簿記3級・再振替のタイミングについて
簿記3級・第四問の模擬問題で出題された問題です。
<問題文>
次の資料にもとづいて、答案用紙の試算表(一部)に適切な金額または語句を記入しなさい。
・当期は平成4年10月1日から平成5年9月30日までの1年である。
・前期の開店以来、毎期2月1日に向こう1年分の店舗貸借料として¥24,000を現金で支払っている。
・前期の8月1日に期間3年で¥600,000を銀行から借り入れ、利息は利率年4%で
毎期7月31日に過去1年分として現金で支払っている。
以上の問題文で、「期首試算表」と「決算整理前残高試算表」に、前払家賃・未払利息・支払家賃・支払利息を記入する問題です。
<解答>
決算整理前残高試算表------期首試算表‐‐‐‐‐‐‐
借方----勘定科目‐‐-貸方
8,000--‐‐前払家賃---(空欄)
(空欄)--未払家賃‐‐-4,000
(空欄)--支払家賃---(空欄)
(空欄)--支払利息---(空欄)
借方----勘定科目‐‐-貸方
(空欄)--前払家賃---(空欄)
(空欄)--未払利息---(空欄)
32,000--支払家賃---(空欄)
20,000--支払利息---(空欄)
以上です。
<私が書いた不正解だった解答>
私は、「期首試算表」に、「前払家賃 8,000/支払家賃 8,000」「支払利息 4,000/未払利息 4,000」を再振替したものを記入してしまいました。
つまり、以下↓のような期首試算表になったということです。
------期首試算表‐‐‐‐‐‐‐
借方----勘定科目‐‐-貸方
(空欄)‐‐前払家賃---8,000*
4,000*--‐‐未払家賃‐‐-(空欄)
(空欄)--支払家賃---(空欄)
(空欄)--支払利息---(空欄)
そして、期首試算表で、再振替してしまっているので決算整理前残高試算表は以下↓のようなものになってしまいました。
---決算整理前残高試算表‐‐‐
借方----勘定科目‐‐-貸方
(空欄)‐‐前払家賃---(空欄)
(空欄)‐‐未払家賃‐‐-(空欄)
24,000*--‐支払家賃---(空欄)
(空欄)--支払利息--‐24,000*
です。
*がついている部分が不正解部分です。
<以下、質問内容です>
この不正解は、ひとえに再振替のタイミングを見誤ったことが原因です。(前払家賃や未払利息の金額は自力で正解できましたので)
再振替というのは期首にやるものだと思い、「期首試算表」にも再振替した状態のものを書き込んだのですが、解答を参照したら、再振替は、「期首試算表」ではなされておらず、「決算整理前残高試算表」で再振替の処理がされていました。
再振替をいつ行えばいいか、に関して理解が不足しているようです。
なぜ、「期首試算表」ではなく「決算整理前残高試算表」で再振替を行うのでしょうか?
「期首試算表」には再振替したものは記入しない、ということをどう判断すればよいのでしょうか?
大変恐縮ではございますが、知識をお持ちの方、ご教授ください。
よろしく御願い致します。
お礼
ありがとうございます。