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ダイオードの小型化と速度
ダイオードのリカバリー時間は、ダイオード中に残ったキャリアが原因で生じるそうですが、それならば、ダイオードを小さくすれば、ダイオード中のキャリアの総数も減って、リカバリー時間も小さくできるのでしょうか? 例えば、ダイオードを、半導体チップ上のトランジスタ素子程度の大きさにしたら、ギガヘルツ以上の周波数で動作させられたりするのでしょうか?
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原理的にはそれで正しいのかもしれません。 ただダイオードを小さくする、というのは、つまりダイオードの 空乏領域(pn接合の拡散電位で空乏している領域)を短くするということになります。 空乏領域を短くするには、p,nともに、高濃度ドーピングが必要となります。 高濃度ドープしたpn接合では、単純な整流性を持つダイオードではなく、 江崎ダイオードもしくはツェナーダイオードのように動作する可能性も出てきます。 こういったことから、ダイオードのサイズを小さくすると特性が変わってしまいます。 高周波で動作させるには、ショットキーダイオードが使われるのだと思います。 ショットキーダイオードは電子だけをキャリアとするユニポーラデバイスですので、 少数キャリアの蓄積がありません。
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