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エアレーション
お世話になります。 タイトルの通りエアレーションについて教えてください。 どの程度の量(?)が適切なのでしょうか。 水槽は60cmで今のところ魚は合計15匹ほど、水草の量は多くありません。 現在ポンプは水心SSPP-7Sを使用していますが、これはご存知の通り吐出量の調節ができませんので、出るままに出しています。 CO2なら、1秒○滴などの目安をよく見聞きするので分かりやすいのですが。 また、吐出量の調節が本体ではできませんが、その他に調節の方法ってありますでしょうか。洗濯バサミでエアチューブを挟んでみましたが、効果はなく、本体に悪影響がないのかとも思い、今はやめています。 もう一つ、エアストーンはいぶき18φ丸を使用していますが、吐出量が多すぎるのか、泡が大きく水槽の周りがはねた水で結構ぬれてしまいます。 これは防ぎようがないのでしょうか。 以上、ご教示いただけますでしょうか。 宜しくお願いします。
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- s2190
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溶存酸素濃度は、主に水温と大気中の酸素分圧(濃度)で決定されます。(ヘンリーの法則) 但し、一般には空気中の酸素濃度は一定ですから、水温のみに依存します。 (水草の量やCO2添加有無については、考慮していません。) 飽和溶存酸素濃度とは、その水温における大気中の酸素濃度との平衡濃度となります。 ですから、魚が水中の酸素を消費すれば、平衡関係を保つため(熱力学的に)大気から酸 素が供給されます。 (大気中の酸素量>>>水中の酸素量→量的に足りなくなることは無いです。) しかし、溶存速度も考えなければなりませんから、過密飼育のような飼育数が多くて酸素 消費が早い場合、酸素供給が間に合わない事もあり得ますので、その時はエアレーション で生じる泡で“水面の表面積を大きくして”酸素供給を早めてあげる、ということになり ます。 魚は5mg/L以上、バクテリアは2mg/L以上必要。 比較的30℃の高水温時においても飽和溶存酸素濃度は約7.5mg/Lと不足すること はありません。 ですから、通常の飼育環境では酸素が不足し、魚が酸欠になるようなことはほとんどあり ません。 反対に、エアレーションしたとしても、この飽和濃度以上に酸素が溶け込むこともありま せん。 この飽和濃度値は、水中の塩類などの不純物量によって小さくなりますので、定期的な水 換えは大切なこととなります。 それと夏場は、水温が高いと飽和溶存酸素濃度も低くなりますから、魚の酸欠を抑えるた めにはエアレーションよりも水温を下げる方が効果が得られます。
- x530
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ご質問の回答のとしてマズ、溶存酸素量(Dissolved Oxygen=DO)についての説明をいたします。 観賞魚飼育に必要な溶存酸素は、5mg/L以上、濾過バクテリアが活発に活動するためには2mg/L以上が必要です。 純水におけるDO値は以下のとおりです。 15℃のときDO=9.76mg/L 20℃のときDO=8.84mg/L 25℃のときDO=8.11mg/L 30℃のときDO=7.53mg/L 以上のとおり、DO値は、高水温ほど減少する困った性質があります。 参考資料:4ページ目 http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/learning/gakusyuDA/bunseki/riyou05.pdf また、観賞魚飼育水は、純水と異なり様々な物質が溶解しているため上記のDO値よりも溶存酸素量は少なくなります。 > どの程度の量(?)が適切なのでしょうか。 ・最低必要量は上記の説明の通りです。 実際のエアリング量は、個々の飼育環境(水質と水温、水圧)が大きく関わるため、明言することは出来ません。 ですが、エア量は多めに溶かし込む方が生体飼育には良いことには間違いありません。 では、どのようすれば酸素の溶解度を高める事が可能になるのか。 そして、その方法は。 1・出来るだけ細かな気泡を作る。(細かい気泡のエアストーンを使用する) 2・エアストーンは水深の出来るだけ深い部分に設置して、気泡に水圧をかける。(高水圧→良く解ける) 3・マメな換水で、出来るだけ清水を心がける。 > 現在ポンプは水心SSPP-7Sを使用していますが、これはご存知の通り吐出量の調節ができませんので、出るままに出しています。 ・エアクランプをチューブに挟むことにより、コックよりもエア吐出し量の微調整が簡単に行えます。 http://store13.charm.jp/netlink/rent/chanet/shopping.php?code=51908&img=2&100= 酸素は、実は水に解けにくい気体です。 水心SSPP-7Sの吐出し量は2000cc/分です。 DO値の計算方法は、大変面倒くさいので割愛しますが、60cm水槽だと、冬場ならば半分程度にエア量を絞っても問題ありません。 しかし、酷暑期に水温が34℃程度まで上昇する飼育環境だと仮定すると、SSPP-7Sの吐出し量は2000cc/分では供給酸素量が不足する可能性があります。 もしも、酷暑期に高水温になる飼育環境の場合、ワンランク上のエアポンプをオススメします。
お礼
いつも丁寧なご説明ありがとうございます。 いろいろと参考にさせていただきます。
- s2190
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ショップに行けば、↓のようなコックが売ってますので、これで調節してください。 http://www.a-forest.jp/product_info.php/products_id/2251 エアレーションはゆる~くでも良いですよ。 余程の過密飼育や夏場の高水温でなければ魚が酸欠になるようなことはありません。 飼育魚が小型魚で60cm水槽に15匹でしたら不要なくらいです。 (金魚ってことはないですよね。) お好みのエアー量で構わないです。 もしも、これで魚が鼻上げしたり、油膜が張るようなことがあればエアー量を上げてい く、ということで良いですよ。 ただ、エアレーションをする上で完全に水跳ねを無くすというのは難しいので、水跳ね を無くしたい、というのであれば水槽にガラス蓋をされるのが一番効果がありますよ。
お礼
ありがとうございました。 やっぱり水撥ねはフタしかないんでしょうかね。 参考にさせていただきます。
お礼
丁寧なご説明ありがとうございました。