tetoshanさん こんばんは
息子さんが将来会社を起したいとの事ですが、「会社」とはなんですか???一般の話言葉では「今主人は会社に行っています」と言う言い方をしますよね。ここで言う「会社」とは「職場」の事を表しているわけです。法律上は、「会社」とは「法人」だけの事を言います。そして事業を始める方法は、「法人」としての起業以外に「個人事業主」としての起業形態が有ります。
なぜこの様な事を記載しかた解かりますか???それは「法人」と「個人事業主」と言う形態が違えば、税務上しなければならない内容レベルが違うからです。ですから将来息子さんが起業するであろう「会社」と言われているものが、「法人」か「個人事業主」のどちらの形態で行う予定なのか確認する必要があります。
どちらもの形態で有っても最低限現金出納簿・買掛帳・売掛帳等の帳簿を作らないとなりません。これは極端に言ってしまえば今tetoshanさんが記載しているであろう家計簿や子供のころ作った経験が有るであろう小遣い帳とほぼ同じ様な物と考えれば解かり易いでしょう。しかし「現金売り上げ」とか「交通費」・「新聞図書費」と言う正式な科目名で記載しないとならない点が違うだけです。このレベルで良いのであれば、本屋さんに行けば「科目一覧表」的な科目の一覧と内容説明した本が売っていますから、そう言う本を参考にして各種帳簿を作成出来るでしょう。今は手書きで帳簿を付ける人は少なくて弥生の会計等の会計ソフトを使って帳簿記載をする場合が多いかと思います。tetoshanさんの場合は最低でもこのサイトへ質問するだけのPCの知識が有りますから、後はソフトに慣れさえすれば会計ソフトを使っての記帳は可能だと思います。過去に日商簿記2級合格した経験が有る方ですと、現状ほぼ忘れていたとしても帳簿作成する行為をしながら思い出せると思います。
後は息子さんがどの程度まで自力で税務処理を行うつもりが有るかです。最終的な確定申告書やその他の帳票の作成まで自力で行うつもりなのか、税務処理は全て税理士さん任せなのかによって違ってきます。全てを自力でこなしたいと息子さんが考えている場合、個人事業主の場合は日商簿記で言えば3級の知識が必要になります。法人の場合は知識で言えば2級レベルですけど、2級レベルの知識と後は慣れが必要になります。
私の事を言えば、個人事業主で薬局を経営している薬剤師です。開局前に開局後に困らない様に日商簿記3級を取得しました。ただこれだけの知識しか無いのですが、青色申告の決算報告書を含めて全て自力でこなしています。ですから息子さんがもし「個人事業主」と言う形態での起業を考えているなら、日商簿記3級レベルの知識が有れば誰でも確定申告の全てをこなす事が可能です。したがってtetoshanさんが色々な事をする中で過去勉強したことを思い出す事・日商簿記3級レベルの勉強をし直す事で、「確定申告の事はお母さんに任せてね」と言える様になるかと思います。
もし息子さんが「法人」で起業する場合は、知識レベルだけ言えば日商簿記2級レベル有れば良い事になるのですが、色々難しい事もあるの当初慣れて確定申告作業を全てご自身で行えるとなるまでは税理士さんに依頼する方が良いでしょう。この場合でも全てを税理士さんに依頼すると税理士報酬が高価になってしまいますから、帳簿付け位はご自身でこなしたい所です。そして確定申告時の各種帳票作成だけを依頼すれば、より経費のかけない低額で済ます事が可能だと思います。
以上を総合すれば、最低でも日商簿記3級レベルの知識が有ればtetoshanさんが息子さんのお手伝い出来ると思います。
以上何かの参考になれば幸いです。
お礼
詳しいアドバイスをありがとうございます。大変参考になりました。「法人」で起業するのか「個人事業主」にするのか詳しい事はまだわかりませんが、起業の仕方でまた違ってくるという事なのですね。とりあえず参考書を購入し、どの程度思い出せるか自分で勉強しその後、通信教育や講習などを考えたいと思います。