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【n】と【m】の使い分け・・・???
大阪地下鉄をよく利用します。些細なことですが最近不思議に思いましたので質問します。 駅名ですが「ん」を「m」と表記しています。 例(1)難波(Namba) 例(2)本町(Hommachi) この理由をご存知の専門の方教えて下さい。
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ここは「鉄道」のカテゴリーですので、JRについては国鉄時代の「鉄道掲示基準規程」の後継である「鉄道掲示規程」に従い、他の鉄道事業者もおおむね同規程に準じているから、というのが回答になります。参考までに旧「鉄道掲示基準規程」をご紹介します。いわゆるヘボン式の発展形です。 http://homepage1.nifty.com/tabi-mo/font_kitei.htm http://homepage1.nifty.com/tabi-mo/font_kitei2.htm 一方、「国語」のカテゴリーだと、別の角度からの回答になると思います。他のQ&Aで参考になるものがありましたので、ご紹介します。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1420171609(ベストアンサーの回答) 簡単に言うと、「ん」には3種類の発音があり、日本人は無意識のうちに区別していますが、外国人には区別が難しいのです。以下、同回答を引用・参考にしますが、例えば、数字の「3」(さん)の「ん」は、後続の助数詞(単位)によって発音が微妙に異なるのです。 (1)3枚(さんまい)・・・発音は sam-mai 「ん」の後続が子音m、p、bの場合はいったん唇を閉じるので、「ん」を発音する時もその状態で発音します。この場合の「ん」を「m」と表記します。 (2)3年(さんねん)・・・発音は san-nen 「ん」の後続が子音n、t、d、r、s、zの場合は、口を開けた状態かつ舌先が上の歯茎に触れている状態なので、「ん」を発音するときもその状態で発音します。この場合の「ん」を「n」と表記します。 (3)3個(さんこ) ・・・発音は sang-ko 「ん」の後続が子音k、g、h、y、w又は母音(a、i、u、e、o)の場合は、口を開けた状態かつ舌先が上の歯茎に触れていない状態なので、「ん」を発音するときもその状態で発音します。この場合の「ん」も「n」と表記しますが、(2)とは全く違う音です。(「ng」という表記はありませんが、ここでは便宜的に用いています。) ●難波(なんば)、本町(ほんまち) 「ん」の後続が子音b又はmですから、「ば」又は「ま」を発音するときにいったん唇を閉じます。その前の「ん」を「n」で発音しようとすると不自然な発音になります。自然に発音すると「ん」は「m」になります。 ●新大阪(しんおおさか) 「ん」の後続が母音です。このときの「ん」は(3)で説明したとおり「n」でも「m」でもなく、いってみれば「ng」なのですが、通常のローマ字表記では「n」を当てています。このときの「ん」を「n」で発音しようとすると、「しんのおさか」になってしまいますし、「ん」を意識しなければ「しのさか」となってしまいます。 ●群馬(ぐんま) 難波、本町などと同様、この法則では本来「Gumma」となり、JRなどでは冒頭の規程どおりこの表記を用いていますが、国や群馬県庁は原則どおり訓令式によりますので「Gunma」が公式表記です。http://www.pref.gunma.jp/(URLからそうですよね。) 他の地名と異なり都道府県名なので、一部のジャンルでは、「ん」の後続が子音m、p、bの場合の「ん」を「m」と表記するものの、「群馬」だけは例外とするものもあります。 http://www.ninsho.co.jp/keysign/download/hebon.pdf
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- ooyoto
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ローマ字の表記方は一通りではありません。訓令式(小学校で習うのはこれでしょう)やヘボン式等があります。ヘボン式では、英語の発音を参考に、外人が読んだり発声したときに識別しやすい音になるようにスペル表記しています。 大阪市交通局での駅名表記は「ヘボン式」です。「ん」のスペルは基本「n」ですが、b、m、pの前では「m」を使うのです。(その他、「ち」や「し」「つ」などが訓令式と異なります) 他の私鉄や自治体の案内看板などが必ずしもヘボン式に完全統一されていませんので(案内地図など、ヘボンと訓令がごちゃごちゃになったものもあります)、ちょっと見には違和感を感じるのかもしれません。でも、英語の表記や発音を考えると、ヘボンの方が自然のような気もしますが・・・(詳しくは国語辞典や和英辞典などを御参照ください。)
お礼
いろいろな場所でローマ字表記を気にしてみます。回答ありがとうございました。
- PAP
- ベストアンサー率62% (1578/2526)
「ん」は唇を閉じても開いていても発音ができます。 このため、唇を閉じて発音するマ行・バ行・パ行の前では唇を閉じて、それ以外では閉じずに「ん」を発音するのが自然な行動となります。 ローマ字表記の「ん」の発音は、"N"では唇を閉じず、"M"では唇を閉じて発音します。 このようなことを考慮し、マ行・バ行・パ行の前の「ん」は"M"、それ以外の"N"で表記することがあります。 例えば、パスポートでの氏名のローマ字表記も同様となっています。 国鉄においては「鉄道掲示基準規程」によって定められ、JRになってからは「鉄道掲示規程」として受け継がれており、ローマ字の表記については特に変更はないようです。 ただし、これらは国鉄・JRの話で、基本的に他の鉄道がこれに従う必要はありませんが、ローマ字表記に関してはこの規程と同様なかたちで定めているようです。 通常は駅名表記には仮名が併記されていますので、日本語を日常語として使用している場合は、ローマ字によって読み方を判断することはありません。 駅名標などのローマ字表記は、外国人の方に発音を伝えるという役目がありますので、唇の動きが日本語のものと近くなるように、このように制定されたわけです。 国としては「訓令式」という表記があり、これは「ん」は"n"しかありませんから、国鉄(日本国有鉄道)の方式は訓令式とは違うと言ったおもしろい側面もあります。 大阪市交通局のローマ字表記に関する規程は知りませんが、おおよそ上記のような理由と考えられます。当然、その時その時によって適当に表記すると表記がバラバラになるなどの問題がありますので、大阪市交通局にも規程に相当するものはあると思います。
お礼
発音の事例まで示していただき、なんとなく理解できました、ありがとうございました。
- norikhaki
- ベストアンサー率25% (1154/4593)
専門家ではありませんが、 鉄道掲示規程(昭和22年(1947年)7月26日運輸省達第398号)第8条 第6項により駅名等の掲示に関しローマ字は 改修ヘボン式を採用すると規定されたからでしょう。
お礼
60年近い古い規定が現役とは驚きでした。ありがとうございました。
- c22360679
- ベストアンサー率33% (221/651)
鉄道掲示規程で、はねる音「ん」はB・P・Mの前はM、その他はNを用いることになっているからです。 http://www.jtw.zaq.ne.jp/sugitani/nankai/fushigi/romaji.html
お礼
南海電車のURLを教えていただき少し理解ができました。 ありがとうございました。
- apollon7
- ベストアンサー率15% (11/71)
専門家ではありません。ごめんなさい。 P,B,Mの前は「ん」は「N]ではなく「M]で表記します。
お礼
回答ありがとうございました。
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
より本来の発音に近い、ヘボン式を採用した為と推測します。
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
Yahooに類似質問があるとは勉強不足でした。また例外もあることで大変勉強になりました。これでもやもやがなくりました、ありがとうございました。