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夫の扶養に入るための条件
夫と同じ会社に勤務しており、 今月(2009年7月)に私(妻)が退職します。 総務に『退職後は夫の扶養に入りたい』と申しましたところ、 私の所得が2009年1月~7月までで103万円を超えているので、 今年は扶養に入れない、と言われました。 そこで、教えていただきたいのですが 扶養に入る条件として、 退職してからではなくて、今まで働いていた今年分の所得が103万円 を超えている場合は、その年は扶養に入れないのでしょうか?
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>ちなみに、保険証を確認したところ、○○社会保険事務所とありますので ということは協会(旧・政管)健保ですね。 >「税金の扶養」は受けられない、ということがわかりましたが、 配偶者控除は無理かもしれませんが、配偶者特別控除であれば可能性はあるのではないですか。 > ○「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」というの は、「【夫の収入が】今後向こう1年間の収入が130万円を 超える見込み」ということでよろしいのでしょうか? いえ、夫の収入ではなく質問者の方の収入です。 ですからもちろん退職後に無職・無収入になればすぐに夫の扶養になれます。 つまり今後パート等で働く場合でも、『「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」ということであり、具体的には給料の月額が約108330円を超えるかどうかと言うことです、年収ではありません、また過去の収入は問いません』と言うことを守れば健康保険の扶養でいられると言うことです。 もっと具体的に言えば以下のようなことです。 所得税の面で言うとある年の1年、つまり1月から12月までの実際の収入が103万円以内なら扶養、超えれば扶養になれないということです。 しかし健康保険の面で言うと考え方が全く違います。 「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」という一般的な定義なのです。 これは非常にわかりにくい定義なのです。 まずこれは所得税のように1月から12月の1年間ということではありません、具体的に言うと月単位で考えてください、その月の給与に12(向こう1年ですから12ヶ月ということです)を掛けて130万円を超えるか否かということです。 例えば就職してもらった給料の月額が約108330円(12ヶ月を掛けると約130万円になる)以下ならば「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」ではないということで扶養になれるのです。 そしてその状態が続けばその間は扶養のままです。 しかしある月から例えば昇給等(パートの場合では勤務時間の延長等も含む)でこの金額以上になれば「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」となってその月から扶養の資格を失うということです。 つまり過去についてはいくらもらっていたかは関係ありません、あくまでもその月にどれくらい収入があったかということであり、それが続く見込みであるということです。 別の例を挙げると例えば月20万円の給与で1月から6ヶ月だけ働くとします、7月から12月までは無職だとします。 すると20万円×6(6ヶ月)=120万円になります。 するとこの年の収入のトータルは130万円以下なので1月から12月まで扶養になれるという考え方は間違いです。 1月に20万の給与をもらえば20万円×12(今後向こう1年で12ヶ月)=240万円と計算して、1月については今後向こう1年間の見込みは240万円となり扶養になれません。 そして2月から6月までも同様の計算になり、扶養になれません。 そして7月になると無職で無収入ですから0円×12=0円ということで今後向こう1年間の見込みは0円となり扶養になれるのです、以下12月まで同様の計算で扶養になれます。 もう一つ極端な例を挙げれば、1月に就職して月給が140万円だったとします、そしてその月でやめたとします。 するとこのひと月で130万円を超えてしまいます、ですからこの年は2月から12月までも扶養になれないという考え方は間違いです。 1月は140万円×12=1680万円の見込みですから扶養になれませんが、2月は無職無収入ですから0円×12=0円ということで今後向こう1年間の見込みは0円となり扶養になれるのです、以下12月まで同様の計算で扶養になれます、過去についてはいくらもらっていたかは関係ありません。 さて以上のことが一般的で多くの健保が取っている解釈です。
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- ma-fuji
