大阪のリアス式海岸の謎
家庭教師先の小学6年生が、不思議なことを言います。
「リアス式海岸の代表は?」
と聞く度に 「大阪」 と答えるのです。私としては 「三陸海岸南部・若狭湾・志摩半島」などと答えて欲しいのですが、この子は、
「だって、学校で、地図も見ながら、『大阪港』 がリアス式海岸だって習った!」
と主張するのですが、「それは一般的には『変』な解答だよ」 と指摘して良いものかどうか悩んでいます。
数ヶ月の間に3度目の同じやり取りがあったので、「前にも言ったけど、一般的には、大阪のことはリアス式と言わないよ」 と注意したのですが、
「テストにも出た!」
と言っています。そこで私も、よっぽど何か、そう誤解させる事実があったのだろうと思い、地図を開いて調べました。わかりませんでした。
「大阪港」というからには、普通は 大阪市の北港・南港を指します。しかし、本人が
「大阪湾」 を 「大阪港」 と勘違いしている可能性
はあります。もしその子が聞いたのが大阪港で正しいとすると、学校の先生が、舞洲(まいしま)・夢洲(ゆめしま)などの人工島を指して、「指が何本も飛び出たような地形になっているでしょう? これをリアスと言うんだよ」 と教えているのでしょうか?
それとも、大阪の古地図か何かを持ち出して、八百八橋 と呼ばれた頃の大阪は 島 だらけですから、溺れ谷 と見なして、リアスだと断言したのでしょうか。
何せテストに出すと言うのは尋常ではありませんし、そんなウソをつくとも思えませんから、私としては、なぜそんなことを学校で教えたのか、ぜひ謎解きをしたいと思います。そして、「それは間違いだから忘れなさい!」 と自信を持って言えるか、学校の先生の言うことも一理ある、と認めるか、すっきりしたいです。
なお、その子に「そのテスト問題を見せて」と要求するのは困難と思われます。
お知恵を拝借願います。
お礼
回答ありがとうございます! なるほど、やっぱり潟湖や砂嘴なのですね。 そしてローヌ川ですか、なるほど、言われてみればフランスとイタリアの国境あたりに大きな川がありますね、見落としていました。 新たに疑問がわいてきたのですが、規模としては世界全体で見ればさほど大きくないものなのですかね? 見た感じ日本の潟湖や砂州・砂嘴よりかなり大きく思えるのですが……。