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「直需」の意味を教えてください
お世話になります。 「直需(ちょくじゅ)」という言葉について 辞書で調べても全然出てこないので、 こちらで質問させて頂きました。 ご回答宜しくお願いします。
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ビジネス用語で営業形態の一種です。 「需」とは「(買い)求める事」。売り視点から言うと「直販」ですね。 営業形態に「ルート」「直需」「特販」があり、「直需」とは 「卸や店頭を通さない流通を指します。 1.ルート(店売りとも言います) 「メーカー→代理店→卸→販売店→消費者」という店頭販売品では 一般的な流通形態。 代理店や卸業者が地域ごとの流通量を読むことで、メーカーは規格品を 安く作る事に専念できます。 2.直需 代理店や卸を通さない流通形態。 例えば ・特注品(受注生産のパソコンや車) ・専用部品(DS用の液晶パネルは「シャープ→任天堂」の直需です) ・通販(書籍卸のAmazon→一般消費者) メリットは ・特注品はユーザーのニーズにきめ細かく対応できる ・専用部品は卸を通さない事で「伝言ゲーム」を避けて速く、シビアな スペック、コストの折衝が出来る ・通販は店を使わない分安く売れる 事です。 3.特販 商品企画を顧客にプレゼンして受注する等、型にはまらない営業。 例)電器メーカーが日清食品に懸賞用の『カップヌードル型ラジオ』の 企画を提案する これらを分けるのはサプライヤー側の営業マンに求められる資質が違うからです。 ・ルートの場合は流通の市場予測を正しく引き出す能力。 ・直需の場合は商品や技術に関する深い知識。 ・特販の場合は魅力的なプレゼンをする能力。 が重要になります。
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- gootaroh
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「需要」は視点により様々に分類されます。例えば、「官公需・民需」(税金かどうか)、「軍需・民需」(軍事かどうか)、「内需・外需」(国内かどうか)などが挙げられます。 これらのほか「受注形態」による分類があり、これを「直需・間需」といいます。もっとも、民間企業内の経営管理における分類ですので、余り一般的な言葉ではないことから、国語辞典には掲載されていないのでしょう。 多分、民間企業内で「官公需・民需」に倣い「直接需要・間接需要」の略として用いられたのだと思います。(ただ、「直接需要・間接需要」というのは、分野によっては固有の意味を持つ専門用語の場合がありますので、要注意です。例:マクロ経済学における経済波及効果の計算など) 「直需」とは、エンドユーザーがその企業に直接発注することです。逆に企業側からみれば、代理店や特約店を通さず直接受注・納品することです。民間企業の中には「直需部」を設置するところがありますが、これはエンドユーザーからの直接受注を取り扱う部署のことです。なお、「エンドユーザー」は一般消費者に限りません。商品が業務用であれば、それを使用する企業や現場のプロたちも「エンドユーザー」です。 これに派生してエンドユーザーそのものを指すこともあります。言ってみれば「直接の需要者」の略というところでしょうか。 対義語である「間需」の使用例は余りありませんが、水道管カルテル事件についての東京高裁判決を報じた新聞記事(抜粋)をご紹介します。(回答に無関係の固有名詞は伏せます。) ~~~~~~~~~ 水道管やガス管に使われるダクタイル鋳鉄管市場を巡るヤミカルテル事件で、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪に問われたK社など3社と、1996、97年度の市場分割(シェア)協定に関与したとされる営業担当幹部10被告に対して、東京高裁は23日、いずれも有罪判決を言い渡した。(中略) 判決理由でT裁判長はシェア調整の対象となっていたダクタイル鋳鉄管は「上下水道や都市ガスの配管などに用いられ、国民生活と密接で協定の影響は極めて大きい」と指摘。そのうえで、地方自治体から直接受注を受ける【直需市場】のみならず、全体の8割を占める工事の請負業者から特約店を通じて受注する【間需市場】もあわせ市場全体で「自由な受注競争を制限していた」と認定した。(後略)(2000年2月23日付け 朝日新聞夕刊) ~~~~~~~~~
お礼
ありがとうございました。
- keirimas
- ベストアンサー率28% (1119/3993)
「特別需要」の略としての「特需」という言葉があるように 「直接需要(者)」の略としての「直需」と推測します。 「直接的な需要者」つまり「エンドユーザー、末端利用者、一般使用者」というほどの意味だと思います。 (日本語として熟しているわけではないので、辞書にのっている言葉ではありません)
お礼
ありがとうございました。
お礼
分かり易く、参考になりました。ありがとうございました。