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減価償却の自己金融効果
減価償却の自己金融効果ということが言われますが、引当金にも同様な 財務効果があると思われますが、これについては自己金融効果とは言わないのでしょうか?
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減価償却の自己金融効果というのは、有形固定資産の 取得価額の一部が当期の費用に計上されることにより 当期利益が増加し、結果として有形固定資産の取得に 使われていた資金を他に転用できることをいいます。 引当金は、特定の目的のために将来発生する支払いに 備えて前もって費用を計上しておこうというもので、 自己金融の一種かもしれませんがイメージが違います。
お礼
回答有難うございます。 頂いた回答を参考にしまして、色々と考えてみました。 まず、非支出費用ということで、内部留保ということで共通しています が、次のような点で自己金融効果とまでは言えないのかなと思い始めて います。 減価償却費の場合には、それによっていずれ固定資産を取得することを 前提としていること(これが返済にあたる)、その意味で償却期間が借 入期間として意味を持ちうること。 これに対して、引当金の場合には発生の可能性は高くても必ずしも現実 に支出するとは限らないこと(つまり返済するとは限らないこと)、ま た何時支出するかも分からないために、返済期間という考えが難しい。 この辺が、両者の表現の違いとなっているとは考えられないでしょう か?