- ベストアンサー
なぜ大学ばかり増えるのか。
教育論の話になると「大学が多い」という意見が出ます。 いったいどれくらい多いのかは知りませんが、小中高に ついて「多い」という話は聞いたことがありません。 以前大学の規制緩和で学部新設が簡単にできるようになった ような話は聞いたことがあります。この少子化の時代でも 新設校や新設学部に関するニュースも聞きます。 しかし同様の話を小中高ではあまり聞いたことがありません。 なぜ大学ばかりが増えるのでしょうか? それとも私が知らないだけで小中高でも新設校などが増えている のでしょうか?
- みんなの回答 (12)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
小学校、中学校、高校は、ほぼ100%の子供が入学します。 もともとそれだけ学校があるので 増やしても仕方がないのです。 しかし、大学の場合は異なります。 本来、大学は入りたければ誰でも入っていいものではありません。 大学に入学する人は、 大学の科目を完璧に履修するのを目的にするべきですし、 完璧に履修するには、それなりの学力が必要です。 しかし、最近は少子化で大学の定員割れが起こっている大学があります。 そして、そういう大学は概ね三流以下です。 そういう大学は、潰れてしまえばいいのですが、 そうなると職員が困るので生き残りを考えます。 たくさんの生徒を受け入れてお金にしようと思うので、 新しい学科を新設するのです。 そして、従来なら大学に入れない学力しか持ってないような、 本来、大学に入ってはいけないような人が大学に入学し、 卒業して、大卒の価値を下げています。 大学は浪人して入るぐらいで丁度よかったのです。 選ばなければ浪人しないで誰でも大学に入れ、 それでも定員が余る三流大学のある現状は、 大学余りの状態なのです。 20年前は出願倍率が三流でも5倍はありましたが、 その頃が大学に入学する価値としては丁度いいと思います。 誰でも入れる大学に入るぐらいなら 高卒で就職するほうがマシだと私は思います。
その他の回答 (11)
- potachie
- ベストアンサー率31% (1065/3387)
「大学が多い」というのは、間違いだと思いますよ。 確かに800大学近くあるので、通常の感覚で「多い」というのはカンタンですが、日本は、OECD参加国の中で大学進学率ではほぼ最下位です。いまだに高校生の半数以上は高等教育である大学に進学をしていません。 また、高校生が大学進学をしない理由のトップは学力の問題、ほぼ同数が学費の問題です。 大学に進学を希望している高校生は8割近くおり、この値は、お隣の韓国や中国の実際の大学進学率にほぼ届いている状況です。 大学が多いのではなく、学力的、金銭的に進学できない高校生がまだまだ多いんです。不幸な高校生を減らす方法は2つあります。 ひとつは、大学に行きたい高校生のサポートをきちんと行う社会を作ること。 ひとつは、種々の理由で高等教育まで行けない子どもまで高校に行かせる教育制度を見直すことです。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- 1
- 2
お礼
ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。