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行政力と政治力
ある政治家の品評で、 「この国には行政力と政治力をあわせもつ政治家はいませんから」 とありました。 行政力と政治力の違いは何でしょう? 私の理解では、乱暴に言えば、 行政力が「官僚的な処理能力」で、 政治力が「社会のルール作り」と 理解してました。 ご存知でしたら教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
政治力とは意思決定力です。 民主主義の意思決定は、議会の多数決ですから、政治力は議会での 多数形成能力といえます。 その能力要素にはかつては金の力があったり、ポスト配分力が中心 でした。最近は世論形成を通じて議員に働きかける能力も重視されて いますが、いろいろな力が複合されて、最終的には信任される力で しょう。 行政力とは実施・遂行能力でしょう。 実施、遂行するためには、広く情報を集め、いくつかのシナリオから 最善の計画を立て、必要な制度、予算を確保して、実施実現する 能力が必要です。これは、あらゆる場面で利害関係者を説得してゆく わけですから優れた論理構成力が必要です。 ただし、政治家の行政力とは本人のそうした能力ではなく優れた 実施遂行能力のある人間に統制の元で働いてもらうということで しょう。 日本の政治ジャーナリズムは政治力(=意思決定能力)を金権力とか 多数派工作とか非常に矮小化したイメージに閉じ込め、自分たちの 都合のいい大衆人気にすり替えてきたため、本来あるべき政治力という ものが成熟してこなかったのではないかと感じています。 その点で、アメリカの大統領選挙は、最善かどうかはわかりませんが 最高の意思決定能力者を選出するための有効な手続きだと感じます。
その他の回答 (3)
#2さんとほぼ同じだと思いますが、 三権分立のことを言われているのではないでしょうか。 「立法、行政、司法」 権限としては独立していますが「立法と行政」は特に密接に絡み合っていますので、双方を詳しく知り具体的な政策を立てられる人がいないと言っているのではないでしょうか。
- dog-fly
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法の作成能力 意思決定でしょうか??
行政力というのは比較的はっきりした言葉だと思います。司法。立法以外の国政の一面で、法に従って国を運営していく力量でしょうか。政治家としてこの面の力といえばやはり配下の官僚をうまく使って仕事を進める力だと思います。 政治力というのはこれに対して少なからず幅広く、3権のうち立法を含めることもあるでしょうが、それ以上に全体の国の(外交も含めた)活動について、未来への視野も含めた広い観点から組織をうまく動かす能力のことをいうのではないでしょうか。
お礼
丁寧に説明いただき誠にありがとうございました! 質問があいまいすぎましたね。 どのような視点で、どの角度で、どの立場で、という部分が抜けておりました。
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