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トンボの体の模様について
トンボの体は、なぜ目立つ色や模様をしているのですか? トンボはそれほど強いわけではないのだから、風景に溶け込むような体の模様をしていた方がよいのではないでしょうか。 そうなるに至った理由、メリットやその他いろいろあれば、教えていただけるとありがたいです。 ご回答お待ちしております。
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一番の理由は、 ・オスメスを見分けるため ・同じ種類かどうか見分けるため ~の2つ…というかそれ以外の理由は無さそうな。 最近は田舎でもトンボが少なくなって実験するのわ難しいですが…。 ギンヤンマは雌雄で体の色が違います。腹の付け根部分が「水色がオス」で「緑色がメス」です。これを利用してギンヤンマのオスに絵の具で「緑色」の印を付けて空に放すと、その色を見てメスと勘違いしたオスのギンヤンマが交尾をしようと、しつこく追い掛けて来ます。昔はこれでオスの「オカマちゃん」に糸を結んで、騙されたオスを捕まえる“トンボ釣り”ってのがあったんですが。 他の種類のトンボでも基本的に雌雄で体色が違う事が多いです。 これわ熱帯魚とかにも見られる特徴で、弱肉強食の自然界の法則から考えると、何であんな派手な色?~と思う動物は少なくないですよね(クジャクなど)。でも人間が思ってるほど目立たない「保護色」って、天敵から逃げるのにはあまり役に立ってないと言う見方もあるみたいなんです。 何の本で読んだか忘れましたけど…。 とある研究者が、蛾の保護色による生存率の研究をしようと。大きなビニルハウス実験室を作って、その中に天敵の捕食者となる小鳥を1羽、サンプルの蛾を30匹程度放して模様や体色の違いでの生存率の統計を調べようとした所…!調査を始める前に、物の30分もしない内に蛾は全部食べられてしまったらしいのです。 まあ、上記の実験方法が適切だったかどうかは分りませんが。 少々の擬態や保護色は何の気休めにもなってない可能性を示す、面白いエピソードじゃないかと思います。だったらむしろ逆に考えて、少しでも自分を派手に目立たせて、食べられてしまう前に少しでも早くパートナを見付けて、自分の子孫を後世に残す方法を考えた方が良い~という結論に達したのでわないのかと…。 P.S. トンボはかなり最強の部類に入る昆虫じゃないかと思います。 また人間があれやこれや議論しても、実際に彼らわ3億年以上も「派手な模様」で生き残っていたのですから。自然界でわそれが正解だったのでしょう。
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- kottinQ
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おはようございます。 生物の世界って、本当に不思議なことがいっぱいですよね。それが楽しくてたまらないのですが…。 説明のつくこともあれば、どう考えても人間の知恵では分からないこともあります。でも何か意味があるはずです。 トンボにしてもチョウチョにしても、そんなに目立つと不利じゃない?と思えるものが少なくないですね。 水中のヤゴはまったく目立ちません。 やはり生殖が関係しているのかと、私は思うのですがどうでしょう。 孵化して相手を見つけて産卵するまで、そんなに時間はありません。 いかに効率よく相手を見つけるか…。鳥などに襲われる危険以上に、相手に知ってもらうために、目立つ必要があったのではないでしょうか。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 ご回答ありがとうございます。 確かに、自分が生き残るよりも自分の子孫を生き残らせる方が、トンボにとってはよいのでしょうね… そうして古代から生き残ってきたのだから、すごい生物だと思います。 寿命が短い彼らが、長い目で見たらものすごく長く生き残っていて…生物って神秘的ですね(笑) 大変参考になりました。 ご意見ありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 ご回答ありがとうございます。 蛾、全部食べられてしまったのですか(・・;) たしかに、面白いお話です…。 逆に派手な模様のトンボは現在までしっかりと生き残っているし… 生物の世界は不思議がいっぱいですね;; 大変わかりやすい文章で、非常に参考になりました! ご意見ありがとうございました。