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「~かV」「~のかV」について
こんにちは。初めて質問します。 現在、日本語ボランティアをしているのですが、先日「~かV」「~のかV」について聞かれて困ってしまいました。 例えば、、、 「(彼が)今日何時にくるか 分からない」 「(彼が)今日何時にくる の か分からない」 この「の」は何ですか?という質問でした。 力不足ながら自分で調べてみてはみたんですが、 結局はっきりした答えがみつからず、ご意見などいただければ幸いです。 (個人的には、「~のだ」が関係しているのではないか、と思っています。) ☆「なぜ~」が入る文、例えば、「(彼が)なぜ来なかったのか分からない」などだと、「なぜ」と「~のか」の相性がいいので、「~のかV」が来るのが普通だと認識していますが、どうでしょうか。 あわせてご意見をお願いします。
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- kzsIV
- ベストアンサー率53% (238/446)
早く行くがいいぞ。 早く行くのがいいよ。 早く行くほうがいいね。 「行く」はすべて連体形です。 「行く が いい ぞ」の場合は動詞「行く」が連体形となって、体言と同じように働きます(準体といいます)。500年前ごろに当たり前に使われた表現で「現代語に直訳すると「行クコト ノ 良イコト (ナノダ)」という感じの言い回しです。そのころから動詞・形容詞の連体形と終止形は同じ形になってしまい、終止なのか準体なのか区別しにくくなったため、300年前ごろから準体の場合は連体形の直後に「ン」とか「の」かいう音を挿入するようになり、それが文法上完全に「形式名詞」になったものを、多くの文法家は「準体助詞」と呼んでいます。 「来るのは2時か3時かわからない」 というように、「か」は体言を承けます。従って 「何時に来る か わからない」 の「来る」は準体用法です。「来るの」と、大きな意味の違いはありません。日本語を使い続けてきた人にも、その違いがわからないのですから、初心の人にその違いを習得させる必要はないと思います。「ほとんど違いはない」で結構ですし、それでも納得しないようでしたら、古い形と新しい形と説明して間違いではありません。 「(個人的には、「~のだ」が関係しているのではないか、と思っています。)」という感性こそが、日本語を使い続けてきた人の感性です。 「もう君はいないのか」「いないのだ」「いないのよ」「いないのね」「いないのさ」「いないのではないか」「いないのです」「いないのは何で?」「いないので悲しい」「いないのが悲しい」……すべて 淵源は一つです。「の」は用言を体言化する形式名詞、「だ」は体言を用言化する助動詞です。特定の文脈で繰り返し使われることによって意味の違いが生じます。「いないか」と「いないのか」は今のところ大きな意味の違いにはなっていません。
- bakansky
- ベストアンサー率48% (3502/7245)
どちらも意味は変わらないのではないでしょうか。 「くるか」の k の音が、硬い音感があるので、「の」を入れると柔かく聞こえる、という効果もあるかもしれません。 文法的には「準体助詞」と呼ばれるもので、「《連体形について用言を体言の資格にたたせる》もの。こと」と辞書(角川書店、久松・佐藤『国語辞典』)にはありました。 辞書の説明もむつかしくて、私には理解するのが容易ではありません。 英語で He can't help doing it. といっても He can't help but do it. といっても、意味が同じです。 He can't help ... までは同じなんだから、どちらかひとつの表現だけあればいいじゃないかと言われても、どちらも間違いでないんだから仕方ありません。 が、それでは答えにならないでしょうから、私なりに考えると、「の」は、英語で関係代名詞というのでしょうか、that というのがありますね。 the girl that he loves の場合の that は、省略されることもある。 この that のような感じにも思えます。 I don't know whether he will come or not. の whether に相当するとすると、位置が似ているので分かり易いかも、です。 日本語の場合は、この whether に相当する「の」を省略することもできるのだ、という説明ではどうでしょうか。 素人考えで思い付くままを書いたので、不適切な面がありましたら、ご容赦下さい。
お礼
お返事遅くなってすみません!新しい観点で勉強になります。ありがとうございました!!
お礼
専門的なコメントありがとうございます!「準体助詞」についてもっと調べてみます。ありがとうございました!