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扶養には、健康保険の扶養と税金上の扶養(正確には「控除対象配偶者」)があり別物です。 >退職してからではなくて、今まで働いていた今年分の所得が103万円 を超えている場合は、その年は扶養に入れないのでしょうか? 税金上の扶養は1月から12月までの収入(所得ではありません。所得とは収入から給与所得控除を引いた額を言います)が103万円以下であることが必要です。 なので税金上の扶養にはなれません。 年の途中から扶養に入る、というものではありません。 1年間の収入が103万円以下なら扶養になれ、ご主人が「配偶者控除」を受けられるということです。 また、103万円を超えても141万円未満なら、ご主人は「配偶者特別控除」を受けられます。 健康保険の扶養は、通常、扶養に入る時点で向こう1年間に換算して130万円未満の収入(月収108333円以下)であれば扶養に入れます。 過去の収入は関係ありません。 ただ、健保組合だとこの考え方に違うことがあり、健保組合によっては過去の収入も関係することもあります。 でも、103万円ではなく130万円が基準のはずです。
お礼
>扶養には、健康保険の扶養と税金上の扶養(正確には「控除対象配偶者」)があり別物です。 そうなのですね、扶養について学ばせていただきました。 記載し忘れてしまっていたのですが、 私は失業給付を頂く予定です。 その最低額を計算したところ、 月額が約108330円を超えてしまうので、今回は いずれの扶養もあきらめることにいたしました。 (健康保険は国保に切り替えます。) ご回答、ありがとうございました。
- jfk26
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扶養には ・税金の扶養 ・健康保険の扶養 ・会社の扶養手当 の三つがあります。 これらは別のもので別の基準があります、ですからこれらをごっちゃにすると訳がわからなくなります、それぞれを別に考えましょう。 「税金の扶養」について 税金の面では妻の年収が問題になります。 働く予定があるなしとかいつ働くとかは関係ありません、その年の1月から12月までの収入が問題になるということです。 この年収が103万以下であれば夫は配偶者控除を受けられます、103万を超えても141万以下ならば夫は配偶者特別控除を受けられます。 また非課税限度額以下であれば交通費は含まれません。 年末になれば夫の会社から「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」が渡されるとおもいますがそれで配偶者控除を申請します。 平成20年中の見積もり所得の欄に所得金額を書きます、収入から給与所得控除の65万を引いた金額です、間違えないようにしてください。 例えば収入が80万であれば 80万-65万=15万 ということで15万と書きます。 収入が65万以下であれば0あるいはマイナスになりますが、そのときは0と書いてください。 また当然103万を超えれば配偶者控除は受けられませんので、その用紙には何も書かないで下さい。 103万を超えて141万までなら夫は配偶者特別控除を受けられます。 もし配偶者特別控除の対象であれば「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」ではなくもうひとつの用紙の、「給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」に書いて申請します。 例えば収入が給与所得のみで125万だったとします。 給与所得の収入金額等の欄に125万と書きます、その横に65万とすでに印刷されています、125万からその65万を引いた金額60万をすぐ右の所得金額のところに書きます。 次にその7つ下にAを四角で囲った欄があります、そこに60万を書きます。 その下に配偶者特別控除額の早見表があります、左側のA欄の金額で先ほどの60万は「600000円から649999円まで」に当たります。 するとその右側の控除額が160000円となっています、この16万をその下のB(を四角で囲った)欄の金額のところへ書きます。 以上が配偶者控除及び配偶者特別控除の申請の書き方です。 「健康保険の扶養」 まず言っておかねばならないのは、健康保険の扶養については法律等で全国統一のはっきりした決まりがあるということではないということです。 各健保組合では独自に規定を決めることが出来るということです、もちろん厚生労働省のガイドラインがあってそれから大きく逸脱することは許されませんが、許容範囲の中ではかなり違っていることもありうるのです。 ですから究極的には健保に聞かなければ正確なことはわからないということです。 まず夫の健保が協会(旧・政管)健保か組合健保かと言うことが問題です。 