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大東亜戦争の敗因とリーダーの無教養
- 大東亜戦争の敗因のひとつは、リーダーたちの無教養でした。
- リーダーたちの教養不足は、欧米のリベラル・アーツ教育との対比で浮き彫りになります。
- リーダーたちは幕末の武士教育を受けており、リベラル・アーツ教育によって大局観や洞察力、判断力を養っていました。しかし、明治以降の教育では合理的な専門教育が重視され、リーダーの質が低下し、大東亜戦争でも敗北しました。リベラル・アーツ教育を推進し、リーダー育成に注力すべきです。
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仰ることに一理あります。同感です。 けれど、勿論それだけではないにしても 国政を預かる当時の政治家や高級軍人が きちんとした教養を身につけていれば、 最初から戦争は始めなかったでしょうね。 ただ、無教養というわけではないです。 例えばあの戦争を主導した東条英機は 陸軍大学を首席卒業、かなりの博学しかも 人が話したことはずっと記憶していたそう です。なのに判断力はおそまつなようで、 世間的には東条英機を偉人のように扱う 人やTV番組もありますので軽々に判断しては だめだとは思いますが僕のしる限りでは リーダーの資質に欠けていたと思います。 今、日本の学校現場ではリーダーを育てる ということでいろいろな米国式の方法が 降りてきています。それまでの受験にあわせた まるで科挙のような暗記強制が良いとも 思わないけれど、米国式の方法が果たして よいのかどうか疑問です。要はハウツー式 ではなくてゆったりまったりの教育環境の中で あるいは社会環境の中で時間をかけて身に つくものではないでしょうか。 友人との語らい、教師との問答、職場の中で 社会の中ですぐにバッシングを受けるのでは なく、皆が本音を語り合える中で醸成されて くるのではないかと感じます。 昔、ベトナム戦争でアメリカが敗北し数年して アメリカ政府が正式にベトナム政府に謝罪した事 がありました。あのとき米国は偉いなあと感心。 世界一の大国を自認する米国が過ちを認めて謝罪、 絶対に日本はできない(あっ河野談話などあるか) で、当時の米軍は兵士の士気を高めるのに、 ゲーム方式を取り入れ、成果をあげれば昇級や 沖縄での休暇をポイントで与え、麻薬の広がりも 黙認した。他方、南ベトナム解放戦線のような 半ばゲリラ的民兵組織では上官が部下に任務の 困難さと作戦を解説し、全体の中で自分たちの 行動がどう意味をもつかを丁寧に説明したと 当時の本で読んだ記憶があります。考えればスポーツ 指導にも通ずる当たり前のことだけど両者の比較に どれほどの客観性があるのかも僕には自信がないけれど 書かれている内容そのものには十分説得力があった。 「上官が部下に任務の困難さと作戦を解説し、 全体の中で自分たちの行動がどう意味をもつか を丁寧に説明した」こういう行為が日常にあればリーダー は育つのだと思います。 僕の住む地域に維新の会の橋下氏がおられるのだけど 強いリーダーとして打って出て目立ちはしているものの、 彼の手法は常に相手を脅かしながら追い詰めていく、 一緒に考えましょうとはしない思いつき政策なので、 気がついた人から離れていくので「リーダー」ではない のだと思います。蛇足ですみません。
補足
戦前の士官学校では、リベラル・アーツ教育はしていません。 だから、ダメだったんですよ。 今も公務員試験も、専門教育ばかりなんですよ。 だから、ダメなんですよ。 欧米のエリートは、文学や歴史にも通じていて、大局観があり、洞察力があるんですよ。