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「やきもち」「やっかみ」「ねたみ」「そねみ」
私の場合は勝手な思い込みですが 「やきもち」⇒自分の好きな異性などに、他の人などが介入した際にわく感情 「やっかみ」⇒自分と全然関係の無い他人の恋人同士などがイチャイチャしているのを見た際になど湧く感情 このように使い分けています。 質問1. 「やきもち」と「やっかみ」に厳密な意味の違いや、使用するシチュエーションの適否などはあるのでしょうか 質問2. 「やきもち」「やっかみ」「ねたみ」「そねみ」 それぞれに違いはあるのでしょうか
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>質問1. 焼餅←焼く←嫉く/妬く←妬(ねた)む←名痛(ないた)む >自分と全然関係の無い他人の恋人同士などがイチャイチャしているのを見た際になど湧く感情 これは本焼餅に対して岡焼餅のことになります。法界悋気(ほうかいりんき)ともいいます。 「やきもち」の古語は「うわなりねたみ」とされています。 「後妻妬み(うわなりねたみ)」は、もともと「後妻打ち(うわなりうち)=本妻、または捨てられた女の方の者が後妻や新しい愛人方を打つこと」(小学館「古語大辞典」)といった平安時代からの風習に因んでいるのでしょう。 一方、「やっかみ」は一般的な辞書には「やっかむ」という動詞だけが見出し語となっており、関東地方特有の言い方とされています。「焼噛む」と漢字をあてる説もあります。 「やっかむ:羨(うらや)む。嫉(ねた)む。江戸(庄内浜萩)・秋田・山形・新潟県西蒲原郡・福島・関東」(東京堂出版「全国方言辞典」) >質問2. 「ねたむ」から妬く→焼餅を焼くが、また関東表現としてやっかみがあるとして、一方の「そねむ」は、上代から、禁止条件「な…そね」に由来し、「そね」に「嫌」の語をあてて「そねむ/そねぶ」であり、更に平安時代に至っては「憎」「妬」「嫉」「猜」を「そねむ」と訓じているようですが、こちらは「主として男性の作品に用いられる」(小学館「古語大辞典」)とされています。 しいて言えば「ねたみ」には怨嗟・残念が、「やきもち」「やっかみ」にも羨望・未練の色が濃い一方、「そねみ」には嫌悪や敵対心のような反発のトーンがより混じっているようにも取れるでしょう。 それだけに「嫉妬」を「嫉(そね)み・妬(ねた)み」と読めば、まさに愛憎鬩(せめ)ぎ合う煉獄の囚人なのかも知れません。
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どなたも回答をつけておられないので,これまたまったく個人的な感覚でお答えします。 質問1 「やきもち」⇒自分の好きな異性などに、他の人などが介入した際にわく感情:これは歴史的に使われてきた用法で(古い言葉では悋気),今でも同じ意味で男女間のはなしで使われる思います。 「やっかみ」⇒自分と全然関係の無い他人の恋人同士などがイチャイチャしているのを見た際になど湧く感情:必ずしも恋愛と関連する言葉ではないと思います。自分に劣等感を持つ人が,まさっていると思う人に対して抱く反感一般を指すと思います。「いい大学に受かったとたん,親友からもやっかまれた。」 質問2. 「やきもち」「やっかみ」は,まだ穏当なほうではないでしょうか。口をきいてくれないとか,マニキュアの爪でひっかかれるとか。 「ねたみ」になると,下手をすると背後から刺されそうな危険を感じます。(あくまでぼくの語感です) 「そねみ」は,ぼくの50余年の人生で聞いたことがなく,『ケロロ軍曹』のタママ二等兵の形容で初めて知りました。 あまりお役にたてなくて。
お礼
元々この質問は 「皆さんはヤキモチとヤッカミ、どう使い分けていますか」 と質問しようとも思っていたものなので、個人的感覚でお答えいただくのも大歓迎です。 ありがとうございました
お礼
古典の視点からのご解説をいただき、なるほど~と感心してしまいました。 ありがとうございました