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熟語の構成の簡単な見分け方

路傍、濫獲、佳境は前の字が後ろの字を装飾するそうですが、 懸命、造幣、忍苦は後ろの字が前の字の目的語だそうですが 違いが分かりません。 簡単な見分け方在りませんか。例えば不、無、未、非が頭に付くと 意味が反対に属するの様に。 命、幣は名詞なのに苦は名詞では無い。でも同じ枠に括られる。 路傍、濫獲、佳境は何故同じ仲間になるのか。 簡単に分かりやすい見分け方教えて下さい。

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回答No.1

熟語二文字を別々にして、漢字のそれぞれの意味をとってから 熟語になったときの意味を文にして 照らし合わせてみると分かりやすいかと思いますよ。 「路(みち)」+「傍(かたわら)」=「路傍(みちのかたわら)」 「濫(みだり)」+「獲(とる)」=「濫獲(みだりにとる)」 「佳(よい)」+「境(ありさま)」=「佳境(よいありさま)」 前の字が後の字を装飾している関係の熟語では、このように 熟語の順通りに文を作って読めます。 順通りに読める熟語には他に主語-述語の関係をもったものがあります。 「雷(かみなり)」+「鳴(なる)」=「雷鳴(かみなりがなる)」 のようにです。 この場合、文にして読んだときに接続詞が「が」か「は」になります。 一方後の字が目的語になっている場合は 「懸(かける)」+「命(いのち)」=「懸命(いのちをかける)」 「造(つくる)」+「幣(おかね)」=「造幣(おかねをつくる)」 「忍(しのぶ)」+「苦(くるしみ)」=「忍苦(くるしみをしのぶ)」 このように、熟語の文字を逆にしないと文章になりません。また 「就(つく)」+「職(しごと)」=「就職(しごとにつく)」 のように、後の字が補語になっているものも 一括りにされている場合が多いです。 文にしたときにの接続詞が「に」になっていることにご注意下さい。 目的語なら「を」、補語なら「に」。そして共に逆順です。 どちらにしても漢字の意味が分からなければこの方法は使えません。 漢字の知識が増えれば構成も自ずと見えてきます。頑張って下さい。

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