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血縁は遠ければ遠いほど良いですか?

何かで知ったのですが子供は父と母の血縁が遠ければ遠いほど優秀・健康な確率が高いという話がありましたが本当ですか? もしこの話が本当なら日本人なら日本の裏側のブラジル人が最適ですか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.5

「近親婚」では遺伝子がホモになりやすく, したがってすべての形質が強調されやすくなる. 「すぐれた形質を持つ集団」における近親婚は「すぐれた形質」が子供に伝わりやすくなり, 同様に「劣った形質」も伝わりやすくなる. サラブレッドでもこの 2つの効果があるため, インブリードとかアウトブリードとかで (ある意味) 調節してます. 遺伝的な違いでは, まず「アフリカから出て行った人」と「アフリカに残った人」の違いが大きい.

daisaku-i
質問者

お礼

>「すぐれた形質を持つ集団」における近親婚は「すぐれた形質」が子供に伝わりやすくなり, 同様に「劣った形質」も伝わりやすくなる. う~ん、これは怖いですね。 >遺伝的な違いでは, まず「アフリカから出て行った人」と「アフリカに残った人」の違いが大きい. 太古の話だと思いますが大変重要な事だと思いました。人種の大きな境目なのでしょうか、大変勉強になりました。 御回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

noname#160718
noname#160718
回答No.4

 誤解による拡大解釈、というやつでしょうね。  要点は血縁が近いほど、ある遺伝子がホモ接合する確率が高くなる、ということです。  人間は誰でも平均して7個くらいの「致死的遺伝子」を持っている、と言われています。しかし致死的な遺伝病になる確率がとても低いのは、ほとんどの致死的遺伝子が劣性遺伝子であるため劣性ホモ、すなわち[aa]にならなければ、その致死的遺伝子が発現することがないからです。  血縁が遠ければ同じ致死的遺伝子を持っている確率は非常に低くなりますから、ほとんどの人は致死的遺伝子を[Aa]の形で持っているわけです。  しかし血縁が近い相手と子供を作れば、「同じ致死的遺伝子」を療法が持っている確率は高くなります。  単純化して説明すると、貴方が持っているある致死的遺伝子は父親から受け継いだ遺伝子だとします。貴方はその遺伝子を[Aa]の形で持っているので発病することはありません。  一方、貴方に妹がいるとします。この妹が貴方と同じ致死的遺伝子を父親から受け継いでいる確率は1/2です。この場合も妹は[Aa]なので発病することはありません。  しかし貴方と妹(共に[Aa])が子供を作れば、1/4の確率で[aa]の子供が生まれてしまいます。その子は無事に生まれてくることができないか、生まれてきても若くして死ぬことになるでしょう。  実際は、致死的遺伝子がこんな単純劣性遺伝で遺伝するものではないので話はいくばくか複雑になりますが、家畜の世界だと近交係数が高いので、このような遺伝病は多々知られています。  というようなことなので、「血縁が遠ければ遠いほど致死的な遺伝病になる確率が低くなる」というのとは少し違います。  なぜならある程度以上離れた血縁では、「同じ致死的遺伝子」を夫婦共に持つ確率はとてつもなく低くなり、比べるほどでもなくなるからです。  例えば貴方がある致死的遺伝子を持っているとして、貴方の兄弟と両親が同じ致死的遺伝子を持っている確率は1/2です(つまり両親のどちらから来た遺伝子か判明していないので)。  すると叔父さん叔母さんが同じ遺伝子を持っている確率は1/4になり、従兄弟が持っている確率は1/8になります。  と言う具合に血縁が1つ離れる毎に1/2ずつ確率が減少していきますので、生涯に作る子供の数を考えると、割と近い血縁でも確率的にはほぼ問題ない数値まで確率が落ちてしまうということです。  つまり、「血縁が遠いほど、特定の病気になる可能性が低い」というのも正確な表現とは言えないわけです。ある程度以上離れた血縁ではもはや有意な差はありませんから。  正しくは、「血縁が近いほど、特定の病気になる可能性が高い」でしょう。  優秀かどうかという話も同様です。  致死的遺伝子の代わりに「優秀な遺伝子」というものを考えれば、あとは同じことです。  つまり「優れた形質は血縁が近いほど受け継がれる可能性が高い」です。  ということなので、「父と母の血縁が遠ければ遠いほど優秀・健康な確率が高い」という話は、少なくとも部分的には"真っ赤なウソ"ということになります。  そもそも他の方も指摘されているように、何を持って優秀・健康だというのも定義できるようでできないですから。  それともうひとつ。  血縁と地理的な距離は必ずしも一致しません。  現在のアメリカやブラジルは多種多様な人種が住んでいますが、ネイティブアメリカンや南米人は、私達アジア人と遺伝的には非常に近縁です。  むしろアフリカンやヨーロッパ人の方が遺伝的には遠いですね。  いずれにしろ、貴方が持っているある特定の遺伝子(優秀な遺伝子であれ致死的な遺伝子であれ)と同じ遺伝子を持つ確率は、特に親戚でもない貴方の隣の家に住む人とブラジルあるいはアフリカに住む人では、ほとんどの場合で有意な差はないでしょう。

