国際政治の中で交渉を行う仕事であれば、国際機関の職員も選択肢ですが、国益をかけて(つまり、この場合は日本のために)働くということであれば、外務省で外交官以外の採用も行っています。下記の参考URLをご覧下さい。
doroshenko さんの場合、在外公館の専門調査員に応募するという可能性があるように思います。
「専門調査員とは、外務省からの委嘱により日本の在外公館(大使館、総領事館、代表部)に通常2年の任期をもって派遣され、在外公館の一員として日本の外交活動に資するため、当該国・地域の政治、経済、文化等に関する調査・研究及び館務補助等の業務を行うものです。各専門調査員には、原則として公用旅券が発給され、派遣先国において外交官に準じ接受されます。」(外務省HPより)
私の知人で大学院にいるときに応募して外国の在外公館で勤務し、その後で国内の研究機関に就職した人がいますが、具体的に何をやるかは本人の能力とその在外公館が何を求めているかで相当違うようです。専門分野の研究を独力でやるというより、外交官で人手が足りない仕事を補助(でもアルバイトや現地職員よりは高度な業務)しつつ専門分野よりも貢献するイメージで、会議場で交渉のテーブルにつくことこそありませんが、交渉の作戦を練り準備をする在外公館で働くというのは他で出来ない経験が多いそうです。外務省の良い点も悪い点もよく分かるそうで…。
もし doroshenko さんに高度な専門知識があれば、外務省への中途採用にあたる専門職種もあります。詳しくは下記を参照して下さい。
補足
ありがとうございます。非常に参考になります。確かにわたくしが求めていることに近い気がします。ただ2年間の後更新がないということであるなら、ご友人がとられたように一つのキャリアパスというイメージが強いですね。その上で専門職種を目指すというのも一つの選択肢であると思いました。 ところで話は変わりますが、国際政治の中で交渉を行うという意味で例えば国際機関ではどのような仕事があるのでしょうか。ものの本を何冊か読みましたが、そこに書かれている国際機関の職員のイメージは自らが交渉の主体となるよりも、交渉の舞台裏を支えるイメージがあります。 わたくしの志向としては、「安全保障問題」に興味があります。このような問題を扱い、かつ、自らが交渉の主体となるような仕事というのはありますでしょうか。 的外れな質問を申し上げているかも知れませんがどうぞ宜しくお願い致します。