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戦争について
私は学がないものですから、歴史的に何があってどういう条約が結ばれて、大東亜戦争が終結したのか知りません。三十五歳になります。何故大東亜戦争はアメリカにとってハーグ条約を無視してでも核爆弾を落とし、いち早く終結したかった理由を知りたいのです。 テレビや本で、例えば特攻隊の事実をみても戦前は「軍神」と云われ、戦後になれば「特攻崩れ」と蔑まれなければならなかったことは、時代の背景としてあやふやながら理解できます。しかし、これは私自身が興味を持ったというほどの生半可なものではなく、徹底的に知りたい事象だと思いました。 「靖国の桜の木の下でまた会おう」という方もいれば、「戦争なんてふざけるな、徴兵より懲役がまだましだ」という文も目にしました。 ちなみに私は十歳頃、ビデオプレイヤーというものが波及して、調布に住んでいる叔父が私を招いて、レンタルビデオ店に連れて行ってくれました。その時に私はアニメや流行ものではなく、「ビルマの竪琴」を選んでました。その当時は頻繁にCMが流されていたからかも知れないと思います。しかし先日母に聞いてみると、「その映画は一緒に映画館で観た」ということです。 「私は貝になりたい」はそれとは相反する物語で、事実その時代に生きていない私にとっては北朝鮮問題等を勘案すると、何が事実かに翻弄されます。 年齢を重ねるたびに過去の戦争の本に載っていない事実に探求心を抱いて申し訳ありません。 どなたかご回答を頂けるなり、リンク先を提示して頂ければ、そして偏らない考えの方だけを探しています。
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私も同様に「学」はありません。 戦争を終結させるのに、なぜアメリカが核兵器を使用したかについては、他の回答者の方が「史実」を踏まえた回答をなさると思いますから、わたしからは感想を述べてみます。 戦争は為政者の思惑で始まるものだと考えます。 日本は他国に攻め込みました。領土拡大をというより占領国の地下資源や不均衡貿易による被植民地の財産の収奪が目的でした。 幸い東北アジアは欧米から遠く離れ、日清日露の戦争で勝利した日本は、列強がいいように植民地支配をしているアジアに自分の支配権を確立しようとしました。 あとは教科書に載っているような展開となり、アメリカ参戦を経て、原爆投下で幕を下ろしました。 お尋ねの >何故大東亜戦争はアメリカにとってハーグ条約を無視してでも核爆弾を落とし、いち早く終結したかった理由 については、アメリカは連合国の中心としてヨーロッパにて独伊を降伏させる過程で、第二次世界大戦後の全世界のアメリカ支配について青写真を作り、日本を早期に降伏させることでアジア圏の支配力を確保し、あわせて共産主義国の拡張をとどめたという意図をもっていたようです。 すなわち日本国を自分の支配下に置き、東北アジアの防共の前線とするためです。また、長引き戦争でアメリカ国民に厭戦気分が蔓延し、防共と世界支配の意図をもつアメリカ指導層(これはアメリカの財閥の傀儡でした)は早期に日本国との戦いを終わらせる必要があったのです。 その意図のもとで大量虐殺兵器たる「原子力爆弾」を二度にわたって使用し、日本国の無条件降伏を引き出したのです。国際条約が戦時においてないがしろにされる例は数多くあります。「なぜか」という理由は「自国に有利な展開となるため」という単純なものです。 日本がアメリカが使用した核兵器に匹敵するものを作っていた等という理由は全て「後付け」にすぎません。 ご存じの「東京裁判」も戦勝国の論理で勝手に裁いたものです。これは調べれば分かります。法的に公平な手続きではありませんでした。A級戦犯やBC級戦犯なども戦勝国の一方的な論理です。 戦争は「悪」であることは論を俟たないことですが、こと戦後処理に関してはあまりに一方的なものでした。もちろん国の政策を左右するような権限をもたない一般国民にとっては戦争開始も終結も国の一方的な都合で「降ってわいた災難」でしたから「戦争終結」は内心歓迎されていたでしょう。(もっとも被占領国になってうれしい訳もなく、これは苦しみからの「解放」を歓迎する、という意味だけです) そして、これも広島長崎の被爆者への同情やそういう結果を引き起こした無差別兵器を使用したアメリカを非難しながら、やはり内心では自分の身や自分の身内にそういった悲劇がふりかからなかったことを感謝したことでしょう。 お尋ねの部分の回答には程遠い内容ですがいかがでしょうか。 アメリカが京都に原爆を落とさなかった理由を知っていますか? 戦争勝利を予想したアメリカは、勝利後の賠償請求で、京都にある文化財を賠償として日本に出させる意図があったからです。 巷間、アメリカ軍にいた知日派軍人が「日本国の文化財を守るため」に上層部に進言したという一種の「美談」が戦後流布され、今だにそれを信じているひともいるという有名な話です。しかしこれが意図的に捏造された「美談」であることは昭和50年代に公開された戦後資料のなかで明らかにされました。 つまり、アメリカは自分に都合のいいように戦争を終結させるために「核兵器」を使用したということです。それ以外の理由は全て「後付け」となります。
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- eroero1919
