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鋼の高温酸化について
このカテゴリーでの質問では無いかもしれませんが・・・ 鋼というか純鉄を900度に熱し急冷したときに出る酸化スケール その成分は外殻から、Fe2O3,Fe3O4,FeO、Feという風に出来るで合っていますか? またそれらが出来るとその鉄は元の純鉄とどのように異なる性質を持つのでしょうか? 硬度、伝導性、融点、剥離性、防錆性で答えてもらえるとうれしいです。
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カテゴリーはここで大丈夫だと思います。 元金属屋ですが、焼入れは専門外で詳しくないので、分かる 範囲でお答えします。 純鉄は材料としてなじみがないのですが、状態図を調べれば 900℃ではオーステナイトになっているので焼入れは可能の ようですね。 まず酸化スケールの順番ですが、すみませんが知見が ありません。他の方の回答をお待ち下さい。 硬度 元の純鉄はフェライト、焼入れ後はマルテンサイトと組織が 違い、酸化スケールがなくても硬さは増しています。 剥離しない酸化スケールなら、鉄より硬いかもしれませんが それより鉄自身の硬化の方が大きいでしょう。 余談ですが、学術的には「硬度」は定義できず、「硬さ」が 正しい用語です。 (「硬度測定」ではなく)「硬さ試験」の結果から得られます。 伝導性 電導性、伝熱性とも、酸化スケールの分、低下するでしょう。 融点 酸化スケールの融点は高いかもしれませんが、現実問題として 熱を遮断することはないでしょうから、酸化スケールの有無で 融点は変わらないと思います。 剥離性 純鉄の剥離性? 意味が分かりません。 防錆性 酸化スケールのでき方次第だと思います。 すみませんが知見がありません。