震技術
伝統技術に用いられている代表的な耐震技術 またその中で現代に応用されている技術などを教えてほしいです。 たとえば法隆寺の柔構造のような感じです。 よろしくねがいします
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伝統的な工法で言えば 四方差し がありますね。 これを応用した 「早川式かんざし工法」が八甲田ホテルでも使われています。 その他、京都にもそれを応用したお店があります。
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- nikilauda
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回答No.2
耐震技術と特定されると回答が難しくなりますが、木のクセを読むということも丈夫な家を造る上での伝われてきた技術の一つといえるかも知れません。 木裏・木表、部材の反りなどを見極めて、反りを抱き合わせる(向かい合わせる)ような組み方などです。 時には「あて」と呼ばれる急傾斜地で育ったクセの強い部分を持った木をわざと使い強度を増すような使い方もします。 貫工法や木舞壁、金物を使わない様々な継手及び仕口も受け継がれてきた技術です。 応用というよりも長い年月を掛けて培ってきた確かなものが受け継がれてきたり、あるいは現代の機械技術などによりそれを簡略化し手間が掛からないようにしていたりします。 法隆寺の五重の塔などは質問者さんが仰るとおり、主となる各層の柱が独立していて通し柱のない柔構造で、真ん中の心柱は他の構造に干渉していません。(たしか他の構造体と揺れた時に接触するであろう部分にわん曲された竹が柱のまわりに添え付けられていた?と思います。) 地震が来て揺れると各層が互い違いに蛇のように揺れて、揺れを吸収するらしいですね。 ダンパーなどを使った免震技術はそのような伝統工法の柔構造からヒントを得たものだと思います。