満漢全席(まんかんぜんせき、中国語:滿漢全席・Mǎn-Hàn quánxí、マンハンチュエンシー)という清朝の乾隆帝の時代から始まった満州族の料理と漢族の料理のうち、山東料理の中から選りすぐったメニューを取りそろえて宴席に出す宴会様式があります。後に、広東料理など漢族の他の地方料理も加えるようになり、西太后の時代になるとさらに洗練されたものとなりました。盛大な宴の例では途中で出し物を見たりしながら、数日間かけて100種類を越える料理を順に食べる場合もあったと言われます。しかし、清朝が滅亡するとこのような贅を尽くすことはなくなり、宮廷内の料理人は四散して料理の伝統が途絶えたとされています。
満漢全席の中でも一部の料理については宮廷内の料理人が伝え一般的になっているものもありますが、現在、中華料理店で出される満漢全席といわれるものの多くは宮廷と無縁の料理人が資料に基づいて、あるいは想像を膨らませて調理したものが多いとされます。
この満漢全席の中にサルの脳味噌料理が出てきます。
元々中国では猿脳は漢方薬であり長寿の薬と思われていたようです。
この満漢全席での猿の脳味噌の食べ方ですが、真ん中に丸い穴の開いた椅子の様な道具の穴から猿の頭を出して、手足は椅子の足に縛りつけます。そして糸鋸で頭周囲を切り、耳から上の部分を蓋を取るように外します。これで脳味噌がむき出しになりますが、サルは生きています。
そこえグラグラ煮えたぎる酢味噌のような汁を注ぎます。当然サルは呻いて絶命します。そしスプーンで脳味噌を掬って食べます。
この後、サルの肉は使用人たちが食べちゃうと言います。
私は中国で仕事をしていた時がありましたが、人間の赤ん坊も食べます。これは間違って妊娠しちゃったような妊婦から、出産したら買い取る条件で生ませ、それを食します。
また、古来より『夕方には友人宅を訪ねるな』という諺もありますが、夕方とは夕飯時で、食べるものが無く空腹になると、来客を食べちゃうからです。杜甫の時代に書かれた、人肉を食べる料理の本もあります。
現在赤ん坊を食べるのは、大きな鍋で野菜と煮てスープにして飲んだり、ダシを取った肉を食べるようです。
『テーブルという四足以外は、全て食す』という諺もあります。人間の肉のを二足羊の肉と呼びます。
お礼
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