そして組合健保の場合は扶養の規定が協会(旧・政管)健保に準拠しているかどうかが問題です。 A.夫の健保が協会(旧・政管)健保かあるいは扶養の規定が協会(旧・政管)健保に準拠している組合健保の場合 「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」ということであり、具体的には給料の月額が約108330円を超えるかどうかと言うことです、年収ではありません、また過去の収入は問いません。 ですから退職して無職・無収入になれば、退職した翌日から扶養になれます。 B.夫の健保が扶養の規定が協会(旧・政管)健保に準拠していなくて全く独自の規定である組合健保の場合 この場合は例えば イ.その年の退職日までの収入が130万を超えるか ロ.前年の収入が130万を超えるか ハ.被保険者(夫)の前年の年収を(被保険者(夫)+被扶養者)で割った金額を超えるか などと言う規定の健保組合もありました、あるいはそれ以外の規定のある健保組合かもしれません、ですからこのような健保の場合には夫の健保に一々聞いて確かめるしかありません。 場合によっては扶養になるのは来年あるいは、再来年と言うこともありえます。 ということでまず夫の健保が協会(旧・政管)健保が組合健保かを確かめる必要があります。 健康保険証を見てください。 保険者が ○○社会保険事務所ならば協会(旧・政管)健保です、この場合は上記のAになります。 ○○健康保険組合ならば組合健保です、この場合はその組合健保に電話をして聞いてください。 「健康保険で夫の被扶養者になる条件は協会(旧・政管)健保と同じでしょうか」。 もし同じだ言われたら上記のAになります。 もし違うと言われたら上記のBになります。 この場合は夫の健保に扶養の条件を詳しく聞いて、それに合せた対応をするしかありません。 またBの場合は扶養になれなくても、第3号被保険者にはなれることもあるので気を付けてください。 「会社の扶養手当」 これは法律で決まっているものではなく会社独自の規定で決まっているものです(ですからそういう手当のない会社もある)。 ということでその規定については会社に聞いて見なければわかりません。 例えば妻が配偶者控除の対象である場合とか、あるいは妻が健康保険の扶養である場合とか色々ありますので、会社に確認してください。 まず冒頭にも述べましたが扶養には三つあり、これらは別のもので別の基準があります、ですからこれらをごっちゃにすると訳がわからなくなります、それぞれを別に考えなければいけないということです。 ですが失礼ながら質問者の方は色々な扶養をごっちゃにして混乱しているように見受けられます、それぞれの扶養について別々に話すことが肝心です。 >退職してからではなくて、今まで働いていた今年分の所得が103万円 を超えている場合は、その年は扶養に入れないのでしょうか? 前述のように103万と言うのは税金の扶養です。 健康保険の扶養は前述のように夫の健保によって異なります。 夫の健保がAであれば「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」ということであり、具体的には給料の月額が約108330円を超えるかどうかと言うことです、年収ではありません、また過去の収入は問いません。 夫の健保がBであれば夫の健保に聞かなければ判りません。
補足
ご回答ありがとうございます。 >質問者の方は色々な扶養をごっちゃにして混乱しているように 見受けられます、それぞれの扶養について別々に話すことが肝心です。 おっしゃる通りです、この際、しっかり学びたいと思います。 「税金の扶養」は受けられない、ということがわかりましたが、 「健康保険の扶養」について、以下の点お聞きしたいのですが…。 ○「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」というの は、「【夫の収入が】今後向こう1年間の収入が130万円を 超える見込み」ということでよろしいのでしょうか? ちなみに、保険証を確認したところ、○○社会保険事務所とありますので、jfk26様のおっしゃる【A.】に該当します。
お礼
丁寧なご説明、ありがとうございます。 >「今後向こう1年間の収入が130万円を超える見込み」 >…月額が約108330円を超えるかどうかと言うことです 成程、健康保険の扶養は先の収入が関係するのですね。 社会保険事務所に問い合わせていろいろと聞いてみました。 記載し忘れてしまっていたのですが、 私は失業給付を頂く予定です。 その最低額を計算したところ、 月額が約108330円を超えてしまうので、今回は いずれの扶養もあきらめることにいたしました。 (健康保険は国保に切り替えます。) 今は有給消化中で、今後専業主婦になるのか、 再就職するのか迷っていますが 今後、ハローワークに通い、いい就職先があればと思っています。 長くお付き合いいただき、感謝いたします。 ご助力下さってありがとうございました。