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>核爆弾を落とし、いち早く終結したかった理由 それは当然のことです。どこの国の誰だって、戦争は早く終わらせたいと思っています。広島に原爆が落とされたのは1945年8月7日ですが、それに先立つ1945年5月にドイツが降伏してヨーロッパ戦争が終結しています。 アメリカ人やイギリス人はヨーロッパを中心にモノを考えますから極東アジアという「辺境の地の戦争」なんかはもうさっさと終えたいと思っていたのです。 ではなぜあれほど非人道的兵器を使ったのか。それは現代の私たちは広島や長崎の惨状を知っているから「原爆は非人道的兵器」とわかっています。でも、当時は誰も使ったところを見たことがない(実験は当然人のいないところで行われた)のですから、「規模の大きな普通の爆弾」くらいの感覚だったと思います。 また、当時はアメリカでも人種差別が当然となっていた時代です。黒人が公民権運動を行ったのは戦後の1960年代になってからです。当時は、黒人と白人が座る場所も別々にされるような差別が平然と行われていて、それを当然と考える人たちが多くいました。 だから、白人の彼らにとって日本人は「半分人類」の存在だったのです。現在、膨大な数の野良犬が保健所で処分されていますが、私たちはたいして心を痛めません。よほどの愛犬家でもない限り「可哀相だな」でオシマイです。でも同じ数の人間が薬物で殺されているとなったらこれは虐殺以外の何物でもありません。 それと同じことだったのです。しかも、太平洋戦争は日本が「卑怯なだまし討ち」から始めた戦争だとアメリカ人は認識しています。それで膨大な民間人が死んだとしてもアメリカ人からすれば「自業自得」に過ぎないのです。 現代のアメリカでも、日本に留学して広島の惨状を知ったアメリカ人が帰国してアメリカの人たちに「いかに原爆は悲惨か」ということを伝えると冷笑する人たちがいるのです。以前テレビで見ましたが、留学生が原爆の惨状を伝えるとバカにした大笑いをして「だって、それは日本人から仕掛けてきた戦争じゃないか。それでこっちに文句を言うのはお門違い」というのです。 またこういったことが知りたければ、戦争や原爆に関する膨大な数の書籍をひとつひとつ丁寧に読むしかありません。「学がないから読めない」のは単なる言い訳です。知りたければ、知る努力が必要です。 ローマは一日にしてならずといいます。今からでも、多くの書籍を手に取ることです。
お礼
わかりませんかね。「皇国興廃此一戦有 各員一層奮励努力」こう喧伝された日本国軍陣の末端までの心を有り様を、前述したことからくみ取りたいのであって、アメ公の話はどうでもいいのです。 私が住んでいる街は、昔米軍基地がありました。戦時中日本軍の飛行場になっていた土地です。私の大先輩である方々は戦後もアメ公を何人も懲らしめました。 「学がない」の言葉には語弊がありました。どうも謙遜するときに使う言葉としては相応しくなかったのかもしれません。
- kyhr1688
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>そして偏らない考えの方だけを探しています。 これは難しいですね。 歴史的事実といっても、それは人間の数だけある価値観とそれぞれの社会が持つ複雑な意図の積み重ねの上に成り立っているものを、主観を持つ後世の人間がまとめているものですから、科学的な答えと同義のものを導くことは不可能ではないでしょうか。 できることといえば、偏った考えの方のモノの含め、全てを自分の中に取り込んだ上で、自分自身が正しい理解をしようと勤めることだけなのではないでしょうか。
補足
私の発想の中にはすでに洗脳というのでしょうか、血とでも云うのでしょうか、すでに極右の思想が混在しております。 祖父は赤尾敏と同士でした。 そう言う意味も含めた「偏りのない考え」上での質問だったのですが、言葉足らずで相すいません。 ご意見は私の心の糧としてこれからの知識の取得のために、大いに役立つ言質として、これからも探求していく所存であります。 本当にありがとうございました。
- benelli
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>何故大東亜戦争はアメリカにとってハーグ条約を無視してでも核爆弾を落とし、いち早く終結したかった理由を知りたいのです。 このご質問に対する教科書一遍通りな模範解答としては「対日本戦にてソ連参戦前に是が非でも降伏させ、戦後処理を有利にするため」です。 とはいっても、当時の人たちそれぞれ個人はいろいろ理由があるようでして。 とあるアメリカ軍人は「せっかく膨大な予算をかけて作った新兵器なのに実戦で使わないのはもったいないから」、とある政治家は「アメリカにはこんなにすごい兵器を所有しているという宣伝のため」核の使用を許諾したわけで。 逆に、非戦闘員以外の無差別攻撃だからと反対した軍人もいますし、かのアインシュタインも対日本戦に使用されたことは痛恨だったと言っていますし。 第二次世界大戦は当時の各先進国がそれぞれ好き勝手な理由により開始され、終了されました。それを考えると、ひとつひとつの事象の理由・目的なんて星の数以上にありますから、その答えの数もありすぎて人類が解明できる範疇を超えているでしょう。 ですから、ご質問に対する答えは”十人十色であり解なし”となります。
補足
ご回答ありがとうございます。 範疇は超えているのかも知れませんが、それでも尚各々の感情ではなく、又教科書ではないものの文献なりを探しています。十人十色は被害者の数だけ有り、340万人とも云われる数だけの感情があるとは思います。 できればそうそういった内容の書籍教えて頂けたら幸いです。
補足
ご回答ありがとうございます。 私はあなたのそういう具体的な解答を得られればと思い、この掲示板に乗せました。 できればそう言った書籍などを紹介されてく存じます。 お手数ですがよろしくお願い申し上げます。