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褐虫藻とサンゴについて
こんにちは、サンゴについて調べてみましたら、ウィキペディアですが、褐虫藻という生物がサンゴの生態に深く関わっていることを知りました。褐虫藻も調べてみると、ウィキペディア冒頭で、 「大きさは、約10マイクロメートル。黄あるいは褐色をしている。 共生状態では球形をしているが、宿主から単離した場合、卵形に変化し鞭毛を用いて泳ぐことが確認されている。 光合成をおこない、余剰の生産物を宿主に渡すと考えられている。」 とありました。非常に面白い生物のようですが、同時にどういった生物なのかが分からず、教えてください。疑問は、 1)動物? 植物? 2)単細胞? 多細胞? 3)光合成の行って得た生産物をいったいどうやって宿主に渡すのでしょうか? というのもそもそも褐虫藻は宿主の細胞内部に入り込んでいるのでしょうか? それとも表面に漂っている様子で生産物の受け渡しは宿主の細胞壁・膜を介して行われるのでしょうか? それとも生産物は通常の食事と同じく宿主が食べて消化するのでしょうか? 色々と質問をしてしまいましたが、どうぞよろしくお願いします。
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お邪魔します。wacky4様の通りです。ついでに ここをご覧になると、よいのでは? http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol5No3/TJB200603SE1.html 原生動物が植物藻を捕食し、そのまま共生した形です。 3)については、 宿主動物→共生藻への無機塩類は拡散でよいでしょうが, 逆は,エンドサイトーシスやチャネルなど関わってきます。 ただ,上記サイトの不十分な共生関係においては, エンドサイトーシス&エクソサイトーシスの可能性 は高そうです。 ちなみに,光合成産物を環境に放出することは,植物 一般に見られ,陸上植物では地上では酵母菌を,地下では 放線菌やVA菌根菌など特定種を育成し,用心棒にしてい ます。私たちの粘膜表面の乳酸菌等とおなじです。レタス では,光合成産物の1/3を土中に放出しているといった 文献を見た記憶があります。 ではでは
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- wacky4
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1) 分類の方法にはいくつかあります。以前主流だった2界説によれば,褐虫藻は植物に,現在の主流である5界説によれば,原生生物に分類されます。 2) 単細胞です。 3) 褐虫藻は,宿主の細胞内に共生しており,消化は行われず直接細胞に栄養が移動すると思います。栄養の移動のしかたは,植物細胞の葉緑体から細胞質に移動するのと同じだと思いますが,詳しい移動のしくみはわかりません。