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月岡芳年と幻太夫の逸話について
月岡芳年と幻太夫の逸話を探しています。 様々な資料で芳年と幻太夫とに関係があったこと、また芳年の描いた幻太夫の絵などを見たのですが、 どの資料も「二人の逸話が有名である」といったように締められていて 具体的にどのようなエピソードがあったのか記載されていないものが多くよくわかりません。 (多分昔は本当に有名だったのでしょう…) もしお詳しい方がいればご教授くだされば幸いです。 また、どちらに出典があるのかも書いていただければ参考に致します。 宜しくお願いします。
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私も嘗て気になったまま放置していましたので、にわかにnetの範囲で当たりました。 結果は“不明”ですが、以下ご参考まで。 『吉原哀歓』今東光著 で幻太夫の事件に触れています。 下記URLより引用: 「これも語り草であるが、明治十三年の秋、吉原品川楼の名妓と謳われた盛紫花魁が客と心中して郭はもとより東京の人々を仰天させた。盛紫は頗る美人で性格は温厚、客扱いが巧いので当時、吉原随一の花形だったが、客情夫が金につまるは郭の習い、借金で首も廻らぬ窮地に追いつめられると盛紫は自分の為に身誤った男の哀れさに一緒に情死したのだ。盛紫の死は衰退した吉原の最後の燈火だった。... その幻太夫盛紫の追善供養のため、根津の郭で空前絶後の「花魁道中」を行った。これには藍染町、八重垣町の人通りが通行もならぬ程群集したという。....」 http://www.aurora.dti.ne.jp/~ssaton/bungaku/yosiwara-aika.html 『妖花』杉本章子著 では二代目幻太夫が登場します。 下記URLより引用: 「幻太夫が心中事件でなくなった花魁の源氏名の二代目を名のったのはあまねく知れ渡った名を継いで大きなツキを呼びたかったからである。財閥の総帥と恋仲になる幸運も束の間、男を別の女に奪われた幻太夫は切り落とした小指を香水箱に入れて、男に送り届ける。吉原・根津の遊廓でしたたかに生きた女性を描く。 」 http://www.amazon.co.jp/%E5%A6%96%E8%8A%B1-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%89%E6%9C%AC-%E7%AB%A0%E5%AD%90/dp/4167497050/ref=sr_1_16?ie=UTF8&s=books&qid=1245935041&sr=8-16 月岡芳年がかかわったのは何れでしょうか。 関係者の年代を追えば判明するでしょうか。 上記の二例の事件とかかわりはないようですが、吉原一番の美人花魁であった幻太夫ほどの女性と、月岡芳年はある時期然るべき関係にあった、そこに生じる何かを彼を知る人たちが逸話(一部の資料では悶着とも)と言っている。 二人がどの程度の関係であったか、何があったか? 逸話ならば悪くはない話、悶着ならば関心しない話。 何れにせよ余り名誉な内容ではなさそうですね! それ以上は分かりません。