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仕入れの仕訳について
★商品の仕入に関する取引 得意先宛の為替手形(引受済)の振出による仕入高\10,000 ---------------------------------------------------------- 答え 借 仕入 \10,000 貸 売掛金 \10,000 ---------------------------------------------------------- どうしても理解できないです ご指南お願いします
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こんにちは 為替手形の概要を説明します。 【為替手形の相関図】 ┌─────[振出人]───┐←────┐ ↓為替手形 ↓支払を依頼 ↑引受 [受取人(指図人)] ←支払── [名宛人(支払人・引受人)] 約束手形は、受取人に対して『金何円お支払いいたします』という 「支払を約束する証券」ですが、 為替手形は、支払人に対して、受取人に『金何円をお支払いください』 と「支払を依頼する証券」です。 一般的には、支払を依頼する相手に対して売掛金、貸付金などの債権 が存在することが前提条件です。 取引上の理由で引き受けることもあるでしょうが、基本的には支払理由 がないのに引き受けてくれるはずありませんので・・ 振出人 ‥ 為替手形を振り出し、"支払を依頼する人" 名宛人(支払人・引受人) ‥ 支払を引き受け、"支払をする人" 受取人(指図人) ‥ "支払を受ける人" 『支払を依頼する証券』ですから、支払人が名宛人になります。 「誰宛に依頼するのか」を考えればわかりますね。 ちなみに約束手形の場合は、『支払を約束する証券』ですから 受取人が名宛人になります。 「誰宛に約束するのか」を考えればわかりますね。 ここは紛らわしいので注意しましょう。 また、受取人を指図(指定)しないと誰宛に支払をするのかわかりま せんので、受取人を指図(指定)します。 従って受取人を指図人と呼びます。 さて、本題に入ります。 >得意先宛の為替手形(引受済)の振出による仕入高\10,000 上記の文章から、2つの事実がわかります。 1.10,000円の仕入を行った。 仮に仕入先をAとします。 2.為替手形を振り出して代金支払を行った。 為替手形は、『支払を依頼する証券』でしたね。 では、誰に対して支払を依頼したのかというと、得意先です。 仮にBとします。 得意先(B)宛ての為替手形(引受済み) ここでは、売掛金があるという一文は記載されていませんが、 為替手形の問題としては、売掛金があるというのが前提になります。 売掛金でない場合は問題に指示があると思います。 整理すると、得意先(B)に当社は売掛金(またはその他の理由)があり、 その代金回収の代わりに仕入先(A)に支払うように依頼した訳です。 得意先B 支払→ 当社 支払→ 仕入先A という流れを どのみち、仕入先Aに支払うのだから、 得意先B 支払→ 仕入先Aとしている訳です。 ┌────[当 社]───┐←────┐ │ 振出人 │ │ ↓為替手形 ↓支払を依頼 ↑引受 [仕入先A ] ←──支払───[得意先B] 受取人(指図人) 名宛人(支払人・引受人) 振出人の仕訳(当社) 【借】仕入※2 10,000 /【貸】売掛金※1 10,000 支払人の仕訳(得意先B) 【借】買掛金※1 10,000 /【貸】支払手形※3 10,000 受取人の仕訳(仕入先A) 【借】受取手形※3 10,000 /【貸】売上※2 10,000 ※1 当社(振出人)は、仕入先A(受取人)に対する仕入代金の支払 のため、得意先B(支払人)に対して仕入先Aに支払いするよう に依頼しています。 その代わりに当社は得意先Bに対する売掛金を減少し、得意先B は買掛金を減少します。 ※当社は得意先Bに対して売掛金があるという前提は問題には 書かれていませんが、何も指示がなければ売掛金があると 判断します。 ※2 当社は仕入れを行ったのですから、仕入を計上します。 また、仕入先Aからみると売上ですから、売上を計上します。 ※3 仕入先Aは代金の回収として為替手形をもらっているので "受取手形"を増加します。 支払を依頼された得意先Bは、当社に対する買掛金の支払の 『代わりに』に、仕入先Aに対する手形での支払義務が発生 しますので支払手形を増加します。 以上、長くなりましたが不明な点があれば補足してください。 ご参考まで
補足
明日試験なので本当にうれしいです 実は今まで考えてました 感謝します ありがとう