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世界恐慌前後の主要国の関税率の変化について
はじめて質問します。よろしくお願いします。 1929年の世界恐慌以降、イギリス、フランス、アメリカなどの国々が、自国市場を守るために高い関税をかけたとされています。 実際に、どれくらいの関税がかけられたのか、また、世界恐慌の前後でと比較した時にどれくらいの変化があったのか、具体的な関税率を知りたいのです。 (関税率は、商品によっても違うのでしょうが、工業製品にかけられたものの平均が分かると一番いいです) いくつか本をあたってみたのですが、具体的な数字にふれているものはほとんどありませんでした。 ご存知のかた、ご教授ください。 また、関連する本を紹介していただけると助かります。
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国立公文書館アジア歴史資料センター http://www.jacar.go.jp/ キーワードを変えて検索を試みますと、 工業製品限定ではありませんが、例えば、 下記のような記録が見つかります。 ◇件名標題:各国関税負担率調(1928年~1932年) [階層]国立公文書館>財務省>財務省>昭和財政史資料>第4号> 昭和財政史資料第4号第80冊 [レファレンスコード]A08072342900[年代域]昭和9年1月[画像数]7 http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_A08072342900 <4/7>主要各國関税負担率一覧(總輸入品関税負担率) ※※1928年-1929-1930-1931-1932 日本(6.9%-6.6%-7.3%-9.0%-7.6%)、 英吉利(10.1%-9.9%-11.6%-15.2%-23.1%)、 米國(13.3%-13.5%-14.8%-17.8%-19.1%)、 獨逸(8.1%-7.8%-11.2%-16.0%-24.8%)、 佛蘭西(6.9%-7.9%-8.7%-13.9%-17.8%)、 伊太利(11.8%-11.3%-15.5%-20.7%-29.3%)、 支那(3.9%-8.5%-10.4%-14.1%-14.5%)など ほかにも、例えば、 ◇件名標題:英国における関税問題の経過及新関税の内容について7 (昭和7年10月7日現在) [階層]国立公文書館>財務省>財務省>昭和財政史資料 >第4号>昭和財政史資料第4号第78冊 [レファレンスコード}A08072341000[画像数]156 http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_A08072341000 など「昭和財政史資料第4号」に集中しているようですが、 「第4号」だけでも229冊あるようですから、 御時間が許せば御自身で試されれば、新たな発見が有るかも知れません~~ 以上 少しでも問題解決の糸口に繋がれば幸いです^^
お礼
早速のご回答、ありがとうございました。 丁寧にまとめていただいて、本当にありがとうございます。 やはり、全ての輸入品にかけられた関税を平均すると、思ったほど劇的な変化ではないんですね。 各国の高関税政策というのは、基本的には工業製品にかけられたものを指すのでしょうね。 アジ歴のサイトの存在は知っていましたが、全文検索できることは知りませんでした。 とても勉強になりました。