daisaku-i
質問者

お礼

> むしろアフリカンやヨーロッパ人の方が遺伝的には遠いですね。 こちらの方に是非積極的にアプローチしたいと思いました。 御回答ありがとうございました。

  • j_chan
  • ベストアンサー率50% (5/10)
回答No.3

健康については、“血縁が遠いほど、特定の病気になる可能性が低い”という表現が、より正確だと思います。 近親交配や劣性遺伝などのキーワードで調べたら、詳しくわかりますよ。 優秀については、何を以て優秀とするのかにもよりますが、No.2さんの回答のように、むしろ近親婚の方が“優秀”さをもたらす素因(遺伝子)が子孫に色濃く受け継がれて行く可能性が高いのではないでしょうか。 一般的に不利とされる表現系(病気)が、ある特定の環境では生存に有利(優秀)だったりもします(マラリアと鎌状赤血球の例など)ので、一概には言えないと思います。

daisaku-i
質問者

お礼

>健康については、“血縁が遠いほど、特定の病気になる可能性が低い”という表現が、より正確だと思います。 大変勉強になりました。健康の部分では正しい確率が高いのですね。 御回答ありがとうございました。

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.2

そうとも限らないのではないかと思います。今から40年以上前に秋田県の阿仁川の支流に渓流釣りに行きまして、湯ノ沢温泉という一軒宿のような宿に宿泊しました。(今はどうなっているか知りません)その際に囲炉裏を囲みながら酒の肴に、古老から阿仁川沿い?(私が当時推測しただけです)にある平家の落人部落の話をお聞きしました。その部落は明治までは外部とほとんど交渉を持たなかったのですが、美男・美女で聡明な人が多いことで有名な部落だったそうです。しかし、明治以降、嫁の貰い手や嫁にいきてが多く、今や普通の部落になったといったお話でした。 先祖が劣性の悪質な遺伝子を持たなければ、上記の話は近親婚は決して悪いわけではないと言うことを実証しているのではないかと思います。古老の話の阿仁川近くの平家の落人部落とは具体的にどこなのかご存じの方はご教示いただきたいと思います。

daisaku-i
質問者

お礼

秋田美人もルーツにアゼルバイジャンの遺伝子に似たものがあるという噂を聞きました。秋田とロシアは昔から交易があってそこから出来たのではないか?という説もありこれはアウトブリードの可能性がありますね。 御回答ありがとうございました。

  • Dxak
  • ベストアンサー率34% (510/1465)
回答No.1

不謹慎ながら・・・競走馬の例を出して^^; インブリード - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89 アウトブリード - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89 「インブリード」が、近親交配 「アウトブリード」が、異系交配 一般的には、「インブリード」は、良質な劣性遺伝子、悪質な劣性遺伝子が、それぞれ強調されることがあり、悪質な劣性遺伝子が、致命的なことになることもあるので、基本的にはね 遠ければ、良いのか?となると、そうともね 遺伝子同士の相性と言うものもあると言う話、その話が「アウトブリード」のあたりで、説明があるよ で、日本人は、誰と?って言うのは・・・競走馬じゃないから、統計のしようが無いんじゃない? もう少し遺伝子工学が進めば、そのあたりは解析されるのかもしれませんけどね

daisaku-i
質問者

お礼

>「インブリード」が、近親交配 こちらは本当に怖いですね、子供が可哀想です。 御回答ありがとうございました。

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